Diary 2007. 3
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3月11日 (日)  「たかやん議員日記」2007.第70弾!  3月11日(日)

「たかやん議員日記」2007.第70弾!  3月11日(日)

選友
「せんゆう」と言っても、戦友ではない。選友、つまり選挙仲間の事務所開きに川越まで行った。僕には3つ上の従兄がいて、彼は今いくつかの選挙で「選挙事務局」をやっている。前回の統一地方選では17の選挙を掛け持ちして、勝率が8割近かったという凄い従兄なのだが・・・・僕は、その従兄のはるちゃんと一緒にけいすけの家に向ったのだった。

応援団
けいすけの応援団は40名近くもいた。これにはもうびっくり!2年間駅頭をやっていただけのことはある。4年間、自分の主張を市民に配布していただけのことはある。議会の傍聴に欠かさず行っただけのことはある。40人近い人間が座りきれなくて、立っている人がいるくらい人が集まったのだから驚きだ。そして応援団の質がまた素晴らしいのだ。みんなが「いいオーラ」を持っているのだ。僕らは1時過ぎに集合して、夜の8時半過ぎまで、そのオーラ達と語りに語ったのだった。

落選
僕は7年前の選挙で落選した。今思うと、落選して当然だし、落選して本当によかった。それを教えてくれたのが、従兄のはるちゃんだった。「ともや、お前落選してもちゃんとお礼をしたか?」「お礼?だって、誰が入れてくれたか全くわからないよ。」「馬鹿野郎!」
はるちゃんは激怒した。「選挙をなめるな!」「有権者をなめるな!」僕は最初の選挙の時、本当に何もしなかったのだ。
僕は選管に電話をした。「立候補することを誰かに電話してもいいですか?」「駄目です。それは事前運動です。」「話をするのはいいですか?」「駄目です。それも事前運動です。選挙運動ができるのは、1週間だけです。」「はあ、そうですか・・・」学校の先生っていうのは学校という社会しか知らない訳で、しかも選挙運動には関与してはいけないことになっているので、選挙のイロハも知らなかったのだ。だから、選管の言うとおりに僕は告示日から電話をかけはじめたのだった。お金をかけるのはどうしても嫌だったから、ポスターは作らず、公選葉書も作らず、選挙カーは使わず、拡声器も使わない・・・そして駅にも立たなかったのだから、今思えば気が狂っている。かけたお金は9000円少し・・・24票差での落選。あれで当選していたら・・・そう考えると鳥肌が立ってくる。立候補者が汗をかかない選挙は負けて当たり前。負けなくてはいけないのだ。選挙はみんなが必死でやるのが前提だ。僕はあの落選で本当にたくさんのことを学んだ。そして今回は川越や、草加や港区や渋谷区の選挙で、市議選、県議選、都知事選、区長選でたくさんのことを学ぶだろう。選挙は恐い。議会で発言している人が、寝ている人に負けることもあるから・・・。それでも有権者は見ていると思う。仕事をしている人としていない人を、しっかりと見ていると思うのだ。

一般質問
明日から一般質問が始まる。1番バッターは大応援団が傍聴に来る平八さん。いつも一番というのは凄いと思う。いつも最終日の僕にはとてもできる芸当ではない。いよいよ、3月議会も後半戦である。  たかやん



3月12日 (月)  「たかやん議員日記」2007.第71弾!  3月12日(月)

「たかやん議員日記」2007.第71弾!  3月12日(月)

黒目川
お袋との散歩で今日一日がスタートした。黒目川は今日も水位が低く、水量が少なく感じた。ゴミを出して、家の前の公園の掃除をしていると洗濯物を干していた女性が「おはようございまーす!」と笑顔で挨拶してくれた。「今日もついてる!」そう思った。そして家に帰ってパソコンのスイッチを入れると・・・・友達から楽しいメールがきていた。

「たかやん。黒目川にはサギが5、6羽いるようです。いままで1羽しかいない、なんか寂しいなーと思っていたので仲間がいて本当によかったです 2、ある人が黒目川ぞいを歩いていたら向こうから犬が来た、でも犬にしては変な顔をしてるなーと思いながらすれちがった、ハッとして振り向いたらたぬきのしっぽが見えたそうです。私もたぬきとすれちがってみたい!」
僕はこのメールを読んで大笑いしたのだった。やっぱり、今日はついている。

