Diary 2006. 9
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9月21日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第264弾!  9月21日(木)

「たかやん議員日記」2006.第264弾!  9月21日(木)

朝霞市議会
今日は朝霞市議会の傍聴に行った。議場は新座と比べてかなり狭く感じた。僕は1時過ぎに傍聴席に入ったのだが・・・・議場は誰もいなかった。1時30分に午後の部がスタートしたのだが、執行部が25分くらいに全員揃い、議員はブザーが鳴ってから集合していた。

クールビズ
新座の9月議会ではネクタイをしているのは僕と数人だけ?執行部はゼロ。ところが朝霞市は執行部は全員ネクタイに背広だったし、議員も殆どがネクタイをしていた。議場は結構暑かったのに・・・

パソコン
ビックリしたのは議場にパソコンの持ち込みが認められていたことだ。新座では考えられないことで・・・二人の議員がずっとパソコンで仕事をしていた。寝ているよりはましだけど、やっぱり反則だ!と思った。

書記
新座の議場にも書記のすわるところはあるのだが、書記は見たことがない。朝霞の市議会には女性の書記がいた。

持ち時間
僕は田辺議員の一般質問を傍聴したのだが・・・・1回目の質問は25分。再質問の2回目が25分。そして3回目も25分と時間がフンダンにあったことに驚いた。質問項目が34項目もあり、それにもビックリした。

石神井高校
田辺議員は高校の3年後輩だった。休憩の間に控え室を訪ね、それが分かった。「田中幸弘って知ってる?」「ええ、一番仲がいいですよ!」「あいつと昔一緒にやっていたんよね。」「へえ、そうですか・・・」妙なところで人間は繋がっている・・・。

面会
議員に面会するには議会事務局を通さないと駄目。議員控え室に勝手に入ることはできない。新座は誰でも直接入ることができる。そういうところも随分違うんだなあと思った。

居眠り
議員の居眠率はどこも同じなのだろうか・・・。朝霞市民の兄貴には誰が寝ていたか、後で報告しておこう。寝ていた議員の名前は全てメモしておいたから・・・・。傍聴していると、一番気になるのが「居眠り」だということがよくわかった。執行部で寝ていたのは一人だけ・・・・後は全員ずっと起きていた。因みに本を読んでいた議員は二人。傍聴席からは何でも見えてしまう・・。

たまには他の市の議会を傍聴するのも悪くない。自分がどういう風に見られているかよく分かるから・・・。    たかやん





9月22日 (金)  「たかやん議員日記」2006.第265弾!  9月22日(金)

「たかやん議員日記」2006.第265弾!  9月22日(金)

君が代
東京地裁の判決が出た。当たり前のことだと思う。学校で歌が強制されていい訳がない。子ども達の未来のために、勇気をもって「起立」しなかった先生達に拍手を送りたい。歌というものは強制されて歌うものではない。そして歌わないことを強制されるものでもない。みんなと同じが正しい・・・そんな人間を作らない為に先生達は起立しなかったのだろう。大体、君が代の君が自分たちの君だとしたら、それで罰せられるだろうか・・・「君が代の君は、天皇なのだ。だから立つんだ!」と堂々を言えばいい。歌の後ろには天皇がいる。日の丸の後ろには天皇がいる。(そして天皇の後ろには・・・)それでいいではないか。後ろに誰もいない国旗に向って、敬礼をする方がおかしい。あんなベニア板の国旗に敬意を表せ、というほうがどうかしている。どうせやるなら旗くらい作れよ!といいたくなる。
愛国心をそんなものではかれるわけがない。現実に「国旗・国歌」と主張している政治家達は、平気で日本の富をアメリカに流し込んでいる。国と地方で総額1000兆円を越える借金を抱えている国が、どうして一年間に32兆円の米国債を買わなきゃいかんのだ・・・。アメリカはその金を戦争に使っているというのに・・・。愛国心が本当にあるのなら、日本の金は日本に投資するはずだ。1995年の「年次改革要望書」の中で、アメリカは郵政民営化の要望を盛り込んでいる。アメリカは最初から350兆円の郵政資金を狙っていたのだ。森、そして小泉・・・本当に最低の総理大臣だったと思う。

