Diary 2008. 9
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9月21日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第264弾! 2008.9.21(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第264弾! 2008.9.21(日)   たかやん

朝練
今日は友達みんなと6時半からテニスをやった。新座市のコートはこの時間帯には使えないのだが、このコートは特別だ。8時前の短い時間だけど、思い切り汗をかいて気持ちよかった。子ども達も広いい場所で自転車に乗ってご機嫌。みんなでハッピーな朝だった。

休日
今日は久しぶりに完全休養日。子ども達に会えないのは寂しいが、たまには休まないとね。その分、ホームページの更新に力を入れた。

ボール行きます!
更新していると、昔書いたものが目に触れる。六中の「ボール行きます!」は僕がボランティアで六中のテニス部のコーチをしていた時に発行していた「部通信」だ。顧問だった時代から書いていたが、当時の六中テニス部の様子がそれを読むだけで分かる。六中テニス部の現状を自分の目で見もせずに、議会で議論した方達には是非読んでもらいたいところだ。そう、どんなに話を作っても、事実だけは変わらないのだ。六中テニス部の子ども達は地域から愛される子ども達だった。そういう練習をしていたのだから当たり前である。

敬老
大泉のおじいちゃん、おばあちゃんの家に三人で遊びに行った。敬老の日の近くになると、毎年行っているのだ。おじいちゃんは92歳。大正7年生まれだというから、父さんより5つ年上ということになる。僕らは戦争のときの話しをしたり、政治の話をしたり・・・楽しいひと時を過ごした。その間、空は二階でおばあちゃんとおねえちゃんに遊んでもらっておおはしゃぎ。ママはその間、気楽に買い物をしたのであった。

ケーキとサツマイモ
おばあちゃん達にはケーキを持っていったのだが、帰りには「梨」「うどん」「さつまいも」「お菓子」・・・・山盛りのお土産を持たされた。大泉へ行くと、いつもお土産で満杯になってしまう。その度にママと空への愛を感じるのである。(ママは孫、空はひ孫)

パラリンピック
オリンピック並みに放送してくれたらいいのに、スポーツニュースで見るだけで終わってしまった気がする。オリンピックに出ることは本当に大変だけど、パラリンピックにでることはもっともっと大変な気がする。素敵な選手達の活躍をもっと見たかったなあ・・・。

消費税
今週の「新座民報」に消費税の記事があった。
“諸外国と比べて日本の税率は低いというが、日本の消費税は食料品などすべての消費に課税されており、諸外国とは違う。だから今の5%の税率でも国税収入に占める割合が大きく、イギリスやスウェーデンなどと同じになっている。”
税率 国の歳入全体に占める比率
日本 4.0% 21.5%
イギリス 17.5% 22.5%
イタリア 20.0% 28.9%
スウェーデン 25.0% 22.1%
(1%は地方自治体分)

日本の消費税が欧米の消費税とは違う性質のものだということは知っていたが、国税に占める割合を見ると、愕然とするのである。貧乏人からでも搾りつくせるのが、今の日本の消費税のシステム。食料品とかを除外して、贅沢品にかける税率を上げるのならば分かるし、フィンランドのように医療と教育が全て無料というのなら理解もできる。日本のように無駄遣いをして無くなってしまった保険料の穴埋めに使われるのは許せない。返ってこないアメリカ国債を買うために使われるのも御免こうむりたい。国民のことを考えないで、自分の選挙のことばかり考えている政治家の報酬や国民の安全などは気にもせず、仕事をしない無能な官僚の給料に使われるのは嫌なこった。
儲けている企業には増税。苦しんでいる国民には減税。それが政治ってものじゃないのか。
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9月22日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第265弾! 2008.9.22(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第265弾! 2008.9.22(月)   たかやん

六中吹奏楽部
13日(土)に西関東吹奏楽コンクールが山梨県立県民文化ホールで開催された。
埼玉県代表として出場した新座六中は、見事、銀賞を受賞。ここ数年、六中吹奏楽部の活躍はめざましく、新六(にいろく)の 略名で有名になりつつあるらしい。そう言えば、テニス部も関東や全国でそう呼ばれていたわ・・・

夜練
六中吹奏楽部で思い出すのは夜練。当時の六中で一番練習が長いのは勿論我がテニス部。ところが、僕らが終わってからも吹奏楽部は練習をしていたのだ。まさに「夜練」である。雪の降る朝、6時から練習していたこともあった。勿論、僕は「がんばるねえ・・・」と誉めまくった。だって普通の子ども達が8時過ぎに来るのに、6時から頑張っているんだから・・・きっと5時過ぎには起きているはずだ。朝は当然として、帰りも「下校時刻を守りなさい!」などと言ったことは、21年間一度もなかった。「気をつけて帰るんだよ」とは言ったけど・・・・。
子ども達が頑張っているときは、朝でも夜でも「頑張るね!」と、誉めてあげたい。誉めるところを怒る先生が多くなってきた。「共通理解」「同一行動」とかいう言葉に先生達も縛れているのかも・・・北朝鮮じゃあないのにねえ・・・