平八さん
僕は平八さんが好きで、よく平八さんの肩を揉ませてもらう。何故って、好きだからしょうがない。考えていることは全く違うし、会派も違う。でも昔から好きなのだ。さて、その平八さんが今日の一般質問で・・・・
事件が起きたのは9時54分。平八さんが通告書を読み上げていた。「給食費の滞納が・・・・この財政難の時に・・・・」その時、星川さんが「関係ないじゃない!」と野次を飛ばしたのだ。「黙ってろ!」「俺が読んでんだ!」「通告書に書いてあるんだ!」どうやら平八さんは野次られて、通告書のどこを読んでいるのかわからなくなってしまったらしい。怒った平八さんは、その後の質問でも市長の答弁に噛み付き、議場はシーンとなったのだった。
今日は平八さんの応援団が沢山きていて、その応援団の前での野次だったので、平八さんも頭にきたのだろう・・・。野次られて平気な人と、駄目な人がいるのだ。

昼休み
幸弘、善保、大佑、そして文さん・・・気がつくと「刷新の会」のメンバーが全員、「語る会」の控え室にいた。それで違和感がないから面白い。僕も二つの部屋を自由に行ったり来たりしている・・・・。

カサジ
我が家の奥さんは、笠原さんの教え子。1年生の時の担任が笠原先生だった。だから奥さんは笠原さんのことを「カサジ」と呼ぶ。五中時代のあだなである。僕も時々、面と向って「カサジ!」と呼ぶことがある。だけど今日の一般質問を聞いて、そんなに馴れ馴れしく呼んでいいのかなあと思った。いやあ・・・凄い人だ。15時40分、今度はカサジが吠えた!カサジの質問に対する執行部の答弁はいただけなかった。(それはないでしょ・・・)と思う答弁が多かった。僕もああいう質問をしてみたいが、まず無理だから・・・・僕流でやるしかない。寝ている人が起きるような質問をしたいなあ・・・・たかやん


3月13日 (火)  「たかやん議員日記」2007.第72弾!  3月13日(火)

「たかやん議員日記」2007.第72弾!  3月13日(火)

6時過ぎ
空の可愛い寝息で目が覚めた。このまま大きくならなくてもいいぞ・・・と一瞬だけ思った。少なくてもゆっくり、ゆっくり時間が過ぎていって欲しい。そんなことを考えていた。

笑顔
今朝は出掛けに色々あって家を出たのが遅かった。必死になって自転車をこいで・・・市役所に入ると、素敵な笑顔が二つ・・・・「おはようございまーす!」今日もついている。

陽子
今日の一般質問は石島議員から始まった。工藤議員が県議選の為に辞めてしまったので、「新座民報」の責任者になり、「毎晩1時過ぎです・・・」といつも辛そうだ。30年前に担任だった僕としては、やはり心配な訳で・・・先輩議員なのだが、心の中で(がんばれ!)と応援している自分がいた。

昼休み
ロジャースに買い物に行き、帰りにふれあいルームでバレーボールをした。子どもたちはいつの間にかバレーボールにはまったらしく・・・デコピンにも慣れたようだった。

会議録検索システム
ちょっと時間があったので、新座市議会会議録検索システムでこの3年間の発言回数を調べてみた。どういう訳だか保坂さんの発言がカウントされてないので、正しいものではないのだが、市議会の雰囲気は少し伝わると思う。
何といっても発言が多いのは星川さんで、僕の2倍以上の発言は凄いというか、完敗というか・・・委員長をやっている人たちは「委員長報告」があるので、他の人より多いのは当たり前。その委員長を越えて発言しているのだから・・・怪物である。
僕は新人では断トツなものの、前半訳が分からず登壇できなかったことが響いている。この3月議会ではかなり発言する予定なので、何とか工藤さんのところまではいきたい。議会は発言するところ。市民の思いを議場でどれだけ語れるか・・・それが議員の仕事だと僕は思っている。

   順位 発言回数 名前 所属政党 ○印は新人      
1 64 星川 革新    
2 62 笠原 共産   建設委員長
3 58 朝賀 共産    
4 54 小鹿 共産   建設委員長
5 45 亀田 公明   文教、厚生委員長
6 43 田中 民主   厚生委員長
7 42 工藤 共産    
8 33 石島 共産    
9 31 邑 語る会 ○  
10 30 中田 自民   総務委員長
11 26 嶋野 自民   総務委員長
12 22 並木平八 自民    
13 20 平松 刷新 ○  
14 19 川上 公明    
15 19 滝本 公明    
16 19 加藤 民主   文教委員長
17 18 白井 公明 ○  
18 16 細田 公明 ○  
19 16 小川 自民   議運委員長
20 14 森田 自民    
21 13 北村 公明 ○  
22 11 尾崎 自民   議運委員長
23 10 平野 自民 ○  
24 10 羽根 民主 ○  
25 9 並木傑 自民   議長
26 7 小池 自民    
27 7 三村 自民   議長
28 4 古沢 公明    
29 3 小糸 自民    
*敬称略 最大会派政和会ではわかりずらいので、自民党とした。本当に無所属なのは、邑・平松・星川の3人だけということだ。さ、あと3回の議会でこの数字がどう変化していくのだろう・・・。         たかやん