自治憲章条例
今日の議会はなかなか白熱して面白かった。僕が委員会で原案反対をした理由は、「市政の最高規範というのなら、不十分な点がたくさんある。まだまだ意見のキャッチボールが足りない」と思ったから。中間報告の案のほうがよかったとも思った。要するに形だけの「自治基本条例」になってしまったと感じたのだ。今日は共産党の笠原さんが修正案を出し、色々な人が質問に立った。平松、星川、田中そして邑と質問が続き、討論へ。討論では公明党の白井議員が原案に賛成討論。星川さんが原案にも修正案にも反対討論。僕が修正案に賛成討論、並木平八議員が原案賛成討論、朝賀議員が修正案に賛成討論、三村議員が原案に賛成討論、田中議員が原案に賛成討論。と今までにない大討論大会になった訳で・・・僕は笠原さんの質問に対する答えに納得して修正案に賛成した。勿論、修正案は否決され、原案可決で幕を閉じたのだった。
意見は違ったけれど、僕は三村議員の討論が気に入った。多分、原稿など用意していなくて、自分の意見をそのまま演台で言ったのだと思う。気持ちが乗っていて、とてもいい討論だった。

次の「新座市手続き等における情報通信の技術の利用に関する条例」では笠原議員が原案に反対討論をし、僕が原案に賛成討論をして真っ向勝負。そんなことがあると思えば、「国民健康保険条例の一部を改正する条例」では僕の反対討論に対して、星川議員が賛成討論をするなど、訳の分からない構図になったのだった。

兎に角今日は前に出て話すことが多く、議長に「今日はよく来るね」と笑われたのだった。実は朝から頭痛がひどく、後半戦は体力も無くなって・・・最後の方は大人しくしていたのだが・・・。

平野議員、小池議員の珍しい賛成討論も聞けたし、中田議員の退席も見られたし・・・今日はどの会派も大活躍だった。議会は発言するところ。こうでなくっちゃ!

9月22日は兄貴の誕生日。さっき電話したら喜んでいた。兄貴がもう55歳。「四捨五入したら60じゃないか!」「そうだよ」三人兄弟がいつまで元気でいられるか・・・頑張らないと。

明日は新堀の塾で定例の「語る会」が18時からあります。自分で食べたいもの、飲みたいものを持参して、気楽に参加してください。内容は「教育と愛と財政を語る」です。  たかやん


9月23日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第266弾!  9月23日(土)

「たかやん議員日記」2006.第266弾!  9月23日(土)

君が代2
国歌を強制して歌わせる国は、決して「美しい国」にはなれない。歌は歌わせるものでもないし、歌わされるものでもない。歌いたくて歌うものだ。勿論「君が代」が好きな人は歌えばいいのだ。誰が君が代を歌っても、ちっともかまわない。だから歌わない人、座ったままの人にも構わないで欲しいと思うのだ。北朝鮮じゃああるまいし、歌の強制は御免である。僕はこの50年間で「君が代」を歌った記憶はない。卒業式や入学式では立って黙って聞いている。


国旗に向って礼をする人たちがいる。あれがどうもよく分からない。議場に入るときも、出るときも礼をする人たちがいる。別に悪いことだとは思わないが、何に礼をしているのかがわからない。僕は人には頭を下げるが、旗や議場に下げたことはない。ただ何に礼をするのも自由なのだから、人が何をしても別に気分は悪くはならない。議場に礼をしたって、そこで眠ってばかりじゃあ・・・・議場に失礼な話で・・・。そんなことを思うのは僕だけかなあ・・・。
勿論、仏壇や神社、お墓には礼をする。その向こうに神様や懐かしい人を感じるからだ。

礼をしたって、心の中は分からない。歌も同じ。君が代を歌っている人間が、日本を愛しているとは限らない・・・。歌も礼も愛も強要されるものではない。「美しい国」とは別の国の話だろう・・・。

陵平味噌
今日は初めての「陵平味噌」の蔵出しだった。陵平のお母さん、伯母さん、従兄妹そして教え子達で「陵平味噌」を味わった。
陵平のおじいちゃんが育てた大豆はとっても綺麗な味噌になった。陵平の命日にはみんなで陵平を思い出しながら、味噌を食べて欲しい。おじいちゃん、おばあちゃんにも持っていかなくっちゃ・・・。何より、陵平のお墓に供えよう。あれから5年。新座の中学校の生徒指導の本質は変っただろうか。僕達が鳴らし続けた警鐘は先生達に届いたのだろうか・・・・。