基礎英語で・・
今朝も基礎英語で脳みそを起こした。不思議だなあと思うのは、なんでいい年して英語を勉強しているのだろうということ。っていうか、なんでこの年になっても英語が楽しいのだろう。きっと答えは中学時代に会った先生にある。もう42年前のことなのに、今でも当時の先生の表情がハッキリと浮かび、そして声が聞こえてくるのだ。先生っていうのは
本当に凄いものなのだなあと思う。

舞ちゃん
雨の日の送り迎えは大変だ。傘をさしながら舞ちゃんを抱っこすることはできないのだ。だから、なるべく濡れないように気をつけながら「よいしょ!」と、一気に運ぶ。最近、舞ちゃんはちょっと重たくなってきた。僕がそう思うのだから女の人は大変だ。バーベルやチューブで鍛えないといけないなあ・・・。

雨上がりの駐車場
今日も空と自転車の練習をした。「パパ!みてみて!」と、立ちこぎをする空。狭いところもすり抜けられるようになってきた。僕の周りをクルクル回って笑顔が溢れる。空の笑顔を見ていたら、疲れが吹き飛んだ。お金では買えないものが、雨上がりの駐車場にはあった。

高邑
インターネットで高邑を検索したら、父さんの名前が出てきてびっくり!父さんの書いた随筆や詩集まで載っていた。今ドイツの大学で先生をしている姪の名前も発見。ちょっとニヤニヤした。どうやら高邑という地名が中国の河北省にあるらしい。そう言えば昔、「高邑という名前は中国から来た人の名前なんだよ。」という話を聞いたことがある。まあ、日本人みんなが中国や朝鮮の血が流れているんだろうから、きっとそうなんだろうけどね。それにしても、等分の間、我が祖国?中国で作られたものは食べたくないねえ。

麻生太郎
話は上手いと思う。新座市長も上手い。魅力がある。新座市長も魅力的な人だ。二人とも個人的には友達になってみたい人だけど、自民党はもういいや。祖父さんの吉田茂は賢い人だった。9条を新憲法に入れることに成功し、日本の青年達を戦争に行かせなかった。鈴木貫太郎、幣原喜重郎とともに「昭和の三傑」と呼ばれている。

小沢一郎
人相は麻生太郎の方がいい。でも、小沢一郎にも魅力がある。田中角栄を裏切らなかった男だ。一度政権を取らせてみたい気はする。少なくても今の自公政権を変えてみたいと思うのだ。共産党は「政策の中身が大事だ」というが、何だってやらせてみなくちゃわからない。(田中幸弘にだって、新座市長をやらせてみなくちゃわからないのだ。)民主党が駄目だったら・・・社民党や共産党にも一度やらせてみればいい。やらせてみなきゃわからないのだから・・・・。
人相だけでいったら、福島瑞穂や志井和夫の方がいい人相をしている。だから、どう転んでも今の政治よりはましになると思うのだ。(田中幸弘もいい人相をしている)

九九
空は昨日から掛け算の九九のトレーニングをしている。していると言っても、時計を読めるようになって欲しかったので、「五の段」の1から12までをお風呂の中で教えたのだ。そう、我が家の九九は12まで。9で終わらないところが味噌である。別にお受験をさせるつもりはない。空は勿論新座の公立の学校に入れる。新座の学校のレベルが少しでも上がるように、できることをやっているだけ。そして、空が勉強大好きになって欲しいと思って漢字や計算や絵日記を毎日の習慣にしているのだ。

5分
空は何時間でも黙って絵を描くことができるが、僕は全く駄目な子だった。中学校1年生になっても、家で机に向かった最高時間は5分だったのだから酷いものだった。それでも掛け算の九九はクラスで2番目に終わった記憶があるから、記憶力は悪くはなかったのかもしれない。自分では気づいてなかったけど・・・・空は中一の頃の僕よりも勉強している。それも楽しそうにやっているから、羨ましい限りである。僕も空に負けないように、楽しみながら勉強しないと・・・・である。
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9月23日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第266弾! 2008.9.23(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第266弾! 2008.9.23(火)   たかやん


探しても、探しても見つからなかったバイクの鍵が昨日見つかった。選挙のときに家の鍵の束がなくなり、その中にバイクの鍵もあったのだが・・・・スペアキーを作らずに1本だけで乗っていたら・・・その鍵もなくなって・・・・どうにもこうにもいかなくなっていたのだ。舞ちゃんを迎えに行こうとしたら雨で・・短パンじゃあ寒いかなと長ズボンを出したら・・・そのポケットの中から出てきた訳で・・・いやあ、嬉しかったね。

基礎英語
今朝も目が覚めて、体操をしてから基礎英語を聞く。耳も使うし、舌も使うし、頭も使う・・・なかなかのトレーニングになるのである。

TOEIC
トイレの中ではTOEICの問題集をやるようにしている。トイレに入っている時間は短いほうなので、1問か2問しかできないけれど、問題集をやるようにしている。なんだか受験生みたいだなあ・・・。