3月14日 (水)  「たかやん議員日記」2007.第73弾!  3月14日(水)

「たかやん議員日記」2007.第73弾!  3月14日(水)

ノーカーデー
誰が決めたか、今日はノーカーデー。市の職員は車で出勤しないことになっている日なのだが・・・自転車や徒歩で出勤している議員は少ないと思う。星川、平松、邑の3人くらいか・・・特別職臨時職員だって、市の職員なのに!なんて思う人はいないのかなあ・・・・まいっか、人のことは・・・。今日も爽やかにチャリで登庁したたかやんであった。だは。

財政部
昨日は財政課長のHさんに色々と講義をしてもらった。幸弘と二人で疑問に思ったことをいくつかぶつけてみたのだ。Hさんの話は分かり易かった。二人で納得・・・財政は面白い。そう思った。
そして今朝は財政部長のEさんに質問をした。そして財政部のTさんに資料を作って頂いた。彼女は忙しいのに、時間を作って仕事をしてくれた。僕は益々財政部ファンになったのだった。

委員会の会議録
一人会派になると、委員会の会議録を全部読まなくてはいけなくなる。というか、一人じゃあないときも、本当は全部に目を通す必要があったのだと思う。今日は建設委員会と厚生委員会の会議録に燃えた。僕が参加したことのない委員会だからだ。文教と総務は大体つかめたが、厚生と建設は未知の世界。市政全体のことを考えるには、4つの常任委員会で何が話されたかを知る必要があるのだ。会議録は午後に配られた。

数時間かけ、誰が何を発言したのか・・・詳しく読んでいたから、結構勉強になった。あの会議録も検索システムで見ることができたらいいのに・・・・。市民は自分が選んだ議員が、本会議や委員会でどういう発言をしたのか知る権利があると思うから・・・。

3日目
議場が暑く、眠くなるのは分かるのだが・・・・眠ってしまっては、質問している人、それに答えている人、そして選んでくれた人に失礼だと僕は思う。市民のみなさんはどう思っているのだろう・・・。

今日は同じ新人の白井さんの質問がなかなかよかった。傍聴人も多かったし、質問も大分慣れてきた感じで・・・・。僕も彼を見習って、もう少し大きな声で話してみるかなあ・・・。いやいや、やはり自分のペースでやろう。

卒業式
今日は少し早く終わったので、新座中に寄ってみた。校長の松江先生に会いたくなったのだ。彼女は高校の先輩で、五中、六中でも先輩。校長室に入って行くと・・・相変わらず綺麗な先輩が笑顔で僕を迎えてくれた。
「明日卒業式だから・・・・」と忙しそうな松江先生。「ああ、そっかあ・・そうだよねー。最近議会カレンダーで動いているからなあ・・・・」

喧嘩
「昔は喧嘩もしたわよね?」「そうでしたっけ?」「ほら、掃除のことで・・・」「ああ、そんなこともありましたねえ・・・」
松江さんは3年2組の担任で、僕は2年1組の担任だった。松江先生は掃除をさぼった3年2組の男の子達を職員室に正座させて、こんこんと説教をし、彼らが文句を言おうものならぶっ飛ばす勢いで怒るくらい、掃除に燃えていた。ところが僕のクラスの2年1組の学級目標が「教室が汚かったら、掃除すべえ・・綺麗だったら、やめんべえ・・・」そんな内容だったのだ。それを見た清掃担当の松江先生と千田先生が激怒して・・・僕は僕で「いいじゃないっすか、汚かったらやるんだから・・・」と先輩達に喧嘩を売って・・・実際、僕のクラスは学年で一番綺麗だったのだが、松江先生にはその目標が我慢できなかったらしく・・・・。みんなの前で派手にやりあったのだった。


だけど、僕は松江先生が大好きで・・・ちょっと憧れに似た気持ちだったから、悪戯もやった訳で・・・。松江先生が両生類や爬虫類に弱いのを知っていたので・・ある日、死んだ蛙を紙袋に入れて、松江先生の机の上にポンと置いておいたのだ。暫くして・・・・・「ギャーッ!」というこの世のものとは思えない悲鳴が職員室中に響き渡り・・・・半分、失神しそうな松江先生に僕は必死で謝ったのだが・・・・(ほら、小学生の時に好きな女の子に意地悪する男の子みたいな、そんな気持ちかな?)松江先生は暫く本気で怒っていたなあ・・。それがまた可愛らしかったのだが・・・。