子どもを育てていて、一番心配なのが「学校」では悲しい。「学校」っていうのは人生で一番大切な時期に通うところなのだから・・・。いい先生といい友達に恵まれれば、その人の一生は明るい。反対にひどい先生と嫌な友達に会えば・・・・。いい先生を増やすには、いい先生を育てることだ。それが管理職の本当の仕事だと思う。先生を育てられない人は管理職になってはいけない・・・。勿論、能力のある管理職はいるが・・・新座の教育の問題点はそこにあると思う。









9月24日 (日)  「たかやん議員日記」2006.第267弾!  9月24日(日)

「たかやん議員日記」2006.第267弾!  9月24日(日)

運動会
午前中は八石小、野寺小と運動会を見学させてもらった。校長の「栗ちゃん」とは五中の頃からの仲良し。「校長先生の挨拶、英語でビックリしちゃった。」と友達。「少し訛ってたでしょ?」と僕。栗ちゃんの言葉は温かくていい。それは昔から変わっていない・・。そんな栗ちゃんも今年が最後の年だから、顔を見たくなったのだ。

栗ちゃん後ろからそっと近づいていき、帽子を取ると・・「あんれまあ、こんにちは」と笑顔の栗ちゃん。二人で光る頭を見合って笑ってしまった。そこに登場したのがカサジ。議会では滅多にスーツなど着たことがないのに、ピシッとした格好で登場。半袖短パンの僕とは好対照だった。「どうしちゃったの?そんなパリッとしたスーツ着て・・・」「いやあ、今日はほら、色々回るから・・」とカサジ。そこへ総務常任委員長も登場して、本部は賑やかになったのだった。八石小の運動会の特徴はロープが無かったこと。とっても自由な雰囲気で親と子ども達の距離が近かったのが印象的だった。

野寺小では教え子の子供たちが大活躍していた。ただロープが張ってあって、どの競技も近くで見ることができない・・・。八石の後だけにそれを強く感じてしまった。

午後は大和田小。「すいません、プログラム1部いいですか?」と本部に貰いにいき、テントの脇で見ていると・・・J先生が「たかむらさんですか?」と声をかけてくれ、テントの中の椅子に座らせてくれた。ただ保護者の方達は皆立ち見で、来賓のテントの中で座るのはかなり抵抗があった。お年寄りを立たせて、電車で座っているような感じである。それでも福原校長と話ができたことは収穫だった。「不登校ゼロなんです」「クラスを持っていた頃から、ずっとゼロなんです」と福原先生。「そいつは凄いですね!」と僕。「随分若い先生がいますね」というと「彼らは学生のボランティアなんです」と福原先生。学生には教育実習になり、子供たちには若いお兄さん、お姉さんが傍にいてくれる。これはかなりいいシステムだ。

大和田小学校の子ども達の演技はかなりレベルが高かった。9月に入ってからの練習であれだけのことをやるのだから、先生方も相当勉強したに違いない。4年生の「エイサー」もよかったし、1年生の「ダンシングたまいれ」は可愛かった。3年生の「よさこい鳴子踊り」5年生の「ソーラン節」は格好よかった。保護者の方達があの演技を近くで見ることができたら・・・・それだけが、残念だった。

八石でも野寺でも大和田でも、たくさんの教え子達にあった。特に五中の7期生の3年8組の子達と卒業以来という再会をしたのが嬉しかった。「米?」「青田マン?」僕の記憶は二人の中学時代を思い出していた。「先生。お久しぶりです!いやあ嬉しいなあ、覚えていてくれて・・・」「あ、たかむら先生!」髪の毛がフサフサだった時代の子達は僕の頭を見て、別人のように感じるらしい。でも声と表情は変わらないので、直ぐに分かるのだ。
3年8組も「同窓会」やりたいねえ・・・。             たかやん




9月25日 (月)  「たかやん議員日記」2006.第268弾!  9月25日(月)

「たかやん議員日記」2006.第268弾!  9月25日(月)