布団干し
今日もいい天気だったので、朝から布団を干した。畑中時代にはムサシなんとかの工場の臭い煙で、殆ど干せなかったっけ。そのことを考えると今は幸せである。観光都市新座には工場の煙は似合わないのである。

大泉中央公園
久しぶりに大泉の中央公園へ家族三人で出かけた。駐車料金がかかるが、家族連れに人気のある公園である。(新座にはそういうところがない。)空は自転車、僕はキックボード、ママはビデオ係で遊び始めた。坂道を何度も何度も自転車で降りる空。最初のうちは怖がっていたのだが、段々慣れてきて・・・ブレーキの使い方もよくなってきた。空の後を追いかけるキックボードは大変で・・・・明日は筋肉痛になりそうである。


その中央公園で、ふと見ると、ママの隣に茜が座っていた。「何でいるの!」「えへへ」向こうも親子三人、家族で遊びに来たらしい。前にも動物園でバッタリ会ったことがあったっけ・・・。暫く6人で色々やって・・・僕らは芝生の上でテニスを始めたのだった。

ボール
公園の帰りに六中のテニスコートの前を通った。コートの中には沢山のボールが・・・。
「練習中、コートの中にボールがあったら、ボールボーイの負けだ!プレーヤーが怪我をするから絶対に拾うんだぞ!」1年生が入部したときに、必ずそう言って教えたものだが・・・そういう伝統は、残念ながら伝わってはいかなかったようだ。あれでは思い切ったプレーはできないだろう。捻挫をしないか心配である。

嘘・・・
委員会の議事録と決算書を見ていると、インターホンが鳴った。モニターを見ると、男の人が二人・・・(はて、何のセールスかいな・・)と思っていると、「神風です」と聞き覚えのある声が・・・。そして玄関を開けると、爽やかな笑顔の青年が立っていた。民主党の神風代議士がわざわざ我が家まで挨拶に来てくれたのだ。「どうして幸弘の選挙のときは応援に来てくれなかったんですか!」神風さんに会ったら、ゴツンと言わなきゃと思っていたことなどすっかり忘れてしまったのだった。


夕方からは塾。子ども達と勉強していると時間があっという間に過ぎていく。学校を辞めて、沢山の子達と勉強することはできなくなったけど、塾の子ども達のお陰で幸せな時間だけはすごすことができる。

討論
明日は9時から議運がある。8時には家を出て、向こうでどんな討論をするか考えようと思う。いつも人の討論を聞いてから討論をするのだが、たまには先に喋るのもいいかも・・・。まず委員長報告があって、最初は新座駅北口の区画整理問題か。共産党が反対して、語る会が反対して、自民・公明が賛成して・・・今話題の民主党系「刷新の会」はどういう討論をするのだろう・・・。
自民・公明対民主の構図があるのか、それともないのか・・・総選挙の前、新座市民は注目している。
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9月24日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第267弾! 2008.9.24(水)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第267弾! 2008.9.24(水)   たかやん

9月22日
一昨日は兄貴の誕生日。いつの間にか57歳になった。あの兄貴が57歳・・・・僕がもう直ぐ55歳になる訳だ・・・。5歳と7歳ということもあったし、15歳と17歳というときもあった。いつも先を行く兄貴を僕はどこかで追いかけてきたように思う。5歳の頃、既に「トン助」と兄貴からは呼ばれていた。「ともや」だから「トン助」。これは25歳になっても、35歳になっても、そして45歳になっても続いた訳で・・・僕のほうも、特別に変える理由はないから、5歳のときのままの「ちいさいお兄ちゃん」が今でも続いている。57歳の兄貴が「小さいお兄ちゃん」というのもおかしな話なのだが・・・昔から続いてきたことは、なかなか直らないのである。

スーツとYシャツ
議会では、必ず新しいYシャツを着る。スーツも二日続けて同じものは着ない。実はそのYシャツもスーツも全部「ちいさいお兄ちゃん」に貰ったものなのだ。僕には二人の兄貴がいるのだが、二人ともどういう訳だか保険会社に勤めている。その内の下の兄貴がある日、「スーツとYシャツあげるよ」と何着もくれたのだ。それもネクタイと靴付で・・・
スーツには名前が入っているし、サイズは同じだしで・・・ありがたく貰い、議会で毎日着ているという訳だ。兄貴の誕生日に何かあげなくっちゃ!そう思っていたのだが、すっかり忘れていた。

討論
今日のメインテーマはやはり「新座駅北口区画整理事業」。議案第59号には5人が登壇して討論をした。最初に共産党の朝賀さんが「反対討論」し、最大会派政和会の並木傑さんが「賛成討論」。次に語る会の「たかむら」が反対討論し、そして公明党の細田さんが「賛成討論」した。注目の民主党の新人3人は残念ながら退席。寂しかった。民主党に期待している市民は多いと思うから。

