Diary 2006. 9
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9月11日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第254弾!  9月11日(月)

「たかやん議員日記」2006.第254弾!  9月11日(月)

5年前
僕らは9月17日のニューヨーク行きのチケットを持ちながら、WTCに飛行機が突っ込んでいくシーンをテレビで見た。まるで映画かなにかのようだった・・・・。旅行会社に連絡すると、「他の方はみな取りやめましたが・・・キャンセルしますよね?」と聞かれたから、『勿論行きます!』と答えた。

そして17日。ノースウエスト航空のニューヨーク行きに乗った日本人は僕達二人だけだった。
僕らのニューヨークのアルバムはまずセントラルパークで始まっている。ホテルから近い、セントラルパークのStrawberry fields へまず行ったのだ。次のページにはDo not crossと通行止めされたブルックリンブリッジの前での写真。そして次のページに煙の中から炎が見えるグラウンドゼロの写真がある。closed by order of New York City Police Department という表示のウォールストリート駅の前で撮った前に立つ僕の写真もある。マンハッタンはいたるところが警察と軍で封鎖されていたのである。

スタッテン島から見たマンハッタンを覆う煙も忘れられないが、グラウンドゼロの付近一帯の状態も忘れることができない。特にビルが砕け散った匂いはひどいものだった。そして写真・・・家族を探すためのたくさんの写真。行方不明の家族を思う人たちの涙を僕達は忘れられない。あちこちの公園でのローソクの炎・・・そして歌。人々の涙・・・半旗になった星条旗・・

マンハッタンの半分は深い悲しみに暮れ、そして半分は普段の生活を楽しんでいた。アメリカはそういう国なのだ。本当に不思議な国なのだ。僕らは肌でそれを感じたのだった。

総務常任委員会2日目
今日はパソコンを持って行くためにバイクで登庁した。いつものようにトレーニングをして、コーヒーを入れたあと委員会へ。今日の議題は18年度特別会計国保補正予算、17年度一般会計決算、国保決算・・・・。
僕は一日ミスの連発だった。まず休憩の時間を五分間違え「ごめんなさい」。トンチンカンな質問をして、「ごめんなさい」。質問の範囲を間違えて「ごめんなさい」管轄外の資料請求をして「取り消します」と笑われてばかり・・・。(執行部の方達は決して笑いません。)
それでも疑問に思ったことは言った訳で、そのことで(ああ、そうだったの・・)と確認できたことは沢山ある。だから・・・まいっか。

読書
控え室で安部晋三の「美しい国へ」を読んでいると、幸弘が「何その本?」『ああ安部晋三の本だよ。』「珍しい本読んでいるね?」『うん、同じ昭和29年生まれだからね。ちょっと興味があってさ・・』「安部さんの本を、金出して買いたいとは思わないけど・・・読み終わったら貸してよ。」『いいよ。』
今夜はこれから大田光と中沢新一の「憲法九条を世界遺産に」を読んで寝る。読書は楽しい。 たかやん


9月12日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第255弾!  9月12日(火)

「たかやん議員日記」2006.第255弾!  9月12日(火)


今日の夢も学校の夢。僕は臨時採用なのに遅刻をしてしまう・・・というまずい展開だった。管理職のところに行くと・・・全然知らない人で・・・何故か代議士の佐藤ゆかりさん?が同僚として助けてくれた。全然興味がないのに不思議だなあ・・・・。

体型
毎朝のトレーニング効果は体型にもでてきている。大分お腹周りが減ったのだ。面白いもので効果がでてくると、更にやる気になる。最初はちょっと辛いが、習慣になってくると楽しくなってくる・・・子ども達の勉強と同じだ。

結論
今日の総務常任委員会は議案の結論。4つの条例や補正予算の賛否と、17年度決算の認否が行われた。僕はまず「新座市憲章条例」に反対した。理由は2年半の努力を否定はしないが、市の最高規範とするには論議が不十分で、市民と市議会と市が協働するということが目的なら、内容にも不満があるというもの。もっとみんなが納得するものを作りたいと思ったのだ。結論を出す前に「刷新の会」の田中委員が「会派の意向として、継続するべきだ」と発言。「共産党」の朝賀委員、そして「語る会」の邑がそれに続いて、継続すべき!と主張したが、公明党の長老古沢委員の「もう2年半もやったんだから・・・」という一言に最大会派「政和会」が賛同し、結論を出すことになった。(結局多数決なのだ)この議案には共産党の朝賀委員が退席、僕が反対。後の委員は全員賛成だった。僕はこの条例案ができるまでは積極的に関わることがなく、勉強も殆どしてなくて恥ずかしいと思っている。でも勉強をしていくうちにこの条例案ではまずい・・・そう思うようになったのだ。
僕は結局4つの条例の二つに賛成、二つに反対をした。