28歳の誕生日
今日はこころの誕生日。小学校6年生の女の子が六中のテニスコートのネットの向こうから、じっとコートの中を見ていたのはもう16年も前ということになる。
『一緒にやるかい?』と聞くと「うん」とその女の子は頷いた。そしてその日の3キロのランニングで彼女は僕を抜かしにきたのだ。小学校6年生の女の子が僕と勝負している・・・・それだけで僕は嬉しくなった。そして次の週の日曜日。僕はこころと試合をした。「本気でやるよ。」とだけ言って・・・
1ポイントもあげずに試合が6−0で終わった時、こころは泣きながら握手をした。僕はこころに「悔しかったら、練習して俺に勝ってみろ!」と言った。それからこころは土日や休みの日に中学生と混じって練習するようになった。
僕は六中のコートに来る人たちは全て迎えてきた。近所の小学生も、近所のおばさん、おじさん達も・・・勿論卒業生も、他の学校の先生達も・・・テニスが好きな人たちは誰でも受け入れてきたのだ。

こころの涙は本物だった。彼女は県大会で全て優勝し、高校ではインターハイへ行き、大学ではインカレに出場した。
3年間僕のクラスで暴れまわったこころ。高校の時に家出して、僕の家から暫く高校へ通っていたこころ。結婚する時も、親より先に僕に相談したこころ。そんなこころがもう28歳。まだまだシングルスでは負けないと思うけど・・・念のため、内緒で練習しておこうっと。

ビデオ
自分が議会で喋っているビデオを見た。反省するところが沢山あった。傍聴席から自分がどう見えるかがよく分かった。それに比べて須田市長の堂々としていること。彼から学ぶべきことは沢山ある。12月議会でも市長と議場で語ることにしよう。

9月議会
明日、明後日で9月議会も終わる。長いようで短い議会だったと思う。発言する機会が6月議会よりも多かったのでそう感じるのかも知れない。半世紀以上生きているけれど、議会ではまだ1年生なのだ。どんどん発言して、目立とう・・・。今の僕は目だってないもの・・・。目だっているのは頭くらい・・・いかん、いかん。

メール
今日は五中の4期生達からメールがあり、塾の卒業生達からメールがあり、テニスの教え子からメールがあり・・・とっても幸せな気分。気持ちよーく眠れそうだ。たかやん


9月26日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第269弾!  9月26日(火)

「たかやん議員日記」2006.第269弾!  9月26日(火)

空気入れ
今朝は自転車に空気を入れてから出発した。久しぶりに快適なサイクリングができたのは空気入れのお陰。ちょっとしたことで人間は幸せな気持ちになれる・・・。

委員長報告
常任委員会の委員長は大変だ。議事録をまとめ、各委員会でどんな内容のことが話し合われたか、どういう質問答弁があり、そして意見が出されたか・・・それを適当な長さにまとめなくてはいけないのだ。僕などは、その委員長報告を聞いてから態度を決めることもある訳で・・・かなり重要なのである。それなのに気持ち良さそうに朝っぱらからうとうとしている方もいる訳で・・・同じ会派の委員長が一生懸命話しているのに・・・・。
委員長は大変だ。委員長に対する質問に自分の判断で答えなくてはいけないから・・・ああ、それなのに・・・

討論
午後一で17年度一般会計決算認定の討論に入った。最初の反対討論は共産党の朝賀さん、次の賛成討論は最大会派政和会の小川さん、そして革新無所属の星川さんが反対討論をして、政和会の平八さんが賛成討論。最後は「語る会」の僕が反対討論をして討論が終わった。討論をしていて虚しくなるのは、寝ている人がいるということ。僕は前を見ながら話すので、どうしても目に入ってしまう。昔の教室ならチョークを飛ばすところだ。意見は違ってもいいから、本気で新座市のことを考えて欲しい。寝てばかりじゃあ「議員定数削減」と言われてもしょうがない・・・・。

さて、政和会の賛成討論は新座市の財政改革がうまく進んでいる。という信じられない討論だった訳で・・・。

僕が反対した理由は実質債務残高比率が247.1%と16年度の244.1%を3%上回り、また将来へのツケを増やした点。これは和光、志木、朝霞と比べると突出していて、(他の三市は100%台の低い位置をキープしている)埼玉県全体でもワースト4位(16年度)ととても自慢できるものではないのだ。経常収支比率が高いのだから、無理をしないでじっくり体力がつくまで我慢することが大切だと思うのに、色々な事業を当たり前のようにしてきたから、こういうことになったのだと思う。その全てを否定する訳ではないけれど、やはり体力にあった施策は大事だ。

