Diary 2004. 11
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11月11日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第239弾! 

「たかやん議員日記」2004.第239弾!  11月11日(木)

ガラス2
新座中の窓ガラスが昨夜50枚割られたという記事が毎日新聞に載った。新座中の先生たちはショックだと思う。一生懸命教えてきたのに・・・そういうことになってがっかりしている先生も多いと思う。
学校のガラスを割る原動力は「怒り」だろう。物に当たるな!という人がいるが、「怒り」を他人に向ければ「いじめ」になるし、自分に向ければ「自殺」になる。勿論「怒り」の解消法は色々あるわけだけれど、他人や自分に向けることに比べれば物に当たる事はましなことなのだ。物はお金で買えるけど、人や自分を傷つければもとには戻らないのだから。
「物に当たるのはよくない!」とよく言われるが、「怒り」を解消する方法で一番よくないのは怒りを自分に向けることなのだ。

困るのはこのことで先生たちの方にも「怒り」が生まれてしまうことがあることだ。「怒り」が犯人を見つける原動力になり、ますます子ども達との距離が広がってしまうことがよくある。あいつに違いないと決め付けることだけはやめてもらいたい。それは態度にでてしまうから・・・。子ども達は敏感である。特にそういう子ども達は・・・・。
子ども達の「怒り」の元はなんだろう。そう考えることが大事なのだ。教師は裏切られてもいいのだ。信じて、信じて裏切られる。それでいい。信じなければ裏切られることもないのだから・・・。

子ども達。少しはスッキリしたのかな。スッキリしたらもうやめておくことだ。あのガラスで誰かが怪我をしたら大変だろう?大体あのガラス代はみんなのお父さんやお母さんが一生懸命働いて払った税金で支払われるんだよ。もったいないと思わないかい?ガラスの破片は誰が片付けたんだろうね。
言いたいことがあったら正面から言うことだ。どんな学校にだって信頼できる先生が一人はいるものさ。その先生に話してみることだ。新座中には僕が好きな先生が何人もいるから大丈夫。誰が信頼できるか、自分の心で判断することだよ。いい先生っていうのは裏表がないからすぐ分かるよ。授業が上手だよ。笑顔でいることが多いよ。先生の方から挨拶をしてくれるよ。そういう人いるでしょ?                たかやん



11月12日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第240弾! 

「たかやん議員日記」2004.第240弾!  11月12日(金)

四中の俳句
この間の学校訪問で四中の2年生の作品を紹介します。あくまでも僕が気に入った作品ですが・・・・・




秋さんま  優雅に泳ぐ  海の虹


鈴虫や リンリンリンと かくれんぼ


夏山の 尾根駆け下りる 雲の影


夏休み 夜空の花と 消えていった


11月13日 (土)  「たかやん議員日記」2004.第241弾! 

「たかやん議員日記」2004.第241弾!  11月13日(土)

誕生日おめでとう!
陵平。18歳の誕生日おめでとう!僕は毎日のように陵平の写真を見ているから(いつも手帳に挟んであるんだ。)どうも君が生きているような気になってしまうんだ。だからこのメールもどうにかして君のところまで届かないかなと思っている。

陵平。僕はね、君に謝らなければいけないことがあるんだ。それはね、陵平。僕が二中から逃げてしまったこと。「生徒と仲良くするな!」「理科準備室に私物を持ち込むな!」と毎日のように責められてね、僕はこのまま二中にいたらもう病気になって死んでしまうんじゃあないかと思ってしまったんだよ。最初の日に「二中の校歌」を覚えてね。五中や六中と同じように二中に10年いようと決心してきた学校だったのにね。ダメだったんだ。僕に管理、管理で生徒を縛り付ける教育はどうしてもできなかったんだよ。僕はね、弱虫だったからたった1年で二中をやめてしまったんだ。6月にはもう「来年の春みんなと一緒に卒業する。」と宣言して、3年2組の子ども達と一緒に卒業してしまったんだ。大好きだったサッカー部の子達と別れるために、6月から練習行くのを我慢して、嫌われるのを我慢して・・・僕は二中をやめてしまった。しばらくは二中の前を通ることができなかったよ。胃が痛くなって来るんだ。あの頃いじめられたことが思い出されてね。子ども達との思い出は最高なのに・・・二中の前を通ることができない・・・僕はね。二中に神経をやられてしまったのかも知れないね。僕がいなくなって理科のT先生も病気になってね。あれも僕がいなくなったせいじゃないかと思っているんだ。