国民健康保険
国保料を払えない人が増えている。払わない人もいるだろうが、払えない人が多いと僕は思う。国が決めたことだからといって、地方がそれに追従していたら、庶民は干上がってしまう。「都(みやこ)からの命令だ」と代官が庶民から年貢の取り立てを厳しくしていく。都の財政が苦しいから、代官の財政のことなど気にもせず、勿論庶民のことなど気にもかけない・・・都(みやこ)の役人の無駄遣いに口に出させないように、“払わない奴がいるから苦しくなるんだ”と払っている庶民の攻撃先を払えない人たちに向けさせようとしている・・・・そんな気がしてならない。確かにみんなが払えば国保は持ち直す。だけど払いたくても、払えない人たちもたくさんいるのだ。払えない人たちの中には医療を受けられない人たちも沢山でてくるだろう。市からでた資料を見ていて、そう思った。

17年度一般会計決算
経常収支比率も実質債務残高比率も17年度だけで出てきた数字ではない。過去の積み重ねが今のひどい数字を生み出したのだと思う。この二つの数字は、朝霞、志木、和光の4市で比較すると新座市だけが突出している。長年予算に賛成、決算を承認してきた議会にも責任はあるのだ。勿論2年間反対できなかった僕自身にも・・・。
「大きくなったら使うのだから、お前達が払うんだよ」と子どもに借金を残していく親がいるだろうか。「やがて孫も使うものだから・・・」と生まれてきてもいない孫に借金を残していくじいちゃん、ばあちゃんがいるだろうか。そりゃあ、インフラの整備で借金をすることはあるだろう。でも必要以上の整備や無理な同時展開で借金を増やすのは間違いだ。僕は17年度一般会計決算をそういう意味で「認定」しなかった。

神さん
一日かかった委員会が終わって・・・財政部に資料をもらいにいくと・・・「神宮司先生」の名前がでてきた。『僕にとって神さんはお母さんみたいな存在です。』というと「本当にいい先生でした」と笑顔のHさん。僕にとって神さんは本当にお母さんみたいな人だ。中村敞一郎、山口常義、大矢桂三、甲神嵒、木下保則、川島勝治、宮下博子・・・・僕に影響を与えた人はたくさんいるが、神宮司久子ほど僕が愛した先生はいない。「あたしゃ学校が好きなんだよ」といつも最後まで職員室に残っていた神さん。「あたしゃあんたみたいに勉強を教えられないからね、子供たちと一緒に勉強するんだ。」と放課後の1組の教室で孫のような子供たちと一緒に勉強していた神さん。「あんたたちがいなくなったら、あたしゃどうしたらいいんだい・・・」と僕らが五中を去るときに、体育館の階段で泣いていた神さん。ピアノを打楽器のように弾いていても、1000人の五中生に大声で校歌を歌わせていた神さん。「あんたはいい声しているねえ・・」神さんにそういわれたことで、僕は今でも歌を歌っている。長い一日だったが、「神宮司先生」という言葉が僕の心を軽くしてくれた。ありがとね、神さん! 近いうちにまた電話するからね! たかやん




9月13日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第256弾!  9月13日(水)

「たかやん議員日記」2006.第256弾!  9月13日(水)

ノーカーデー
今日は大きな荷物を持っていかなくてはいけなかったので、車で送ってもらった。ノーカーデーなのに・・・・申し訳ないことをした。

一番乗り
9月議会が始まって、これで3回目の一番乗り。大体3番目以内にはいるかな・・・。夢の中では遅刻ばかりしているから、人より1時間くらい早く来て丁度いいのかも。学校にいた頃は桁外れの一番が多かった。子供たちとの朝試合・・・16年間でいったい何千試合したのだろう・・・・。

一般質問
通告1番は最大会派のSさんかNさん。どうやらいつも二人で競い合っているらしい。僕にはそんな芸はないから、いつも通告締め切りのギリギリ・・・だからペケかペケ2のことが多い。「共産党」「公明党」「革新無所属」は全員が100%質問する。「刷新の会」はその時によって違う。「政和会」は質問する人が大体決まっている。会派によっても、個人によっても一般質問の捉え方は色々である。僕は最初、これこそが「議員の仕事だ」と思っていたから100%発言してきたが・・・・(もしかしたら、議案の審議で発言することの方が重要なのでは・・・)そう思うようになってきた。折角の権利だから、これからも100%発言はしていくとは思うが・・・・。いつも思うのだが、発言しないと眠くなるのだ。学校の授業でも議会でも緊張感が無いと眠くなるのは当たり前。でも発言している人に申し訳ないので、僕は「居眠り」と「野次」はしないと決めた。自分が主役になれば眠くなることはないが、脇役でも緊張感を持つ。それが僕を応援してくれた1270人の方達への最小限のマナーだと思っている。