次に教育予算がこの数年間どんどん減らされていき、17年度は遂に約10%になってしまったことをあげた。これも朝霞四市では突出していて、教育環境の整備の遅れはひどい。そして授業時数の確保の努力をしていないことを指摘した。教育長は議会で何度も「授業時数の確保に努めています。」と答弁していたのだが、中体連の市大会をウィークデーから土日にすることすらしていない。他の都県では当たり前のようになっていることをやっていない。過去3年の学力テストの結果が全国平均をはるかに下回るという実態をしっかりと見つめて欲しいと言った。

17年度は公営施設の値上げをした年でもあった。資料請求してあった、本多のテニスコートでは土日はコートが埋まっているものの、ウィークデーはスカスカの状態だ。これは他のコートでもそれ程変わらないだろう。それなら、もっと市民が利用しやすいようにウィークデーだけ値下げするなり、1時間単位での貸し出しをするなり、市民の使いやすいような形を考えたらいいのだ。市営コートの管理人の中には色んな人がいて、感じのいい人もいるが、命令口調の人が多く、「おはようございます」とか「ありがとうございました」とか当たり前の挨拶ができない人が多い。これは近隣市のスポーツ施設と比べると段違いな訳で・・・・市民のお金で作った施設を市民がお金を払って使っているのだから、もっとまともな態度で接してもらわなければ困る。とまあ、そんな話をして決算は認定しなかった。

語る会控え室
休憩のときに中田、田中、羽根、星川、邑と5人でペチャクチャ・・・。話が合うわけはないのだが、結構面白い。昼休みには珍しく大佑も登場し、パンを2個食べていった。定食を食べた後にパンを2個。若い人の食欲は凄い・・・。ドアが開けっ放しになっていると、いろんな人が入ってきて面白い。

帰宅
塾が終わって家に帰ってくるともう10時。12時間以上働いていることになるが、学校時代と比べると体力的にはかなり楽だ。学校時代は朝練、朝勉、午後練、夜勉、夜練と色々やったが、楽しかったから、朝早くから夜遅くまで学校に居ても、ちっとも辛いと思ったことはなかった。議会には子供たちがいないから、ちょっと寂しいけど、色々勉強になるから面白い。

明日で9月議会も終わる。12月議会まで、やるべきことをやっておかなくては・・・・これから”「特区」に見る小学校英語”を読んで、寝るとしよう。
                                  たかやん


9月27日 (水)  「たかやん議員日記」2006.第270弾!   9月27日(水)

「たかやん議員日記」2006.第270弾!   9月27日(水)

長ズボン
朝の空気が冷たくなってきた。夜が明けるのも遅くなってきた。どうやら秋になってきたらしい・・・半袖・短パンはやめて、長ズボン・半袖で自転車に乗る。英語のトレーニングをしながら市役所に向った。まだ誰も着ていない・・・。僕はコーヒーの用意をしながら、腕立てをはじめた・・・・。

コーヒー
トレーニングをしていると、平八さんが「いい匂いですねえ」と入ってきた。「ちょっと待ってくださいね。」と僕はトレーニングを続けながら、平八さんとお喋り・・・そしてトレーニングが終わってから、二人でコーヒーを飲んだのだった。
「僕は小さい頃、人前で話すのが苦手だったんですよ」(平八さん)
「僕もです」
「それが弁論大会で2位になって変わりました」(平八さん)
「僕も先生のお陰で、人前で話したり、ものを書いたりすることが楽しくなりました。」
「先生の力っていうのは凄いですね。」(平八さん)
「子どもの力を引き出すのが教育ですね」と朝から二人で教育を語ったのだった。

最大会派敗れる!
今日の最大の焦点は意見書を巡っての攻防。一人会派「革新無所属」つまり星川さんの出した意見書に対して、革新無所属(1)・共産(6)・公明(7)・刷新の会(4)・新明会(1)・語る会(1)が賛成し、最大会派「政和会」(10)が反対したのだ。そして意見書は可決。僕は最大会派が負けるのを初めてみたのだった。