校長室をでると、昔の同僚だったM先生とバッタリ。彼女は僕の英語の先生でもあり、僕の妹のような存在でもあった。優しくて直ぐに泣いてしまうのだが、生徒を思う気持ちは誰よりも強くて・・・「明日はまた泣くんだろう」と僕が言うと「もう今日泣いちゃった」と苦笑いしていた。明日は卒業式・・・6つの中学校で、先生も子ども達もたくさんの涙を流すのだろう。僕も一緒に泣きたいけど、明日の一般質問は星川・中田・小池・平松(敬称略)という豪華メンバー。議場で泣かせてもらいましょ・・・。     たかやん



3月15日 (木)  「たかやん議員日記」2007.第74弾!  3月15日(木)

「たかやん議員日記」2007.第74弾!  3月15日(木)

6時
今朝は色々やることがあって、6時から机に向った。こんなにも仕事が溜まっていたのね・・・2時間ぶっ通しで頑張った。

卒業式
車検でカルディナがいなくなった。代車が来るのを待っていたら、すっかり遅くなってしまい、ダッシュで坂道を登った。そして六中の前を通りかかると・・・卒業式の看板がでていて・・・僕は体育館の前の先生達に声をかけたのだった。

川越市では卒業式の日は議会が休会らしい。僕は卒業式を土日にすることを提案する。授業日を二日延ばすことに何の支障があるというのだ・・・。保護者のことを考えても、土日がベストだと思う。


余りにも自転車をこぎすぎて、おまけに控え室でトレーニングをしたものだから、もう汗だく。暫く半袖・短パンでいたのだった。

嵐の予感・・・・
今日は星川さんの一般質問で始まった。壇上の水を飲んだだけで、「あー!」と、うるさいおじさん達。いつも星川さんの野次にやられるから、そういう時にやりかえしているのかも・・・・。

勇さん
それは午後に起こった。勇さんが共産党のビラを取り出して、通告にない質問をしはじめたのだ。そして尾崎議員の問題では市長・助役をはじめ、数人の議員の名前を挙げ、色々といい始めた訳で・・・「休憩!」の声がかかり、結局勇さんは「発言の取り消しをお願いします」と壇上で言った訳で・・・・今回は議運まではいかなかったけど、危うく夜の議会に突入するところだった。

大型事業
今日も大型事業のことで財政部に質問にいった。財政課長のHさんの説明で数字の意味は直ぐに分かったのだが・・・・数字の意味が分かれば、分かるほど、新座の将来が心配になってくるのだ。

一般質問
僕は原稿を書かない・・・。壇上にノートは持っていくが、ノートに原稿は書いてない。多少のメモや数字は書いてあるが・・・・この3年間の経験でノートに通告書のコピー貼るようにしている。そうすると再質問の時が楽なのだ。だから、自分でも何を喋るか分からない。壇上で正面を見て、勝手に口が動いてくるという訳だ。明日はどんな質問になるのだろう。兎に角、市民の代表として質問をしよう。少しでも我が新座市がよくなるように・・・     たかやん


3月16日 (金)  「たかやん議員日記」2007.第75弾!  3月16日(金)

「たかやん議員日記」2007.第75弾!  3月16日(金)

散歩日和
6時過ぎに起きると曇り空だった。膠原病の母さんには“散歩日和”な訳で・・・「散歩行こうか。」「行く」ということになり、二人で黒目川に出かけた。途中で“ポン太”という可愛いワンちゃんと会って、いつものように頭を撫でた。頭のいい犬で、僕のことはもう完全に覚えてしまったらしい・・・。そして教え子の正義が見えて、「おーい!まさよしー!」と僕は駆けていったのだった。正義は六中のテニス部の卒業生。1年生の時に担任をした。高校生になって勉強に目覚め、早稲田を目指すが轟沈。僕の兄貴と同じ成蹊大に合格したのだが、どうしても早稲田に行きたくて・・・成蹊を退学。そして新堀の塾に通うようになって、早稲田に入ったという男だ。気合が入っているというか、一徹というか・・・その正義も、もう社会人。今朝も正義に会えて「ついてる、ついてる」。

傍聴
今日の最初は幸弘の一般質問。僕はその次だったので、資料を用意したり、話を聞いたり・・・前の日に、「幸弘が11時まで質問するだろ?」「そうだね、11時だね」「それで休憩が入って・・・」「入るね」「それで俺の一回目の質問で昼食休憩だね」「そうなるかな」と話していた通りに・・・予定通りに時間は過ぎていった。
予定通りじゃなかったのは傍聴人の数。どこから現れたのか、全く知らない女性たちが団体で傍聴席に座り・・・僕はちょっとドキドキしたのだった。