だけど陵平。君達生徒はあの学校から逃げたくても逃げられなかった。僕はね、そんな当たり前のことが分かっていなかったんだ。自分のために逃げ出してしまったダメ教師だったんだ。それほど僕は苦しかった。3年生の子達は大好きだったのに、職員室では殆ど孤立していたね。何をやっても怒られてね。何で目の敵にされるのか分からなかったんだ。でもそれもみんな言い訳だね。

いつも考えるんだよ。もしあの時僕がいたらって・・・・もし僕だったら、ベランダでお菓子を食べた陵平に会っていたら「俺にもくれよ!」と言って一緒に食べていただろうなあ。「見つかるんじゃないぞ!」って言ってね。あの理科準備室は3年生だけじゃなくて、1年生や2年生も休み時間に遊びに来ていたから、もしかしたら陵平もきていたかも知れない。そうしたらきっとそこで何かを飲みながら僕と話をしていたから、「お菓子事件」をそんなに真剣には考えなかったんじゃないかと思うんだ。

休み時間にベランダに出たっていいんだよ、陵平。休み時間にお菓子食べたっていいんだよ、陵平。人としてちっとも恥ずかしいことじゃあないんだ。ライターを持ってきたことだって、それだけで悪いことだとは思わない。何かに火が付いたら危ないから、それは「ライターに火がついたら危ないぞ!」と怒って職員室の僕の机の引き出しに何年か入っていたんだろうね。勿論担任もお母さんもそんなことは知らないうちに陵平は二中を卒業して、そして今君は高校3年生だ。そうだよ、陵平。僕があの時二中にいたら、君は今高校3年生で受験勉強の真最中で、きっと恋愛の真最中で・・・・そういうことが何もできないで、死んでしまったのは、僕のせいかもしれない・・・そう思うことがよくあるんです。

ごめんね、陵平。僕が弱虫で、ごめんね。あの理科準備室で君の笑顔に会いたかったよ。12歳、13歳の君と会いたかったよ。

陵平・・・18歳の誕生日おめでとう!陵平って木村拓哉と同じ誕生日だったんだね。

陵平。二中は変わったよ。明るくなったよ。色んな子ども達がいるよ。規則を守らない子もたくさんいるよ。それが学校だよね。色んな先生がいて、いろんな子ども達がいて、色んな価値観がある。それが健全な学校だよね、陵平。
最近、やっと二中へ行けるようになったんだよ。胃が痛くなくなってきたんだ。それもみんな陵平のお陰かも知れない。

ありがとう陵平。おやすみ、陵平。


11月14日 (日)  「たかやん議員日記」2004.第242弾! 

「たかやん議員日記」2004.第242弾!  11月14日(日)

あの頃の五中
昨日、今日と五中時代の教え子と会った。もう三十代も半ばの子達で話は専ら「学校」の話だった。彼らは自分の子ども達が通う新座の小中学校の話をするのだ。

「たかやん、中学校2年生の男の子なんだけどさ。教頭に学校転校しろ!って言われてさ・・・・どう思う?」「喧嘩ばかりする奴なんだけどさ。そりゃないよね?おかしいよね?」
「それって逃げだよね。」「今の親はさ、子どもを甘やかしてばかりだけどさ。それも悪いけどさ。転校しろはないよね?」

そう言えば彼らも色々やった学年だった。家出をしてみんなを心配させたのも彼らだった。中二の時に何週間も逃げて、逃げて・・・捕まえたときは臭くて、我が家の風呂に入ったのも彼らだった。市内の中学校と喧嘩をして心配させたのも彼らだった。顧問の車にいたずらしたのも彼らだった。

だけど体育祭で僕らは一緒に燃えた。卒業式の練習では神さんと一緒に泣いた。成人式の時はみんなで体育館に集合して、再会を喜んだ。そして今でもいい関係は続いている。いくら悪がきでも学校には必要な子ども達だったのだ。彼らがいて始めて五中だったのだ。勉強ができて真面目な子達だけではあの五中はできなかっただろう。僕ら教師達はみんな彼らを必要としていた。少なくても僕らの学年はそうだった。そういう学年のメンバーだったのだ。全員の教師で全員の生徒を巣立たせる。それが僕らの理念だった。


11月15日 (月)  「たかやん議員日記」2004.第243弾! 