お客さん
今日はお客さんが多かった。休憩の時には教え子のお母さんと星川さんが控え室に遊びに来た。昼休みには六中の卒業生が遊びに来て、幸弘と善保が話し込んだ。(大佑もいたかも・・・)そこへ空と空ママが登場し「えっ!どうしたの?」。空は刷新の会の控え室を僕の部屋だと思っていて・・・文さんに「大きくなったね」と言われていた。

資料の整理
いろんな人の質問を聞きながら、資料の整理をしていた。興味のある質問や、自分に関係のある答弁はメモをしながら資料に目を通していた。文教よりも総務の方が知らないことが多いので、それで面白いと感じるのかも知れない。何度読んでもよく分からなかったのが「自立支援法」の資料。大佑じゃあないけど「俺、頭悪いのかなあ・・・」と呟きたくなる。

公開質問状
朝、レターケースの中に「公開質問状」なるものが入っていてドキッとした。尾崎議員の住所問題での見解を・・・と言われても、昔からの尾崎さんを知っている人たち(家は勿論商店街での活躍とか・・)と、僕のように今でもどこに尾崎さんの家やお店があるのか知らない人間とでは問題の捉え方が違うと思う。
随分前に笠原さんが「緊急動議」を出して、「全協」でこの件が話し合われて、市長の住民基本台帳に対する見解と笠原さんの「住所」というものに対する認識の幅を初めて知った。志木市に住んでいても、新座市で仕事をしていたら、新座市が住所になりえる。そういう見方もあるという訳だ。一方で星川さんは何度もこの問題を議運で取り上げ、「現在の調査の状況を報告せよ!」と吼えるのだが、ほとんど無視されていた。そして突然志木市長の調査結果が報道され、それに対しての市長の見解が報道され・・・県知事の裁定が下るとか、最後は議会が結論を出すとか言われている。
市民に報告義務があると言われても、住民基本台帳に載っているかどうかを判断するのは「市長」であって、両市の市長の判断が決定して、それが同じなら、その時点で僕達も何らかの判断をしなくていけないし、両市長の判断が異なった場合は県知事が裁定を下すらしい。その裁定によって、議会に判断を求められた時、私はこう判断しました。と市民に説明するのだと思う。今は市長レベルで、そしてこれからは県知事レベルでの判断なので、今の段階では僕は何も答えられないのだ。  たかやん





9月14日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第257弾!   9月14日(水)

「たかやん議員日記」2006.第257弾!   9月14日(水)

びしょ濡れ
今朝は雨だけど自転車で登庁した。びしょ濡れのまま控え室でトレーニングしていると、文さんがひょっこり顔を出して・・・「臭い!」「汗臭い」「おやじ臭い」「女の子の嫌いな匂いだ」と笑いながら言った。「まずいなあ・・・それは。気がつかないうちに、おやじ臭くなっていたのかなあ・・・びしょ濡れのままだからかなあ・・・・」僕は急いでコーヒーを沸かし、おやじ臭さを飛ばしたのだった。

一般質問
演台のマイクの前に立つと普通の人は緊張する。あの星川さんでさえ「緊張するわよ」というのだから、多少心臓に毛の生えた人でないと思ったようには話せない。マイクで話したことは全部録音されているし、TVカメラ?でうつされているのだから緊張するなと言う方が無理かも知れない。執行部で演台のマイクで話をするのは市長・助役・収入役の三役だけ。後は教育長も他の部長達も自席で答弁する。市長は常に演台で答弁する訳で・・・どんな質問にも殆ど詰まることなく話ができる須田市長には(凄いなあ・・)といつも思ってしまうのだ。今日は北村議員が演台のマイクの前で可愛いため息をついて・・・みんな大笑い。学校の授業と同じで、たまにはああいうことがないと・・・。同じ一年生の白井議員もかなり粘っていたし、僕も頭以外で、たまには目立たないと・・・・。