野次
今日は三村さんの野次が凄かった。僕にとって三村さんという人は「議長」というイメージが強い。緊張で固まっている僕をいつも後ろの議長席で応援してくれていた大先輩。それが僕の三村さんのイメージなのだ。おまけに三村さんは北海道の出身。会派は違っても、尊敬する議員の一人な訳で・・・・
不思議なもので、三村さんから野次られると、ちょっと嬉しいのだ。僕を認めてくれているというか、こんな新人を相手にしてくれているというか・・・・そんな訳で、野次られるたびに三村さんの方を見ながら話をしてしまったのだった。

自己採点
原稿がないということは、いいこともあるが、言うはずのことを忘れることもある。今日は口が勝手に動き出し・・・言うはずのことをかなり忘れてしまった。そもそもあの25分という時間がいけない訳で、市政を語るなら最低でも1時間は欲しいところだ。いや、新座の教育と財政を語るのなら3時間くらいは必要かも知れない。という訳で、今日の自己採点は30点。質問の項目が、今回も多すぎた。6月議会は「教育」だけに絞るか・・・・
どうやら教育長は僕のことが嫌いらしい。僕は新座の学校をよくしたいと思って、持論を展開しているだけなのだが・・・その内、僕の気持ちが通じる日も来るだろう。新座を本気で愛する人であれば、必ず分かるはずだ。

四天王
新座市議会の四天王は須田、笠原、星川、田中だと僕は思っている。それくらい、彼ら4人は自分の言葉で話をする。市長が少し有利なところは、答弁には時間制限がないところだ。市長は議員の5分の質問に30分の答弁をして切り返すこともできる。持ち時間がフリーなのだ。さて、この4人が、時間制限なしで論争したらどうなるだろう・・・一度聞いてみたいと思う。そして、できることならこの四天王の輪の中に、僕も参加したい。そう思っている。須田市長は頭の回転が速い。そして笑顔が素敵である。笠原さんの話にはいつも説得力がある。話し方も堂々としている。星川さんは何にでもいちゃもんをつけ、言葉はきついが、他の人では真似ができないパワーと優しさを持っている。田中さんは、「市長候補」と今日須田さんに言われていたが、26歳の時からやっているだけに新座の市政を知り尽くしているところがある。本気になって戦う時のパワーは並大抵ではない。今の僕ではまだまだ彼らの域には遠い。もっと、もっと壇上で野次られるようにならないと四天王の仲間には入れないだろう・・・・。      たかやん


3月17日 (土)  「たかやん議員日記」2007.第76弾!  3月17日(土)

「たかやん議員日記」2007.第76弾!  3月17日(土)

休日
何だか久し振りの休日という感じ・・・・夕方から塾で仕事だったが、それ以外は完全に自由時間。空と遊んだり、三人で買い物に行ったり・・・

議会報告
赤旗の日曜版にはいつものように「新座民報」が挟まっていた。工藤さんが辞めてから、陽子が頑張って編集しているらしい。議会の様子を一番早く市民に伝えているのだから、偉い。僕も負けずに発行しないと・・・・という訳で、今日は3月号の作成に取り掛かった。