「たかやん議員日記」2004.第243弾!   11月15日(月)

ホームページ
刷新の会のホームページができた。田中幸弘が「俺が作るよ!」といって20分ほどで作ってしまった。人は見かけによらないのである。僕にはとても真似ができない。そういえば刷新の会でパソコンが一番苦手なのは僕。平松大佑は得意だし、羽根善保も専門家のようなもの。幹事長の文さんも妙に強い。僕は話にならついていけるが、パソコンはからっきしである。
さてそのホームページにいくには・・・
http://wand1.com/sasshin/html/_TOP/

新聞の折込
畑中と新堀には入っていないところがあったようですが、刷新の会のメンバーが5人集まりこのような報告会をすることになりました。ぜひおでかけください。

  刷新の会 市政報告会 のお知らせ


刷新の会の市政報告会を開催します。もちろん、参加自由、入場無料です。刷新の会のこれまでの取り組みをご報告します。また皆様からの意見やご要望などもお待ちしております。ぜひ、この機会に皆さんの思いを聞かせてください。

              日時:11月20日 18時より
              場所:市民会館2階・第一会議室




11月16日 (火)  「たかやん議員日記」2004.第244弾! 

「たかやん議員日記」2004.第244弾!   11月16日(火)

消防団
今日は新座防災基地で「埼玉県消防協会朝霞支部消防連合点検」があった。要するに新座・朝霞・和光・志木の4市の消防団の点検である。8時からということで7時50分に行ったのだが、消防団員の方たちは5時に集合して来たという団もあり、あの「観閲式」のような雰囲気も感じた。

嬉しかったのは教え子達とたくさん会えたこと。第3分団には五中時代の懐かしい教え子達の顔がたくさんあったし、第4分団では六中時代の教え子が二人笑顔で挨拶をしてくれた。第8分団はテニスでお世話になったKさんが制服姿で挨拶をしてくれた。「幼年消防防火宣言」ではかわいい保育園児を引率している中に六中テニス部で全国3位になったエースの姿があった。そして埼玉県南西部消防本部音楽隊の指揮者は五中時代の教え子だったのだ。この点検そのものも立派な消防車や訓練を見ることができて有意義だったが、やはりたくさんの子ども達の立派な姿を見ることができたことが一番だった。

8時から11時半過ぎまでのセレモニーだったのだが、途中2回の休憩があった。その時に立派になった子ども達と会えてとても幸せだった。

消防団の方々本当にご苦労様でした。これからも新座市の消防をよろしくお願いします。


市長へ要望書
午後は会派で「平成17年度予算ならびに施策に関する要望書」を市長に提出した。15時45分から16時までということで15分しか話ができなかった。僕は教育に関することで言いたいことがたくさんあったのだが、時間があまりにもなく全体を説明するだけで終わってしまった。市長っていうのは本当に忙しいんだなあと思った。15分刻みで人と会うなんて僕には考えられない。
17時まで会派の控え室で打ち合わせをして、着替えて自転車に飛び乗り塾へ向ったのだった。


11月17日 (水)  「たかやん議員日記」2004.第245弾! 

「たかやん議員日記」2004.第245弾!  11月17日(水)

5時起き
今朝は5時前に起きて仕事をした。それからランニング。まだ暗いうちから起きると、一日が長く感じていい。水分を十分に取って頭と体を動かす。いい一日になりそうな予感がする。明日はもう一声4時に起きてみよう。0時に寝て4時ならなんとかいけるだろう。

研修会
午後から和光で議員研修会があった。講演は東大の工学部の先生で、「防犯と都市計画」がテーマだった。久しぶりに大学の先生の講義を聞いた。僕の頭が悪いのか、なかなかうまくは伝わってこなかった。人に自分の考えを伝えるのはなかなか難しいことなんだと思った。授業でもそうだが、自分が分かっているからといって、相手に分かるわけではないのだから・・・・。

ハングルと先生
最近チェジュウが好きで韓国語の勉強をしている。好きになるということは恐ろしいことで、今まで遠くに感じていた国がとても近くに感じるようになってきた。先生を好きになるとその教科が好きになるのと同じ理屈だろう。今一番行きたい国は韓国かも知れない。

僕達は先生を好きになって勉強した。先生が好きだからその先生の教科が好きになった。僕が今英語の勉強をしているのは、中学時代にあった先生の影響が一番だ。先生の力は恐ろしい。40年近くたってもまだ影響力があるのだから・・・。そういうことって、今の子ども達も同じなんじゃあないかなあと思う。


11月18日 (木)  「たかやん議員日記」2004.第246弾! 