資料
今日も財政部にお邪魔して資料をもらってきた。今回教育委員会の先生達(特に小林部長)とは随分話をしたが、それ以上に財政部には何度もお邪魔している。「教育一本」はどうやら取りやめになりそうだ。数字の嫌いな人間が、どうやら数字に意味を感じるようになったらしい・・・。教育委員会の先生達と新座の「教育」を語るのもいいし、財政部の人たちと、新座の「財政」を語るのもいい。そんなこと今まで考えたことがなかった。今年の忘年会は呼んでもらえないんだろうなあ。一人会派だからなあ。ちょっと寂しいなあ。(お金がないから半分嬉しい)・・・市長とは議場で「財政」を語るしかないか・・・。うーん。負けちゃいそうだなあ・・・。財政の知識は月とスッポン。象と蟻だもの・・・。テニスと麻雀なら勝てそうな気がするんだがなあ・・・。

乾杯
以心伝心というのはあるもので、電話をしようと思った瞬間にその友達から電話がかかってきた。「たかやん、元気?」「啓介・・・凄いよ。俺、今かけようとしてたんだぜ。」「えつ、何で、何で?」「何でって・・・そりゃあ、ほら、あの何だっけ・・啓介の結婚式いつだっけ?」「今度の日曜だよ」「嘘!」「えっ、忘れてたの?」「マジ?11月じゃなかったっけ?」「来週の日曜だってば!」「ああびっくりした!」「電話してよかったあ・・実はね。たかやんに乾杯の音頭をやってもらおうと思ってさ。」「何で俺が乾杯なのよ。歌でも歌わせろよ。乾杯って、お前。結構みんなが固まっている状態だぜ?」「だからたかやんにって、二人で合意したのよ・・・」
教え子達の結婚式はかなり出席した。仲人もしたし、主賓の挨拶も結構やった。だけど・・乾杯の音頭は今度がはじめてである。どんな乾杯にするかなあ・・・うーん、楽しみ、楽しみ。うふ。

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         



9月15日 (金)  「たかやん議員日記」2006.第258弾!  9月15日(金)

「たかやん議員日記」2006.第258弾!  9月15日(金)

「パパまたきてね!」
空に送られて家をでる。「おしごといかないで!」と言われると「ごめんね、お仕事は行かないといけなんだ。ちっちがアイス食べられなくなっちゃうからね。」と言うようにしている。でも今朝のように「パパまたきてね!」と言われると、人聞きが悪い訳で・・・。それでも3人でハイタッチをして、ゴミ袋を抱えて「行ってきまーす!」と家を出たのだった。
自転車に最適の季節になってきた。風が気持ちいいのだ。

「体操してるの?」
トレーニングをしていると、星川さんが通りかかり「体操しているの?」「あ、トレーニングしてます」控え室のドアはいつも開けっ放しだから、トレーニングも着替えも、みんなに見られてしまう・・・。まいっか・・・。

地域通貨
幸弘の質問はなかなか面白かった。今話題になっている「地域通貨」のことを質問していたのだ。「新座の富をなるべく外に出さないようにする方策を考える・・・」これは「日本の富をアメリカに出さないように方策を考える・・・」に似ている。地方のお金は中央に吸い取られ、中央のお金は海外に吸い取られる。そういう仕組みには歯止めをかけなければ・・・。ということだろう。

勇さんデー
今日の午後の一般質問は星川さんと中田勇さんという“一人会派”の質問が続いた。話題をさらったのは勇さん。「君が代斉唱の時に起立しない議員のこと」を取り上げ・・・・その内容が過激だったので、笠原さんから「休憩!」がかかり議運へ。議運は傍聴人で溢れ、珍しく傍聴席から野次まで飛び・・・勇さんは四面楚歌・・・。勇さんと僕とは考え方は180度違うのだが、同居人としては早く開放してあげたいという気持ちになって・・・。
議会は予想終了時間を大幅に超えて6時前に終わったのだった。


志木市長からの通知

新座市長 須田 健治様                  平成18年7月20日

                      志木市長 長沼 明

        住民基本台帳法に基づく調査の結果について(報告)

平成18年2月28日付け新市発第5581号及び同年4月12日付け新市収第5970号の件につきまして、住民基本台帳法(昭和42年法律第81号。以下「住基法」という。)第34号第2項の規定により調査を実施しましたので、その結果を下記のとおり報告します。



1対象者

(1) 氏名 尾崎 吉明
(2) 住所 新座市東北二丁目30番25号 パル8番街1F
(3) 転入前の住所 志木市幸町一丁目4番16号

2調査結果

 転入前の住所(以下「前住所」という。)には、調査の対象者である尾崎 吉明氏(以下「対象者」という。)の客観的な居住の実態及び主観的な居住の意思がないため、生活の本拠があるとは認められない。
以上
* 新座市長から志木市長への調査依頼の結果の通知がこの通知。
新座市長は「選挙の時点で志木市に住所があった。」志木市長は「今は新座市に住所がある。」とまあ意見が微妙にずれている。僕達がこの通知を見たのは昨日。今はここまでしか分からない。この結果を受けて、県知事の調停になるのか・・・再調査を求めるのか・・それも今は分からない。公開質問状の期限が近づく・・・「オーマイガッ!」   たかやん