メモ
どうも原稿を読むのが嫌いで、僕はメモを見ながら討論するようにしている。その方が気持ちが伝わるかなと思うからだ。ホームページにも書いたが反対の理由は

1. 財政難は続いており、25年からといっても、今スタートできる状態ではない。計画では総予算128億であるが、今までの大型事業に見られるように、現在の見込み額を大幅に上回る可能性が高い。例えばひばりが丘・片山線の整備事業は当初計画では約32億円だったが、実際には約40億かかっている。「語る会」では150億から180億の間になると予想している。国からの補助金は20億、県からは9億。保留地処分金が23億。一方で市の一般会計から17億、市債35億(30年償還だから利子だけで10億以上になるだろう)公共下水道に23億(この内市の負担は12億)、この時点で64億もかかる計算になる。保留地処分金が少なくなる可能性も高い。リスクが余りにも高いのだ。
2. 地権者の合意を得ていない。先進都市では当たり前になっている合意書を作成していない。誰のための区画整理か。地権者・住民の意思を無視するやり方は時代遅れである。(全国で行政訴訟が起きており、計画段階でも訴訟をおこせるようになった。)
3. 余りにも広範囲である。31.6ヘクタールという途方もない広さで区画整理をやる意味がどこにあるのか。もっと狭い区域であれば、税金の投入も、整備期間も少なくてすむ。
4. 組合施行にすべきである。組合施行であれば、地権者の合意が前提であり、民間に委託する形で行えば、市の持ち出しは大幅に減る。そして区画整理そのものも民間に任せたほうが今の時代にあった計画になる。野火止上北区画整理事業がいい例で、面積は北口の約五分の一だが、市の負担額は1億5千万でしかない。
5. 事業期間が長すぎる。現時点では平成25年から14年間の計画である。平成39年まで、今の地権者の内何人の方が生き残っているだろうか・・・。区画整理は短期間でやらないと意味がない。
6. 目的がよくない。「良好な町並みを作り、担税力のある住民に住んでもらい、税収を上げる。」その割には計画道路は複雑に入り組みすぎている。小学校の敷地は狭くなり、新住民が増えれば児童が溢れるのは簡単に予想できる。しかし、先行している南口区画整理事業敷地内にも新設の小学校はない。小学生達はまた無理をして通学していくのだ。税金を期待できるのは平成40年以後のことであり、それまでにつぎ込んだ莫大な税金を回収することは不可能である。そして本当に担税力のある人たちが来るだろうか。お隣の和光や朝霞、そして志木と比べて市民サービスが悪く、借金をかかえ、教育レベルが低いといわれている新座に、どうして担税力のある人が来るのだろう。
7. 他の大型事業と重なる。現時点の経常収支比率は93.5%。現時点で市長が「やる!」と言明している事業は、保谷・朝霞線(100億)、東久留米・志木線(54億)、放射7号線(109億)、学校のトイレ改修工事、新設小学校の建設、子ども医療費の助成期間の延長、ふるさとにいざ館の建設(11億)、福祉総合センターの建設、集会所の新設、スマートインターチェンジ、観光都市作り・・・・と、同時にはできないものばかり。結局、無理な借金をし、「やると言ったが財政状態を考えて、できない」と言うことになるのだろう。それがきっと教育や福祉に降りかかるのだ。

その他
その他にも借地の買取が待っています。新座市の借地は28万平米。学校や公園も借地が多いのです。相続が発生して買い取るということになると、億単位のお金が毎年必要となってきます。そして公共施設の維持補修という問題。いくら財政力そのものはあったって、無理な使い方をすればパンクするのは当たり前。700億を越える借金を抱えている市が考えることではないのです。少なくても「語る会」はそう考えています。こうした大型事業を同時に進行させていこうという市長。それを認めていく議会に対して、みなさんはどう思いますか。僕は考えただけで冷や汗がでてきます。結局、ツケを背負うのは未来の新座市民です。

手ぶら
そして最後に反対討論をしたのが、共産党の笠原さん。原稿どころかメモも持たずに、手ぶらで登壇し、そして自分の考えを訴えていた。教師としても5年先輩で、新任のときは色々教えてもらったのだが、今も議員のなんたるかを背中で教えてもらっている。
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9月25日 (木)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第268弾! 2008.9.25(木)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第268弾! 2008.9.25(木)   たかやん

母さんの声
随分耳が遠くなった。昨夜電話で話したのだが、かなり大きい声を出さないと聞こえないらしい。それでも電話を切るときの母さんの声は優しい。「じゃあね、ありがとう」という声が、ずっと耳に残っている。母さんの声は昔のまんまだ。いくつになっても母さんの声は変わらない・・・。

麻生内閣
半分以上が二世・三世議員の内閣では、国民は反発するんじゃないかね。総理大臣や大臣の関係者かりでは庶民の暮らしは創造もできないだろう。自民党の選挙って、本当に地盤選挙なんだなあ・・・。昔のお殿様気分なんだろうか・・・。

歩いていると・・・
「おはようございます!」「あ、おはようございます」「先生、どちらへ?」「あ、市役所です」「まあ、若い」今日も昔の教え子のお母さんから声をかけられた。歩いていると、いいことがあるのである。