一般質問
記憶の新しいうちに金曜日の一般質問の報告をしておこう。
まずは環境問題から。
「僕は観光都市新座構想には反対です。大反対です。理由は・・・市民が望んでいないからです。」僕はそう切り出した。観光という言葉に今、日本中がアレルギー反応を起している。観光という名のもとに、無駄な施設を造り、税金の無駄遣いをして、そして借金を増やしていく・・・日本全国で行われていることだ。須田市長の答弁はこうだった。「邑議員には是非賛成してもらいたい。私の言っている観光は、そういう観光ではないんです。新座市全体をフィールドミュージアムにするという、今までに無い、新しい形の観光なんです。」僕はそれに対して、「ミュージアムというのは博物館や美術館のことですよね。だったら、博物館や美術館がゴミだらけでいいんですか。ゴミを本気で拾ったり、ゴミ箱くらい置きましょうよ。」「緑とせせらぎの街を目指すのならば、林を大切にして、黒目川のゴミを本気で綺麗にしましょうよ」僕はそう言った。
新座市の公園のゴミ箱はどんどん撤去されている。ゴミ箱を置いておくと不法投棄が多いというのが理由だそうだ。僕はゴミ箱の大きさや置く場所によって、不法投棄は減らせると言った。そして一番嫌なのが、子ども達が公園にゴミを捨てていくことに慣れてしまうことなのだ。大人が煙草のポイ捨てをやめない限り、子どもたちはゴミを捨て続けるだろう。そして、そういう子達は大人になって、平気で煙草を道路に捨てていく・・・子どもは大人を見て育つのだ。
この件に関して、一つだけ収穫があった。それは「ボランティアにまかせてばかりいないで、市長が先頭に立って、黒目川ウォーキングをやりましょう。ゴミ袋を持って、歩きましょうよ。僕も一緒にやりますから・・・」という提案に「やりましょう!」と市長が答弁したこと。黒目川は新座市の宝だ。県の管轄だから・・・などと言っている場合ではない。
財政問題
都市計画道路の東久留米志木線と保谷朝霞線は両方とも必要ない。環境にも大マイナスだし、お金がかかりすぎる。無謀な道路建設をやめれば、公民館やコミセンを無料に戻せるではないか・・・そういう質問に、市長の答弁は・・・「東久留米志木線は無駄な道路ではありません。石神地区だけなんです。バスが入ってこれない地区は・・・・」僕はそれに対して「バスが入って来て欲しくない人もたくさんいますよ。」「栗原や野寺だってバスが入って来れないところはたくさんありますよ。そんなことより、栗原や野寺の市民は県道の歩道を整備して欲しいと思っているんです。県にお願いをするなら、そっちのほうが先でしょう。」
東久留米志木線にかかる費用はおよそ50億。今までにつぎ込んだ税金は国庫補助金が8億9400万。(はじめは12億と言っていたのに・・・もう2億以上違う。)一般財源・市債と合わせると19億9933万ということになる。簡単に言うと20億だ。そしてこれからつぎ込もうとしている血税は一般財源・市債合わせて30億5706万ということになる。公民館とコミセンを有料化して結果の市の収入は1618万だから、単純に計算しても189年は無料でやっていけそうだ。しかも20億の借金の利息は3億。つまり東久留米志木線は53億の道路ということになる。1440mの道路が53億ということは1m当たり368万円もする道路だという訳で・・・・こんな道路にお金をかけるから、学校はボロボロになっていくし、市の施設の修繕もできない訳で・・・・市民の税金の使い方が悪すぎると僕は思うのだ。この道路ができて得をする市民がいるだろか・・・・大もうけした一部の人以外は、環境悪化と借金で苦しむことになるのだ。こうして新座の財政はチャンスを一つ失った。リーダー、そして議会の責任は重い・・・・。たかやん



3月18日 (日)  「たかやん議員日記」2007.第77弾!  3月18日(日)

「たかやん議員日記」2007.第77弾!  3月18日(日)

事務所開き
午前10時からよしのり議員の事務所開きがあった。僕は例によってカメラを持って出かけた・・・。僕は民主党でもないし、思想的によしのり議員と近い訳ではない。ただ、彼の熱さが好きなのだ。教育問題を二人で語ると、本当に正反対の主張になったりもする。だけど、それがまたいいのだ。本気で子ども達のことを考えるとき、違う意見があるのは当たり前のことだ。要は本気かどうかということなんだと思う。いくら綺麗な言葉を並べても、本気でなかったら何も感じない。僕はよしのり議員の一ファンとして、事務所開きに参加したのだった。

臭い仲
僕がよしのり議員と初めて会ったのは、議会の前のトイレの中。彼は3000票以上取り、トップ当選した新人議員。僕は最下位にも入れなかった、落選議員候補。その二人がトイレの中で並んだ。すると、よしのり議員がジャージを着た、見知らぬおっさんの僕に「こんにちは!」と笑顔で声をかけてくれたのだ。僕はその笑顔の挨拶で彼のファンになってしまった。それから何度か彼と会ったが・・・いつも話を真剣に聞いてくれた訳で・・・

議会報告
印刷機を持っていない僕は、よしのり議員の事務所でいつも印刷をさせてもらっている。「たかやんの議会報告」は全てよしのり事務所で生まれたものと言ってもいいかも知れない。勿論、紙は自前だし、印刷のインク代は払ってはいるが・・・それでも、どれだけ助かったか分からない。だから、僕は今回の選挙で、出来る限りの応援をするのである。
因みに、今日民主党の議員は一人も来なかった。よしのりは組織ではなく、個人のつながりで戦うということだと思う。