9月16日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第259弾!   9月16日(土)

「たかやん議員日記」2006.第259弾!   9月16日(土)

運動会
テニスで体を少し動かした後、空の初めての運動会に参加した。K幼稚園の園庭はカメラやビデオカメラを持つ人たちと来年の春入園する子供たちで溢れていた。
「久しぶりです!」五中の最後の卒業生のS君。六中の赤ジャージのR君、そして五中の4期生の昭弘と、若いお父さん達と沢山会えて嬉しかった。(あれ?俺より歳上っぽい人がいるぞ・・・)と喜んでいると、おじいちゃんだったりして・・・・。半袖短パンで走る用意をして行ったのだが、そういうシーンはなかった。二十数年前の雪の幼稚園の運動会では断トツの走りだったのだが・・・・・。

ディベート
NHKの衛星放送で「小学校の英語教育は必要か」というディベート番組をやっていた。鳥飼久美子が反対の立場で、ニュースキャスターの鳥越さんが賛成の立場で意見を交わしていた。僕は両方の意見に共感するところがあったのだが、感心したのは彼らの態度だ。兎に角、みんな人の話をちゃんと聞くのだ。勿論エキサイトすることもあるのだが、基本的には相手の話をちゃんと聞く・・・だからお互いの主張がよく理解できる。そういう番組だった。日曜日の朝にどこかのチャンネルでやっているような誰が喋っているのか分からないような番組とは全然雰囲気が違い、聞いていて爽やかだった。
僕は最終的には鳥飼久美子派だ。小学校での英語教育は必要がないと思う。それより中学校からの英語教育に力を入れた方がいい。幼児期からの英語教育が必要だと考えるなら、親が教材を選んで聴かせればいい。親も一緒に勉強すればいいのだ。今の財政状況では小学校での英語教育は無理だと思う。優秀なALTを雇うには予算がかかる。担任が教えるとなると小学校の先生達の負担が重すぎる。僕のように英語好きの人間ばかりではないのだ。真面目な先生ほど、英語の準備に力を入れ、お金をかけてでもいい授業をしよう。そう思いつめていくのではないかと思う。タイ、韓国、中国と「小学校での英語必修」が進んでいる今、日本は「母国語を大切に」というスタイルで、しっかりと国語を身につけていって欲しいと思う。
小学校では母国語で「聞く」「話す」「読む」「書く」という力をしっかりと身につけ、中学校では同じように「外国語」を学んでいく。勿論、今のように週に3時間、4時間では無理だから、毎日やることが大事だ。そして高校では「第二外国語」を習得する。それで充分ではないか。もっとやりたければ、大学で「第三外国語」を勉強すればいい。母国語で自分の考えを表現できない人間が、外国語で表現できる訳はない。

何でもそうだが、大切なのは初めて会う先生だ。いい先生に出会えば、一生勉強することも可能だ。僕らが海外へ行って、みんながみんな「いい日本語の先生」にはなれないのと同じで、ネイティブスピーカーだからといって、「いい英語の先生」だとは限らない。そういう意味でも小学校での英語教育には無理があると思うのだ。
12月議会は「英会話教育特区」の質問も追加かな・・・・。大切なのは議論することだ。

至福の時
空の寝顔を見ていると、ああこれが幸せなんだ・・・そう思う。一日いろんなことがあって、精神的にまいっていても・・・子どもの笑顔や寝顔で救われる。
父さんの詩集「三本の矢に」にも、そのことが書かれている。

子の寝顔

子等は可愛く
子等は可哀し
わが手にまつわり
わが膝にたわむれ
奇妙なる質問をし
わが答え聞くまでやまず

子等は愛すべし
わが生命の延長にして
わが過去の再現なりせば
子等はいぢらしきかな
この世にたのむは
わが力のみにして
われをしたう一すぢの心ゆえに

子等は頼もしきかな
わがなし得ざる望みあまたもつ
唯一のわが分身なりせば

子等は眠りぬ
つくづくとその寝顔の愛らしきかな

****

四才の私の記憶には
馬小屋があり
囲炉裏がある。
その傍らに
祖母の顔がある。

                       邑 新太郎

三十代の父さんが、僕達三兄弟の寝顔に感じたものを、僕も子ども達の寝顔に感じている。
「子等は眠りぬ つくづくとその寝顔の愛らしきかな」雪も亮も本当に可愛い寝顔をしていた。