決算認定
19年度の決算では4人が討論した。最初は共産党の工藤さんが反対討論、次に公明党の北村さんが賛成討論。そして語る会の僕が反対討論、そして政和会の榎本さんが賛成討論をした。僕が期待している民主党の新人トリオは討論せず。もったいないなあ・・・・

新人
確かに新人で討論するのには勇気がいる。壇上に上がるだけで、心臓がバクバクしてしまうものなのだ。自分の発言はテレビで庁内に流れ、そして議事録に半永久的に記録される。でも、それだからこそ、自分の発言を残すべきだと思う。政和会の新人榎本さんは実に堂々と賛成討論をしていた。考え方は違っても、聞いていて気持ちがよかった。僕は自分の意見を堂々と言う人が好きである。そういう意味では須田市長も好きだ。自分の意見をしっかりと持っているから・・・・。並木傑さんもそうだ。意見は正反対でも話していて楽しいのである。

休み時間
学校でいう休み時間が議会にもある。議長の嶋野さんの「暫時休憩します!」という一言で、休み時間になる。大抵は自分の控え室に戻ってのんびりしたり、ちょっと仕事をしたりするのだが、時々議場に残ったまま、いろんな人と話すことがある。今日はそういう休み時間があって、僕らは金魚とボウフラの話に盛り上がったのだった。
「金魚を飼っていると、蚊が出ないんですよ。ボウフラみんな食っちゃうから・・」
「え、そうなんですか。知らなかった・・・」「学校の先生は知らなきゃね」「ですよね」「しかも理科の先生でしたよね」「あ、いや・・・・しかも大学は水産学部で・・・」「魚が専門!」「いや、鯉が何でも食べるのは知ってたんですけど、金魚はね・・・家で飼ってなかったからなあ・・・」「あげましょうか、金魚・・・」「ほんとうですか!」中学生の休み時間と大して変わらなかも・・・・。

委員長報告
兎に角長い。議事録を読めば全容が分かるのだから、やめればいいのに・・・などと思ってしまう。発言することのない執行部はただ聞いているだけ・・・当然、瞼は重くなる訳で・・・・可哀そうでしょうがない。議会改革をやるのなら、委員長報告も何とかして欲しいなあ。でも、それぞれの委員長がどの発言を重視しているのか、どの発言が大事だと思っているのかが分かるから、そういうところは聞いていて面白い。一人会派の僕には必要なのかも・・・

16時
今日の議会も4時で終わった。それから視察のことで議会事務局へ行った。そして着替えて歩き出す・・・・すると新座中のところで見慣れた車が・・・空が笑顔で手を振っていた。どうやら早く「自転車」に乗りたくて、迎えに来たらしいのだ。

練習
と言うわけで、今日も自転車の練習。右にも左にも小さい半径でクルクル回れるようになり、余裕が出てきた空。ブレーキの使い方もよくなってきたので、そろそろ二人で遠征に行けるかも・・・・

九九
練習といえば、今日もお風呂で九九をやった。今日は八の段。「八、十二は96」空は意味など分からずに言っている。九九を練習する時間は2分ほど。後はいつものように二人で遊んでいる。

漫画
今日は空が「ちびまる子ちゃんの音読暗誦教室」とかいう、結構分厚い本を読んでいてビックリ。勿論中の漫画を読んでいたらしいのだが・・・その本をあっという間に読み終わって「おわり!」と満足そうに言ったので、またビックリ。亮も本を読むのは速かったが・・・今日の空はちょっと生意気で笑った。

最終日
明日はいよいよ最終日。特別会計の討論をやって、意見書で盛り上がるかも・・・きっとまた一度は登壇すると思う。
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9月26日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第269弾! 2008.9.26(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第269弾! 2008.9.26(金)   たかやん

最終日
荷物が多かったので、今日も自転車。自転車は速い。8時35分過ぎに家を出たのに、8時50分には楽々市役所についていた。

パパイヤ!
朝のご挨拶をしに刷新の会の控え室へ。すると清君が「これ、うちの女房から・・」と例のおせんべを僕に手渡してくれた。今日は朝から幸せの予感!

討論
民主党の佐原さんが提出した「後期高齢者医療制度の廃止を求める意見書」に賛成討論をした。介護保険や下水道会計でも討論しようと思ったのだが、討論の相手がいなくて、タイミングを逃してしまったのだ。流石にここはやらないと・・。と、思っての討論だった。あれだけ自民党の中でも疑問が出ているのに、新座市の自民・公明は黙って沈黙したまま反対。本当につまらない。結局13対12で意見書は否決された。議員の仕事は議会で議論することだ。議場で黙っていて、運動会では話をするのでは市民は泣く。国政選挙は近い。どこの政党も大いに語って欲しいところだ。

4時前
結局、最終日は4時前に終わった。控え室にいると共産党の小野さんがやってきた。暫く二人で語る。六中の教え子との会話は楽しかった。

ロジャース
夕方、親子三人でロジャースに買い物に行った。駐車場に車を止めていると、後ろから笑顔の女の子が・・・こころだった。そしてロジャースに入っていくと、入り口にはこころのお姉ちゃんの茜がバイトをしていて・・・・みんなで大笑いしたのだった。