一般質問のつづき
教職員の退職問題
新座市は教師の退職率が高い。この5年間で定年前に退職した教員は48名。そして学期半ばの中途で退職した教員が10名もいる。合計58名。昔は考えられなかったことで、新座の教育環境が子ども達だけではなく、先生達にとっても厳しいものであることをうかがわせる。
資料要求をして、「その資料から何を感じますか」という質問を教育長にしてみたのだが、その答弁は「勧奨退職制度ができてから、やめる人が増えたと思う。」という素っ気無いものだった。資料を見ると、小学校では学年主任をやっていた先生の退職が4割もいる。中間管理職の仕事の厳しさが分かるような気がする。学年の中心の先生達がどんどん抜けていくのだから、学校がおかしくなって当たり前だ。
一方で、中学校の定年前退職は1,2年の担任の先生が多く、3年生の担任を最後までやり通した先生に辞めた人はいない。また3年生の担任なのに、学期半ばで辞めた先生が、この2年間で3人もいる。僕は、そういうことに気付いて欲しかった。市教委で作成した資料なのだから・・・・・。
教育長の答弁は「よほどの理由があったのだろうが、本人の申し出があった以上、やめないでくれとは言えない」という実に人情味のないものだった。言葉の先に子ども達の姿が見えてこないのだ。3年生の子ども達の悲しい姿が教育長にも、校長にも見えていないのだ・・・・・。3年生の担任ができない状態の先生に、無理に担任を押し付けたということも考えられる。兎に角、子ども達が犠牲になってはいけない。本人が申し出たから・・・という理由で、3年生の担任を途中退職させることなど、僕らの常識では考えられない。「学校の常識は社会の非常識」と言われてもしょうがない。僕は資料を見ていたら、先生達の悲鳴が聞えてきた・・・・そして子ども達の悲鳴も・・・。パワハラの匂いを感じる。     たかやん





3月19日 (月)  「たかやん議員日記」2007.第78弾!  3月19日(月)

「たかやん議員日記」2007.第78弾!  3月19日(月)

ついてる!
今朝は早朝に来客があり、ゴミだしに手間取り・・・ダッシュで自転車をこいだ。9時10分過ぎ、市役所の2階にたどり着いたのだが・・・。まだ誰も着ていない。(お!久し振りの一番か?)と思ったのだが、この時間に、どうもおかしい。議会事務局へ行って、「今日ありますよね?」と聞くと、みんなが笑いながら「休会ですよ」という。「そんな馬鹿な。昨日大佑もあるって・・・確認したのに・・・」「議会始まって以来ですね、休会日に間違えてきた議員は・・・」「お弁当まで持って・・」「あらら」「がーん!」そうだ!こういう時こそ、“魔法の言葉”だ。「ついてるなあ」「ああ、ついてる」
10時、「それでは本日の会議はこれまでにとどめ、閉会することにご異議ありませんか?」と僕。「異議あり!」と笑いながらTさん。僕は議会事務局の笑顔に送られて、市役所を後にしたのだった。

観光プラザ
市役所を出て暫く走ってから、僕は何かを感じて引き返した。行き先は“観光プラザ”。観光都市構想に大反対の僕だが、観光推進室のIさんのファンなので、一度見ておきたいと思ったのだ。そして入ってみると・・・明るくて、雰囲気のいい職場がそこにはあった。残念ながらIさんはお休みだったのだが、代わりにMさんが応対をしてくれた。学校でもそうだけど、職場にはそれぞれ空気のようなものがある。観光プラザの空気は、温かくて、爽やかな空気だった。僕の「観光に反対」の立場は変わらないが、「観光プラザ」は応援していこう。学校も市役所も要は人なのだ。人と人が触れ合う場所なのだから・・・僕は、あっという間に“観光プラザファン”になってしまった。開いてる時間があったら、時々言ってみよっと。やっぱり、今日はついていた!

一般質問のつづき
特別支援教育についての質問をした。
“特別支援教育とは、従来の特殊教育の対象の障害だけでなく、LD、ADHD、高機能自閉症を含めて障害のある児童生徒の自立や社会参加に向けて、その一人一人の教育的ニーズを把握して、その持てる力を高め、生活や学習上の困難を改善又は克服するために、適切な教育や指導を通じて必要な支援を行うものである。”
新座市は特別支援教育に年間87万円の予算を組んでいる。ボランティア登録をし、校長が認めた者が校内に入ることを許されるのだが・・・・。
新座市では、今までたくさんの人達が本当の“ボランティア”をしてきた。車椅子の子達の送迎、授業の補助、学習支援・・・そういう人たちは研修もなしに学校に入っていた訳で・・・僕は、ある程度の研修が必要なのではと訴えた。そして一番大切なのは、現場の先生達が“特別支援教育”を理解していることだと思う。ボランティアはボランティアであって、学校はやはり先生主導なのだから・・・。先生達の障害児に対する接し方を見て、子どもたちは学習していく。ボランティアに対する接し方を見て、子ども達もボランティアに対する態度を決めていく・・・・。教育は背中でするものなのだ。僕は出来る限り、新座の特別支援教育に協力していきたいと思っている。勿論、教育委員会にも学校にも協力して・・・・たくさんのボランティア団体とも協力して・・・・