さあ、今夜は委員会の議事録を読むぞ。文教、厚生そして建設。一人会派は忙しく、そして楽しい。  たかやん       


9月17日 (日)  「たかやん議員日記」2006.第260弾!  9月17日(日)

「たかやん議員日記」2006.第260弾!  9月17日(日)

結婚式
今日は啓介の結婚式。久しぶりに小倉さんに会えた。小倉さんは東村山の市長選に立候補した。空がまたお腹の中にいるときに、僕らはその選挙事務所にお手伝いをしに行ったのだ。その時に事務所でパソコンをいじっていたのが啓介。僕はその感じのいい青年を、最初「川口さん」と呼んでいた。ところが毎日選挙事務所で一緒に仕事をして、選挙カーにも乗り、駅前のゴミ拾いなどをやっているうちに、いつの間にか「けいすけ」と呼ぶようになっていた。そして啓介も僕のことを「たかやん」と呼ぶように・・・・
小倉さんの選挙は8000票の差で負けた。4月の統一地方選に4月になってから、立候補を表明したのだから・・・「負けて当たり前だろ。」そう言われながらの戦いだった。僕の従兄弟のハルちゃんが、「朋矢、お前行ってやれ!」「応援してやれ。そこで選挙の何たるかを勉強してこい!」そうして、僕らは出会ったのだ。
小倉さんの選挙で学んだことはたくさんあった。そして何よりも僕は啓介と会えたことが一番の収穫だった。

啓介は僕の選挙に泊り込みで来てくれた。新堀の塾に泊まり、何から何まで一緒にやってくれた。駅前に一緒に立ってくれた。そして開票日。「たかやん!当選したよ!」「やったよ!」と総合体育館で、啓介は泣きながら僕達に抱きついてきた。

戦友
今日の乾杯のスピーチで、僕は彼の戦友です。戦友の戦は選挙の選ですが・・・と言った。僕はアカペラで「乾杯」を歌い、全員が啓介と良美さんの名前を絶叫しながらの乾杯をした。彼らにとって、思い出に残る「乾杯」であってくれたら嬉しい。

来年4月、今度は啓介が川越市議選に挑戦する。今度は僕が川越に泊まりこみで応援をする番だ。「選友」はもう駅立ちをしている。「教育」「環境」への熱い思いは、僕に負けない。啓介は川越市の財産になるだろう・・・。

アルコール
今日は久しぶりに飲んだ。最近飲まないことが当たり前になってきたから、結構酔った。体重も、体脂肪率もゆっくりと落ちてきているのは、飲まないのが習慣になってきたからかも知れない。飲むのが習慣なら、飲まないのも習慣。慣れればなんていうことはない。

飲んで運転するのが習慣になっている人間が世の中にはたくさんいるようだが、車は凶器でもあるのだ。「酔っ払いに凶器」はいただけない。「気違いに刃物」よりも危険かも知れない。酒酔いで誰かを殺したら、「殺人罪」で起訴されればいい。覚せい剤で人を刺し殺すのと何も変わらない。あの人たちは「酔っ払って運転した」のではない。飲む前から、「飲んで運転する」積りだったのだ。その罪は重い。              たかやん



9月18日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第261弾!  9月18日(月)

「たかやん議員日記」2006.第261弾!  9月18日(月)

キャッチボール
本を読んでいて、寝たのが3時半になってしまったが、空に起されて7時から遊んだ。最近僕らがはまっているのが、風船遊び。僕はソファーで、空は椅子に座って、風船でキャッチボールをするのだ。これがなかなか面白い。空が取りやすい様に、風船を飛ばすのがこつだ。手足を使って、慣れてくると10往復くらいは楽にできるようになる。空にはそれが楽しくてしょうがないらしい。風船の次はボールを使ってやるのだが、バウンドしたボールを取れるようになって、これまた嬉しいらしい。

相手が取りやすいボールを投げる・・・。それがキャッチボールの基本だろう。自分が投げたいボールを投げたくなるが、相手の力量に合わせて投げる。サッカーやバスケットのパスもそうだし、テニスのストローク練習も同じだ。

言葉のキャッチボールも同じだと思う。こんなことも答えたれないのか・・・そういう言葉を貰うと、人はなかなか答えられなくなる。言葉のキャッチボールができなくなるのだ。言い負かすのは気持ちがいいかも知れないが、言葉のキャッチボールは続かなくなる・・・・。やはり相手の能力を引き出すような言葉が大事だ。