小泉純一郎
自民党をぶっ潰すことなく、日本をぶっ潰した小泉純一郎が引退するという。日本の富がどんどんアメリカに流れる仕組みを強化し、格差社会を作り出した張本人が引退することはいいことだが、地盤は子どもに譲るというのだからたまらない。親子三代で庶民から集めた税金でいい暮らしをしようという訳だ。彼の人相が悪くなったことに気づく人も多いはずだ。権力を握った人間の特徴がよーく出ている。人相のよかった昔は好きだったんだがなあ・・・。

語り
友達と二人、新座駅から歩いて我が家まで帰ってきた。途中、野火止用水の脇の散歩道を歩きながら色々話した。散歩道は真っ暗だったが、なかなかいい感じで・・・1時間半くらいで我が家に到着。血糖値も低めになり・・・・そうか、明日は(もう今日だが)6時から朝練だった!そして小学校の運動会。そろそろ寝ないと・・・おやすみなさい。
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9月27日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第270弾! 2008.9.27(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第270弾! 2008.9.27(土)   たかやん

眠い・・
結局、布団に入ったのは2時半頃で・・・目が覚めたのは5時55分。眠っているからだを無理やり起こして、朝練に行った。外はびっくりするくらい寒かった。まるで秋である。僕は久しぶりに長袖、長ズボンという格好になった。練習時間は1時間半。僕らは気持ちいい汗をたっぷりとかいたのだった。

運動会
八石小の運動会へ行った。知った顔があっちにも、こっちにも・・・・「なぎさ!」「え?先生?」五中時代の教え子が三人のお母さんになって登場。一番上の子は二十歳を過ぎていると聞いて、ビックリ!「まだ子育て真っ最中なんです」「俺だってそうだよ」「あら・・・」

舞ちゃんとさなちゃん
石神小へも行った。とにかく、舞ちゃんとさなちゃんに会いたかったのだ。八石小は選手席の後ろに自由に入れるが、石神小にはロープが張ってあった。うーん、ちょっと困ったが無事会うことができた。めでたし、めでたし。

野火止小
最後に野火止小へ・・・。どこの小学校も運動会はいい。先生も子ども達も一生懸命でいい。そしてお父さんやお母さんもとっても幸せそうな顔をしている。ビデオとカメラでみんな子供たちの一瞬の輝きを写そうとしていた。

幸弘登場
ひさしぶりに幸弘が登場した。新座の財政と教育をどうするか・・・・そんな話題で数時間語りに、語る。あの犀川で「未来の新座」を語ったときのことを僕らは思い出していた。

辞任
全国統一テストの生みの親が辞任した。日教組の組織率が高いところは学力が低いと言ったらしいが、自分の学力が低いことには気づかなかったようだ。トップの学力が低いと辛いわなあ・・・。

日教組
僕は日教組を辞めたが、日教組が悪いと思ったことは一度もない。五中時代は、日教組だった先生も仲間だったし、そうじゃない先生もまた仲間だった。日教組の中にも素敵な先輩はたくさんいたし、日教組に入ってない人たちの中にも大好きな先輩がいた。一括りにすること自体がナンセンスである。

朝練
明日の朝も朝練じゃ。ふふふ。
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9月28日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第271弾! 2008.9.28(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第271弾! 2008.9.28(日)   たかやん

朝練
結構ハードな練習になった。大人はみんなハーハー言ってたし、子ども達はみんなワイワイやっていた。近所の人たちとも沢山挨拶を交わして、気持ちのいい朝だった。

民報
共産党の民報は毎週発行されている。どうやって書いているのかと思ったら、みんなで分担して原稿を書いているのだ。「一生懸命」は一ヶ月に一度の発行。スピードと量で負けているが、質(面白さ)では何とか勝負をしたいと思っている。

9月号
という訳で、9月号の作成に取り掛かった。今回の一般質問は議場でかなり激しいやり取りがあったので、文章にしたら面白そうである。自分が失言したことも含めて、事実を伝えていこう・・・・。

サッカー
昨日から空とサッカーの練習をしている。自転車の次はサッカーということらしい。5歳の頃の亮はテニスもサッカーもかなり上手だったが、空はどちらもさっぱり・・・できる兄貴と比べてはかわいそうなので、どんなにできなくても、練習して上手になったら、兎に角「誉める」ことにしている。空にはそれがたまらないらしい。誉めるには一緒に練習をするのが一番。

授業に集中せよ
テニス部の子ども達にも、塾の子ども達にもずっと言ってきたこと。それは授業に集中せよ!ということ。確かに集中したくなくなる先生もいるんだろうが、そこは割り切って、その時間でその勉強をやりきってしまうことが大事なんだとずっと言ってきた。だからからか、テニス部の子達は成績はいいほうだったと思う。たしかに、つまらない授業は眠くなる。つまらないと眠くなるのは授業も議会も一緒・・・・先生や会議の進め方にだって問題はあるだろう。しかし、頑張らねばならぬときはあるのだ。授業も議会もお目目をパッチリあけて、気合を入れて集中せねばならぬときが・・・・子どもも大人も集中力が大事なのだ。今日も塾で「授業に集中せよ!」と吠えたのだった。