いじめ
前回の議会では新聞報道のせいもあって、いじめ問題に対する質問が溢れていた。今回はいじめに関する質問は殆どなかったのだが、いじめが無くなった訳ではない。子どもたちは毎日、毎日“いじめ”に耐えて、あるいは傍観して、参加して心を傷つけながら生きている。ところが「いじめ対策」となると、殆ど機能していないのが現状だ。具体的な方策がないのだ。僕はアメリカやイギリス、そしてドイツで実際に効果を上げている“いじめ対策”を具体的に提案したのだが・・・・教育長は「さまざまな施策で・・・」と言葉では言うものの、なかなか具体案を示さなかった。学校のいけないところはこういうところなのだ。5年前にやってきたことを今年もやる。だから5年後も同じことを続けていく・・・それでは子ども達がたまらない。いじめは待ってはくれないのだ。
これだけ社会に変化があっても、学校は50年以上も京都・奈良への修学旅行を続けている。学校は変化を好まないのである。子ども達のいじめの質と量は明らかに変化している。その対応策は具体的で、即効性のあるものでなければならない。
「いじめ110番を設置しました」「カウンセラーを配置しました」というのは、何かが起こった時のいい訳のように聞えるのは僕だけではないだろう。現に自殺をしたいくらい辛い思いをしている子達がいるのだから・・・・。

ジャージ
中学校のジャージ問題は根が深い。3中以外は一社の独占なのだ。これは親にとってはたまらないことな訳で・・・。なんにだって適正価格というものがある。新座の中学校のジャージは適正価格の範囲を超えているのだ・・・・。僕は、独占している一社をはずして欲しいと言っているのではない。少なくても3中のように数社が競合する形であるべきではないのかと言っているのだ。そして市教委が各校長に指導をしていることも知っている。市教委の指導がなぜ行き渡らないのか・・・・それこそが問題なのだ。この件に関しては、僕は市教委を全面的にバックアップしたいと思っている。          たかやん


3月20日 (火)  「たかやん議員日記」2007.第79弾!  3月20日(火)

「たかやん議員日記」2007.第79弾!  3月20日(火)

素振り
朝日を浴びながら、何十年か振りで“素振り”をした。自分の影が壁に映り、高校時代に素振りしたことを思い出した。あの頃は、毎晩外灯の影を見ながら、毎晩素振りをしていた。フォアハンド100回、バックハンド100回、フォアボレー100回、バックボレー100回、サービス100回。それがノルマだった・・・・。今朝は全部で50回ほど振っただけ・・・それでも、35年前のことを思い出すのだから、人の記憶というものは凄いものだ。

議運
控え室のドアを開けると、勇さんがいた。「おはようございます!どうしちゃったの?何でこんな早くにいるの?」と僕。「議運だよ。忘れてた?」「オーマイガッ!すっかり忘れてたー!」僕は9時から議運があるということをすっかり忘れていたのだ。その会話は9時5分前のことだったので、僕はジャージのまま会議室へ向ったのだった。

討論
総務常任委員長の報告の後、採決に入った。川越の議会では討論があまりないらしいが、新座は結構やる。圧倒的に反対討論が多いのだが・・・僕は、反対したり、賛成したり、忙しかった。一人会派のいいところは、自分の判断でどうにでもなるというところ。30人全員が、一人会派になったら・・・・もう少し議会も活発になるのではないかと思う。市長提出議案が、賛成討論もなしに全て可決されるのなら、議会の存在理由がない。僕が与党なら、ガンガン賛成討論するのだが・・・・本当に寂しい限りである。選挙運動の時は、みんな元気がいいのだから、議会でももう少し発言して欲しい。

バレーボール
昼休みはバレーボールに燃えた。子ども達とデコピンバレーをやって、汗びっしょりになった。それから総務常任委員会があって・・・どうやら視察は富山と金沢になりそうである。(相手が受け入れなければ駄目になるかも・・・)

お腹がいっぱい?
午後は傍聴もなく、執行部は発言する機会もゼロ。討論をしなければ眠くなるのは当たり前で・・・・この3月議会で最高の睡眠率となった。僕が偉いと思ったのは須田市長。全く喋る機会がないので、つまらなそうな顔をしていたのだが・・・ノートには誰がどういう発言をしたのかが、しっかりとメモされていた。勿論、彼はずっと起きていたし・・・
それに引き換え、議員の方はよく休んでいた。市民があの議場を見たら、本当にガッカリすると思う。眠くならないコツは簡単だ。参加することである。

ホームページ
帰り際、星川さんに呼び止められてホームページの話になった。僕は星川さんのホームページを読んでいるので、「星川さんのホームページは色々書いてあるから、面白いですねえ」といった。「あなたのもなかなかいいわよ」と言うのかと思ったら・・・彼女は「あなたのはつまらないわよ」何だか宇宙人と会話をしているようだった。      たかやん


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