議員として市民とキャッチボールが出来ているだろうか・・・・ボールを投げ易い雰囲気にしているだろうか・・・そういう場をしっかりと作っているだろうか・・・まだまだ、全然駄目だ。

議会でのキャッチボールも含めて、もっと上手にキャッチボールをしなくては・・・そんなことを考えながら、今日も空と風船で遊んだのだった。

交換ノート
クラスやテニス部の子達とよく交換ノートをやった。時にはクラスの子の親とのノート交換もあった。これもキャッチボールだったのかも知れない。上手に投げて、長続きしたノートもあれば、投げ方が悪くて、直ぐに終わってしまったノートもある。僕が20年間書き続けた「一生懸命」という学級通信も、キャッチボールの一種だったのかも知れない。熱投していた積りだったけど、実は時々暴投していた・・・・。録画していた学園ドラマを見ながら、先生と生徒の交換ノートって結構いいじゃない・・・と、ちょっと泣けてきた。
「パパ、泣いてるの?」空が心配そうに見る。「うん、ちょっとだけね」「パパ、大丈夫?」「どこかいたいの?」「うん、ちょっと胸の奥がね。大丈夫だよ。ありがとね。」テレビを見て泣く父親なんて、ちょっと格好悪いのだが・・・まいっか・・・   たかやん


9月19日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第262弾!  9月19日(火)

「たかやん議員日記」2006.第262弾!  9月19日(火)

寝不足
今日も睡眠時間が3時間半くらいで、少し寝不足である。それでも自転車を思いっきりこいで、トレーニングをすると、完全に目が覚めて・・・・議場でも全く眠くならなかった。

傍聴
今日の一般質問は工藤、朝賀、石島、小鹿の共産党の4人の議員。今までで一番、傍聴人が多い一日だったような気がする。しょっぱなから「拍手」が飛び出し、傍聴人に注意がいくと、「俺は拍手していないのに、何で俺に言うんだ!」と大声が出たりして・・・僕はUさんを助けに、もう少しで傍聴席に行きそうになった・・・。

傍聴席からは「野次」や「拍手」はいけないことになっているのだ。先輩議員達は平気で野次るのだが・・・・。

僕も昔、一度だけ傍聴に行った事がある。六中テニス部が潰されそうになった時の議会で、余りにも出鱈目な内容だったので、「嘘をいうな!」と叫びたいのを我慢した記憶がある。誰も六中のテニス部を見もしないで・・・人から聞いた話だけで判断していたのだから・・・
僕は現場主義でいきたい。自分の目で見て、自分の頭で判断したい。

傍聴に来る人は、いろんな意味で、そうとう市政に関心がある人たちなのだ。エキサイトしすぎては困るけど、沢山の人に来て、議会を見てもらいたいと思う。

扇風機
今日の質問の中で驚いたのが、五中と二中の保護者達が子ども達の為に、扇風機を設置したという話。本来は教育委員会の仕事だが、財政難だからと一向に進展しない。それを見かねて、保護者がお金を出したということらしい・・・。今日の議場はエアコンで涼しすぎるくらいだったが、教室の子ども達は暑くて勉強にならなかったのではないだろうか・・・。「職員室にはエアコンがあるのに、新座の学校には扇風機もない・・・」子ども達のボヤキが聞えてきそうだ。昔は、暑いときも、寒い時もみんな一緒。職員室も教室も同じように暑かった。学校が荒れる一因にならなければいいが・・・・。僕が学校にいたら、「家にある古い扇風機全部持ってこい!」と号令をかけて、「自分のクラスだけ涼しくしてんじゃない!」と怒られたんだろうなあ・・・。早速、五中と二中に扇風機を見に行かなくっちゃ・・・。

島耕作
明日は自分の一般質問だというのに、教え子から借りた「課長島耕作」にはまっている。漫画だけど、自分が経験したことのない民間企業の世界が少し見えてくるから面白いのだ。明日も原稿無しでいこう。あれこれ考えてもしょうがない。市長と教育長の胸を借りることだ。                         たかやん




9月20日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第263弾!  9月20日(水)

「たかやん議員日記」2006.第263弾!  9月20日(水)

一番乗り
今日は一般質問があるので、勿論一番乗り。8時半前には市役所に着いた。受付の人とも顔なじみになり、「おはようございまーす!」と笑顔で挨拶。笑顔の挨拶ほど気持ちのいいものはない・・・・。

コーヒーを入れて、トレーニング開始。最近腿上げダッシュを取り入れたので、最後の方では貧血状態になり、汗びっしょり・・・。掃除のおばさんに見つかり、「元気ねえ。病気したことないでしょ?」と笑顔で言われてしまった。「そうですねえ・・・余り寝込まないかも・・」と笑顔でこたえる。朝から沢山の笑顔に会えてうれしい。