ポニョ
本屋さんで「ポニョ」の漫画を買ってもらって大喜びの空。漫画にはかなり漢字が多く、振り仮名がふってあったのだが・・・・それを40分かけて一気に読み切ってしまったのには驚いた。子どもの凄い集中力っていうのは凄いねえ。負けてられないわ・・・。

中国産
今夜はお好み焼き。「蛸買って来てね、何か変だと思ったら中国産だったの・・・怖くなって捨てちゃった!」とママ。(おいおい)と思ったが、その気持ちがわからないでもない。家族の安全を守るためには、中国産の食べ物と日本産の汚染米には手を出してはいけないのである。
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9月29日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第272弾! 2008.9.28(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第272弾! 2008.9.28(月)   たかやん

むむ?
月曜日は舞ちゃんの日。いつものように車で坂を上る・・・・が、小学生達の姿が見えない。目に付くのは六中生ばかり・・・もしかして、土曜の運動会の代休か?そうは思ったのだが、途中で引き返すのもなんだから、そのまま舞ちゃんの家に。(顔を見て帰るだけでもいいや・・・)そして、ピンポンと押すと・・・「どなたですか?」「あ、たかむらです」「えー!」と舞ちゃんのおばあちゃんもビックリ!でもね。逆じゃなくてよかった。僕がお迎えを忘れたら大変。前に一度そういう失敗をしたことがあるからね。

日教組
中山さんはどうも日教組に恨みがあるらしい。きっと文部科学大臣のときに色々あったのだろう。あんな大臣では日教組でなくても、学校現場にズカズカ入ってくることを拒否したくなる。それをみんな日教組のせいにしているのかも・・・・。僕らの少し前の時代は、校長以外は全員日教組だったことをみんな知っているのだろうか。彼らのお陰で、先生達の労働条件が普通になったということも・・・。今の教育委員会のお偉い方達も若い頃は日教組に入っていたはずだ。日教組批判をするということは、50代以上の教育関係者全員を否定するようなもの。一概には言えないけど、僕の時代、日教組に入っていた先生の方が子ども達と一緒の目線で学んでいた人が多かったような気がする。学級通信とかもよく発行して保護者との関係もよかったし・・・。ラサール・東大・大蔵省の国会議員じゃあ、そんなことを知るわけがないけど・・・・政治家は現場を見て勉強しないと駄目だということ。まあ、大臣には本当のところは見せられないだろうけども・・・。

現場
今度市内の小学校の視察に行くことになった。本当は普段の授業を見たいのだが・・・なかなかそうはいかないらしく・・・・でも、楽しみだなあ。子ども達の顔を見ているだけで幸せを感じるから・・・・。

Son
どうして息子と太陽は同じ発音なんだろう。でも僕にとって、確かに息子達は太陽かもしれない。それに対してdaughterの発音は複雑だ。「どった?」は「どうだ!」とも聞こえるし、「どうした!」とも聞こえる。うーむ。

掃除
小さい頃は嫌いだったのだが、学校時代に好きになった。特にトイレと倉庫の掃除が好きで、子ども達と燃えたものだ。今ではかなり好きなことの一つになった。汚いところを綺麗にする快感はたまらない。もう直ぐ10月の第一日曜日。黒目川の川掃除がある。これがまた楽しみなのである。

ホームページ
六中のホームページがついに更新された。六中の応援団長としては嬉しい限りである。どうせならあの「けやき」や新任の校長先生の学校だよりなども掲載して欲しかったのだが・・・・とりあえずはホッとしたのである。

宝物
学校は地域の宝物でなくてはいけない。嘗ての五中や六中がそうだったように、学校は地域の宝物であって欲しい。僕はそう思っている。
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9月30日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第273弾! 2008.9.30(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第273弾! 2008.9.30(火)   たかやん

命日
明日は陵平の命日である。ハイチューを食べたことで死ななければならなかった13歳の中学生のことを、みんなが思い出さなくてはいけない日である。

いつまで・・
昔のことにいつまで拘るの?議会でよく言われる言葉である。だけど、それはまるで原爆を落とした側が落とされた側に言う台詞に聞こえてしまうのだ。僕の感性は、落とす側にはいたくない。落とされた側でいたい。ずっとそう言い続けている。

13歳
空は今5歳。あと8年で13歳になる。空の命があと8年しかなかったら・・・・そう考えるだけで胸が苦しくなってくる。自分の命を差し出して、何とか生き延びて欲しい。親ならそう思うだろう。子どもの命というのは、自分の命よりも尊いものなのだ。

