歌 英語も音楽もなかったので、自然に歌を歌っていた。最初は何故か「琵琶湖周航の歌」それから「アンパンマン」「海の声」「大空と大地の中で」「砂塵の彼方」「交差点」「君だけに作った唄」「if I had a hummer」「あと25分」「悲しくてやりきれない」・・・ 歌の面白いところは・・・歌によって、思い出す人が違うこと。「大空と大地の中で」では紀と直子、そして久美子と大泉の大助うどんに行った時のことを・・・「砂塵の彼方」では4期生の3年1組の卒業式のことを・・・「交差点」では失恋して泣いていた教え子の姿を・・・「君だけに作った唄」では六中10期生の修学旅行を・・・「悲しくてやりきれない」では西戸山中学で一緒だった創・元・裕達とバンドを組んで初めて舞台で歌った日のことを思い出していたのだ。歌を歌っていると、小さい頃からの自分の人生の欠片が思い出せることに気がついたのだった・・・。明日は何を歌うかな・・・歌詞をちゃんと覚えないと・・・