会派
市議会に会派が無かったら・・・と時々思う。市民はその人を選ぶことが多く、政党で選ぶことは少ないのではないかとも思う。それ程市民と立候補者の距離は近い。勿論、共産党、公明党と政党で選ぶ人もいるだろう・・。「無所属」で立候補している最大会派の人たちは自民党だし・・・でも、僕を選んでくれた人たちだって、知らないうちに僕が政党色の強い会派に入ればいい気はしないと思う。会派に入ると、自分の頭で考えることが少なくなることは確かだ。上からの指示で「意見書」を出すこともあるだろうし、議案に対する判断にも勿論影響がある。与党会派になれば、執行部から賛成討論の原稿が送られてくる訳で、議案に反対のしようがない。(それを使う、使わないは会派によって違うが・・・)

いずれにしても、自分の頭で判断するチャンスがどんどん少なくなくなってくると思うのだ。語る会になって、僕は自分の判断だけが頼りになった。勉強不足で失敗することもある。だけど、「刷新の会」にいた時に比べて、はるかに頭を使っている。

人の話をよく聞き、そして資料を深く読むようにもなった。勿論、分からないことにぶつかると、幸弘は勿論、先輩議員や執行部の人たちにもどんどん聞くようにしている。議員一人一人が自分の頭で真剣に新座市の未来を考えたら・・・もっともっと色んな可能性が出てくる。そんな気がする。

札幌ドーム
今日は北海道の友達みんな?が乾杯をしたのではないだろうか・・・。日本ハムがパリーグを制した。(まだ1位通過だが・・・)新庄だけが目立っていたチームに色んなスターが出てきた。何よりたくさんの道民から応援されたチームになってきたことが嬉しい。普段から日本ハムのソーセージを食べている僕としては二重の喜びである。
ま、奥さんの実家は西武ドームの前だし、ロッテの本社は新大久保で昔住んでいたところ。昔から僕は南海ホークスが一番好きなチームだったしで、どこが勝っても、それなりに嬉しかったのかも知れないが・・・・何はともあれ、今日は“北海道”に乾杯!である。
      たかやん



9月28日 (木)  「たかやん議員日記」2006.第271弾!  9月28日(木)

「たかやん議員日記」2006.第271弾!  9月28日(木)

9月議会
今朝は久しぶりにゆっくり起きた。7時過ぎに起きるのは久しぶり・・・何だか変な気分だった。9月議会が終わり、次の仕事は「議会報告」の作成だ。今回は書くことが多すぎて、悩むことになりそうだ。

資料
控え室から山のような資料を家に持ち帰った。昨日の最終日は自転車だったので、持って帰れなかったのだ。今日はバイクで行き、無理やり詰め込んできた。

6年前
13歳の陵平がハイチューを休み時間に食べ、ライターを持ってきたことで怒られるのは明日のことになる。6年の月日を思う・・・。もしあの事件が明日起こったとしたら、土曜日を欠席した陵平は携帯のメールで友達に「どうだった?」と聞いたのではないだろうか・・・そして友達からも、「陵平!月曜日、学年集会で決意表明だってさ!どうする?やってらんねえぜ!!」というメールが来たのではないだろうか・・・・。あの時の陵平に一人でも同調する声がかかっていたら・・・陵平は助かっていたと僕は確信している。そういう先生が一人もいなかったこと。そして土曜日は友達と会えなかったことが命取りになった。

10年前
六中の僕のクラス2年1組で給食の時間にポケベルが鳴った。『コラ!学校でそんなもん、鳴らすんじゃない!』「ハーイ」何をしているんだか、こいつらは・・・まったく・・そう思った記憶がある。僕は授業中の漫画は他の人の授業でも取り上げて、窓の外に捨てたりしていたが、休み時間に関しては殆どのものを黙認していた。だって、一緒になってトランプもやったし、将棋もやった。勿論漫画も読んだし、歌も歌った。腹が減った時は、隠れて一緒に食べもした。教師が一緒になって「校則」を破るのだから困ったものだ。だから神さんに「コラ!」と怒られたりしたのだ。「職員室の前で正座!」と教頭に職員室から放送されて、生徒と一緒に職員室の前で正座したことだってある。授業とクラスと部活には燃えたけど、あとのことはかなりいい加減。そんな教師だった。

10年以上前には、ポケベルさえ無かった。それが今じゃあ、携帯が当たり前のように子供たちに普及している。子供たちを取り巻く環境が激変しているのだ。テレビゲームだって、25年前くらいに出現したんじゃあなかったかな・・・。僕はスーパーマリオとプヨプヨくらいしかやったことがないけれど、ああいうゲームに時間を使っている子供たちが可哀そうでならない。世の中には面白い遊びが沢山あるのだ。あれは大人が金儲けをするために作った遊び。子供たちからお金と時間を奪って、儲けている大人達が作ったのだ。それはいいとして・・・・陵平が今13歳だったら・・