一般質問
笠原さんの迫力のある質問が終わり、善保の笑いのある質問が終わり、いよいよ僕の番がまわってきた。議長に指名される前に演台の水を飲むと・・・「指名される前だから、一杯100円」とからかわれる。

財政の質問は市長にかるーくいなされた。もの凄く大切なことなのに、どうも市長の答弁を聞いていると・・・「健ちゃんペース」になってしまう自分がいる。12月議会ではもう少しまともにやりあえるように、もっと、もっと勉強をしよう。

環境問題はそれなりに理解しているというような答弁だった。黒目川の清流も花で飾られた街並みも新座市にとっては大きな財産になるという認識は市長と同じだ。

教育問題・・・質問をしていて、答弁を聞いていて、本当に財政よりも危機的な状況にあるのではないか、と不安になった。今回の質問は喧嘩をふっかけたような質問ではない。殆どが提案型の質問だったのだ。教育長も2回目の答弁で、まだ慣れていなかったのかも知れないが、質問と答弁が食い違いすぎだったと思う。

僕は市教委と協力して、新座の学校をよくしたい。本気でそう思っている。市教委を攻撃する気はサラサラないのだ。新座の小中学校の学力低下の問題は切実だ。嘗て埼玉県でトップにいた新座の教育が、これほど落ちているとは・・・・。市教委の見ている方向が子ども達の方向なら、必ず一致するところがあるはずだ。

どんなにスポーツが強くても、勉強ができなければ評価はされない。それが学校というものだ。僕らがいた頃の五中は県のトップで、埼大付属といい勝負だった。僕は全てのテストを子供たちと一緒に受けたけど、僕が勝てない子達がいた。六中のテニス部だって、一番練習した代の子達は関東で優勝し、全国で3位だったけど、学年で1,2番はテニス部の子達だったし、半数以上の子達が5教科で400点は越えていた。あれだけ朝練をし、夜まで練習したのに。彼らは浦和や川越に行き、東大にも早稲田にも入った。だから親からも地域からも認めてもらえていたのだと思う。なんだかんだ言っても、学校は勉強ができなくては評価はされないのだ。僕はそう思う。

刷新の会控え室で
市議会便りに何を載せるかで少し悩んだ。財政か?それとも教育・・・うーん、黒目川も大事だぞ・・。そこで刷新の会の控え室へ。「うす。ねえ、どの質問がよかった?」と聞くと、大佑が「今日の質問、本当によかったっすよ。初めてよかったと思いました。」と偉そうに言う。「あのなあ・・・」
すると文さんも「40分授業に俺は賛成だよ。市長もうんうん頷いていたよ。」幸弘も「いやあ、よかったんじゃない・・」よっちゃんも「やっぱり教育問題でしょ・・・」とみんな教育問題がよかった!と言ってくれたので、今回の議会便りは「教育問題」になった。
僕が教育問題で提案したことは、お金のかかることは何ひとつない。時間割も大会も自習のカウントも、卒業式のことも予算はゼロでできることだ。埼玉県が時代遅れだからといって、それに新座市が付き合うことはない。文部科学省も認めているのだ。堂々と新座市の色を出せばいい。中体連に気を使うことはない。中体連の先生達だって、みんな学校の先生なのだ。学力向上の為なら、事業時間を確保する。当たり前のことなのだから、きっと協力してくれるはずだ。     

水道道路で・・
暗くなった遊歩道を自転車で入っていると、向こうからも自転車が・・・「おっと、ごめんね。大丈夫?」少し接触してしまった。その男の子は「大丈夫!」と笑顔で走り去った。少しすると向こうからまた親子連れが・・・今度も正面衝突しそうになって・・・「おっとっと、お先にどうぞ!」というと、男の子「ありがとう」。お母さんも「どうもすみません、ありがとうございます!」と笑顔で言ってくれた。そして今度は中学生二人組みを追い越そうとすると、彼らは突然左折。直進していた僕とガシャッ・・・「おっととと・・大丈夫?」ところが中学生は「・・・・・」無言なのだ。(この馬鹿タレが!)と怒ろうという意識があったが、(待て待て、俺はもう六中の教師じゃあない)何も言わずにそのまま走った。こういう瞬間の言葉って、学校が教えるものじゃあないから、やっぱり家庭の問題なんだろうなあと思った。だけど世間の人は六中のジャージを着ていたら、六中生は!と思うのだよなあ・・・。学校も大変だわ・・。そんなことを考えた、今日の水道道路だった。      たかやん




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