「たかやん議員日記」2004.第246弾!  11月18日(木)

1年1組
ヴェルクで買い物をしていたら、懐かしい卒業生に会った。『カンちゃん?』と声をかけると「ああっ!お久しぶりです!」と笑顔が返ってきた。『カンちゃん、いくつになったの?』「32です。」『そうかあ、(そんなに大きくなったか・・)1年1組だったよね?』「そうです。」『安孝やエイトと一緒だよね?』「そうですよ。懐かしいですね。」カンちゃんは1年1組ではどちらかと言うと大人しくて、優しい心を持った少年だった。朝教室に入るといつも僕を笑顔で迎えてくれた子だった。今はあのゴーンの日産に勤めているという。カンちゃんに会って、あの1年1組のクラス会をやりたいなあと思った担任であった。

刷新の会
いよいよ我が会派の最初の「市政報告会」が迫ってきた。幹事長の文さんや幸弘は何度も経験があるだろうし、善保や大佑も結構色々なところでそういう経験をしているらしい。だけど僕は勿論初めてのことだから、何がどうなるか全くイメージができない。お話をしてくださいといわれたら2時間くらいは話せると思うが、3分や10分で「議会を語る」となるとなかなか難しい。それでも何かわくわくするのは仲間が楽しい人たちだからかも知れない。僕は一人でやっていくと思っていたから、こういう仲間がいること自体が夢のようだ。土曜日・・・何人くらい集まってくれるのだろう・・・・。


11月19日 (金)  「たかやん議員日記」2004.第247弾!

「たかやん議員日記」2004.第247弾!   11月19日(金)


僕の長女の娘は今、小学校三年生。名前を楓という。秋の紅葉の時期になると自然に思い出すなかなかいい名前だと思う。楓は小さい頃から僕のことを「ともやちゃん」と呼ぶ。ちょっと冗談でそう教えたら、そのままになってしまったのだ。楓はかわいい。小さい頃の娘と実によく似ているのだ。

奈良県で小学校1年生の楓ちゃんが殺された。楓ちゃんの前歯が折れていたと聞いて、どんなにか痛かったろう、苦しかったろう、寂しかったろうと思う。両親のことを考えるとどうしようもない気持ちになる。あの時こうしていれば、ああしていれば・・・眠れぬ夜が続き、悪夢から覚めないかと苦しんでいるだろう。自分に置き換えると、耐えられないかもしれないと思う。

犯人はどういう家庭で育ち、どういう教育を受けてきたのだろう。まさか生まれつきの殺人犯はいない。そこには必ず「環境」「教育」の影響があるはずなのだ。教育の意味は重い。人が人として生きていくかどうかは「教育」にかかっているのだから・・・・。

「知らない人の車に絶対に乗ってはいけない!」と言われても純真な子ども達はあの手この手に簡単に騙されてしまうのだろう。全国の小中学校で幼稚園で、そして高校でも知らない人から声をかけられた時の逃げ方のトレーニングをする必要があるかも知れない。




11月20日 (土)  「たかやん議員日記」2004.第248弾!

「たかやん議員日記」2004.第248弾!   11月20日(土)

刷新の会市政報告会
5時5分前市民会館に着いた。我が家から市民会館へは自転車で6分といったところか。丁度大佑と善保が来たところで、僕らは会場作りを始めた。5時20分には会派の5人が集まった。大佑の後輩の女の子と文さんの奥さんと谷口さんという女性3人が笑顔で受付をしてくれていた。

会は6時過ぎに始まり、8時半過ぎまで続いた。

新座市を破産させないでください!
新座市の財政状態をよくしていくにはどういう方法があると思いますか?5人それぞれの考えをお聞きしたい!
議会がしっかりしてください!
観光都市新座なんて実現できるのか?
学校をよくしてください!
もっともっと通信を発行し、色んな場所でこういう会をしてください!
批判結構。批判がなくして進歩なしです!新座市の市議会選挙の投票率をあげるような努力をしてほしい。

こういう声を僕達はもらった。しっかり受け止めなくてはいけないと思う。どんな予算も議会を通らなくては成立しないのだから、もっとしっかり議論しなさい。ダメなものはダメと言いなさい。言葉でいうのは簡単なんです。それをチェックするのが議会ではないですか!市民はあなた方に期待していますよ。そういうメッセージだった。

今回は「たかやんの応援団」のメンバーは少なかった。だけど市民の応援団の方がたくさん来てくれたと僕は感じだ。話をしていて、ちょっとした拍手が嬉しかった。反省することがたくさんあって、そして次に進むエネルギーの源になりそうな会だった。


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