議会報告
さて、これから議会報告を作る作業に入る。頑張らなくっちゃ!    
     たかやん




9月29日 (金)  「たかやん議員日記」2006.第272弾!  9月29日(金)

「たかやん議員日記」2006.第272弾!  9月29日(金)

黒豆ショック
朝ごはんで食べた黒豆の味がおかしい。ちょっと酸っぱい感じがしたのだ。砂糖を少なめにして煮た豆だったのだが・・・「冷蔵庫にはずっと入っていたよ。」「でも、そう言えば少し濁っていたかも・・・」僕は小さい頃からお腹が弱い。腐った豆なんかを食べたとしたら、3週間は回復しない。そこでトイレで吐く事に・・・船で吐くのに慣れていたから、その気になればいつでも吐ける。それが僕の特技でもある。てな訳で・・・トイレで「ゲロゲロ」折角食べた納豆やシシャモやサラダにさよならをしたのだった。冷蔵庫の黒豆にもさよならをして・・・・今夜はまた新しい黒豆作りに燃えるとしよう。

おいおい
トイレに入っていると、空が「ちょっとまってね!」とドアを開けて中に入ってきた。「おいおい、連れションか?」「パパが終わったら、ちっちがするからね」と僕の様子をじーっと見ている。結局そのあと自分もしたのだが・・・・。いくら息子でもじっと見られるのは変な感じだ。そんな時期もあとわずかなのかな・・・。

議会報告
朝から9月の議会報告の原稿を作成に燃えた。今回の議会は色々ありすぎて、まとめるのが難しかった。17年度の実質債務残高比率を他市と比較する為に、いくつかの市の財政部に問い合わせもした。実質債務残高比率がなんなのか知らない職員もいたりで、結構面白かった。

教育週間
市報のトップページに新座市教育週間の見出しがあった。中学校の公開日が10月28、31、11月1日で小学校の公開日が11月1、2、4日。要するに3日間しか公開しないのだ。しかも合唱際や音楽会を当てているところが多く、授業を見ることができるのは・・(えっ二日だけ?)これで新座市教育週間はないだろう。と思った市民が多いのではないだろうか。教育週間というからには月曜日から金曜日まで普段の授業を公開するのが当たり前だ。5日間全部を公開することになると、先生達もいつもの授業をやるしかなくなるのだ。一日だけの公開授業だと、特別な授業をすることが多い。学校や教室はいつもより綺麗に掃除をするし、普段は無い花が玄関に飾られたりするものなのだ。先生も生徒も“よそ行きの授業”では意味が無い。
授業公開の目的は「小中学校教育への理解と関心を深めていただくため・・・・」となっている。合唱際やお祭りは授業公開とは別にやればいい。体育祭や運動会を授業公開とは言わないのと同じように、保護者は合唱際を授業だとは思わない。合唱際の練習を2時間も授業として公開されても困るのである。大事なのは普段の授業。行事ではない・・・。

安部晋三
僕は安部内閣を応援する。これで自民党政権が終わると思うから・・・「借金まみれの日本」が「美しい国」な訳がない。日本の国債の国際的評価は最低である。アフリカのボツワナよりも低いのだ。誰がそんな国にしたのだ。日本の長期債務残高総額(地方を含む)は1010兆円を越えた。日本の財政を破綻的な危機に追い込んだのは長期の自民党政権なのだ。「美しい日本」が聞いて呆れる。「愛国心」が聞いて呆れる。日本をボロボロにしたのは彼らなのだから・・・。安部内閣の支持率が63%。テレビばかり見ているから、騙されちゃうのかなあ・・・。人を騙す偏差値が高い、そういうことかな。悪代官、悪代官・・・                              たかやん





9月30日 (土)  「たかやん議員日記」2006.第273弾!  9月30日(土)

「たかやん議員日記」2006.第273弾!  9月30日(土)