共通理解・共通行動の罠
新座市の中学校にはある時から「共通理解・共通行動」という言葉が聞こえるようになった。まるで北朝鮮のようだな・・・と、当時の僕は感じていたが、市民のみなさんはどう感じるだろう。「名札を付けていない中学生がいたら、みんなで同じように注意しましょう。名札がついていない・・・そういう小さなことが、どんどん取り返しのつかない大きなことになっていくのだから・・・」そういう発想である。「スカートの短い(長い)女の子がいたら、みんなで同じように注意しましょう。場合によっては家に帰しましょう。決して見逃してはいけません。服装の乱れはこころの乱れなんです。」「ワンポイントの靴下を見逃したら、どんどんどんどんエスカレートしていくんです!」という考え方である。そしてその考え方は今の新座の中学校にいまだに存在している。

僕の考え方は違う。名札が付いてなかったら・・・名前を覚えればいい。そもそも名札がないと子どもの名前を呼べないようじゃあプロじゃない。最初の1週間だけ名札を付けてもらえませんか?とお願いするのなら分かるが・・・・。スカートの丈に集中する暇があったら、どうやったら子ども達が自分の授業に集中できるかを考えた方がいい。スカートの丈を見る暇があったら、子ども達の目が輝いているかどうかを見たほうがいい。第一、女の子のスカートの丈が長いか、短いかなんて、本当にどうでもいいことだと思う。どうしても何かいいたいのなら、「うーん、長いスカートは好きじゃないな」「おう、随分短いねえ・・・」と、自分の好き嫌いを言うことくらいか。子ども達の家庭環境が悪くなってきていると言う先生が多いが、本気でそう思うのなら、せめて先生達は子ども達に暖かい眼差しを向けてあげないと・・・・違いますか?

本気で
嘗ての五中にも「神さん」というガチガチのおばちゃんがいた。「靴下は三つ折りにしなさい!」と吠える先生だった。子ども達は三つ折りにしてないソックスを見つかっては、職員室に正座させられていた。僕は「そんなことどうでもいいよ」と言っていたから、子ども達は僕のクラスでは堂々とソックスを伸ばして履いていたのだ。だけど僕は「神さんに見つかったら謝っておけよ」と言っていた。「なんでよ?」と子ども達。「だって、神さんはお前達のこと本気で思っているから・・・」僕の答えはいつもそうだった。そう僕は神さんをお袋のように慕っていたのだ。神さんは子ども達のことを本気で愛する先生だった。

大事なこと
そう、僕にとって大事なことは「共通理解」でも「共通行動」でもなかったのだ。「本気で子ども達のことを思うこと」それが大事だったのだ。世の中に子どもを思っても、家庭によって色々な育て方があるように、学校の先生にも色々な接し方があっていい。いや、そうでなくてはいけない。それが僕の考え方である。

休み時間にベランダでハイチュー
陵平は休み時間にベランダでハイチュウーを友達から貰って食べた。そのことで学年全員の先生達に注意を受ける。この全員というところが重要なのだ。もし、僕がその場に遭遇したとしたら・・・1.「俺にもくれ」と一緒に食べる。2.「授業中は駄目だぞ。ゴミだけはちゃんと捨てておけよ。」3.「馬鹿たれ!」とゲンコツ。のどれかだったと思う。そして仮にその学年に所属していたとしたら・・・(その可能性は実際にあった)
影で「適当に謝っておけ」「気にするな」と言っていたか、みんなの見ている前で「ふざけるな!」とゲンコツを食らわして怒った振りして、お仕舞いにしただろうと思う。子ども達にとって「違う価値観」」があるということを知ることは大事なこと。それさえ知っていれば、陵平は死なずにすんだと思うのだ。

そもそも、休み時間に食べたことがそれほど問題だったら、授業中に食べたらどれだけ問題になるのだ。ベランダには出てはいけないことになっているが、本当にそんなにいけないことなのか。
ハイチューで学年集会で謝罪(学校側は決意表明といっているが・・・)させられるのだったら、喫煙をしている子達や万引きした子ども達には、いったい何が待っているのだ。
ハイチューで本気で「説教」して「反省文」を書かせて「決意表明」をさせられる子ども達はたまったものではない。特に最後の決意表明は陵平の胸には重くのしかかったはずだ。それが理解できなかったところに、悲劇がある。みんな同じ接し方をしているという安心感が、教師の感性を駄目にし、そして理解する能力を奪っていったのだ。一人、一人が本来もっている力を子ども達に向けてくれていたら・・・これから、そういう生徒指導にしていったら・・・陵平の悲劇は繰り返さないですむだろう。

子ども達は勿論、先生達も心に傷を負ったこの事件。忘れてはいけないのは陵平の命の重さと両親の心の痛みの深さである。議会では今生きている子ども達、先生達の心の傷ばかりを気遣った発言が目立った。自分の子供を失った親の気持ちは、想像することができないくらいの悲しみだろう。その悲しみを共有できなかったところに問題があるのだ。そして未だに解決していないのである。当時の学校と市教委は人の心をもった対応をしていなかった。もし、人の心があったなら、可愛い教え子の命日を覚えているはずだ。そして、どこかで陵平の墓参りにいっているはずだ。人としての心を取り戻すのに、遅いということはない。今年でも来年でもいい。人の心を取り戻したなら、是非命日に、そしてお墓に訪ねていって欲しい。そして陵平に「ごめんね」と謝って欲しい。
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