陵平・・・
6年前の今日、同じ土曜日の夜に担任からの電話があった。昨日の学年の先生達からの宿題の反省文を書いて、陵平は安心していた。お兄ちゃんの走太と一緒にテレビを見て、ゲラゲラ笑っていたのだから・・・。その電話で陵平の母親に伝えられたこと・・・それは来週親が学校に呼び出されることと、月曜日の学年集会での決意表明のことだった。中学校2年生の陵平にとって、どちらも辛いことだったろう。だけど本当に辛いのは学年集会での「決意表明」だったと僕は思う。そしてその辛さを共有できる友達がそばにいなかったことが、陵平の心を恐怖で一杯にしてしまったのだと思う。その当時の二中の状態を知らない親にとって、陵平の気持ちを感じ取ること・・・これもまた出来なかったことだっただろう。担任の先生だって、学年から言われて電話したはずなのだ。僕が不思議なのは、親とだけ電話で話したこと。学年集会のことがあるのだから、陵平自信とも話せばよかったのだ。そうすれば、少なくても担任は何らかの力になりえたはずである。それが残念で仕方がない。

30年前
僕が五中に赴任したのは今から29年前。その当時から「管理教育」の芽はあった。「少し許すとどんどんエスカレートしていく」「最初に締めないと駄目」そういう言葉は確かに聞えてきた。だけど当時は教員一人一人が個性的で、子供たちへの影響力もそれぞれ強く、同じ事を子どもがしても、みんな独特の接し方をしていた。そして学級のことは基本的に担任に任される・・・そういうシステムが暗黙のうちにあった。

仮に全く同じ事件が、あの当時の五中であったら・・・。まず、学年の教師が集まることはないだろう。休み時間の「お菓子」で親を呼び出すこともないだろう。学年集会のついでに「最近学校にお菓子を持って来ている生徒が多いようだが、学校に必要なもの以外は持ってこないことになっているだろう?」と、生徒指導担当が一応説教らしいことは言ったかも知れない。だけど「お菓子」が大変なこと、という感覚は誰も持っていなかったのではないか・・・。
その学年集会で僕が話すことになったら、「腹が減るのは朝飯をちゃんと食ってないからだ。あめを食った後に歯を磨いたか?食べたら磨けよな。」「いいか、どうしても腹が減ったら、理準にこい。俺が何とかしてやるから・・・ベランダなんかで隠れて食うな!」となっただろう。

さて、もしもあの事件が六中だったら・・・。学年会で話題にはなっていただろう。でもそんなつまらないことを事件にするほどの暇は誰も持っていなかったと思う。休み時間に煙草を非常階段で吸っているらしい・・・煙草の吸殻があったから・・・「了解!」とアンテナを高くして・・・休み時間に4階から2階の3年生の階段を急襲!喫煙の現場を見つけ、ゲンコツをくれる!「馬鹿タレが!」「ここは学校だ!」「ふざけるな!」「全員座れ!」
「おい、バケツに水を一杯にしてこい!」そして悪がき達を正座させ、頭からバケツ一杯の水をぶっかける。学生服ごとびしょ濡れになった悪がき達は非常階段の掃除をして・・・煙草とライターは没収して廃棄。それで一件落着。勿論、学年集会もなければ、学年会もない。ましてや親を呼ぶことなどありえない。クラスや理科の授業では「煙草を吸うと、脳をやられるぞ!」と禁煙教育はするが・・・。

今日僕は陵平の同級生達と話をすることができた。「軍隊みたいでした」「学んだこと?何もなかったっす・・」「学年集会はきついっすよねえ」彼らは自分たちの思いを素直に話してくれた。色んな話をした。時々陵平のことを忘れるくらい笑いもした。僕は今日、また陵平に少しだけ近づいたのだ。

あれから6年が過ぎた。初七日まで日参していた校長は勿論、二中の先生達は一人の先生以外、線香をあげにも来なければ、墓参りにも来ない。陵平の同級生達は来ているというのに・・・“先生”として、人生の先輩として、子供たちに見せることがあるのではないだろうか・・・。黙って時が過ぎるのを待っているのだろうか。やがて陵平の世界へ行くときにあわせる顔があるのだろうか・・・。今日は陵平が小さな心を痛めた日。二中の先生達は9月30日のことを覚えているだろうか・・・

もう誰もあなた方のことを責めたりしませんよ。ただ一人の人間として、悔いの無いように生きて欲しいだけです。今度、陵平の墓参りに行きます。一緒に行きませんか?連絡をお待ちしています。   たかやん


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