Diary 2006. 10
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10月31日 (火)  「たかやん議員日記」2006.第304弾!  10月31日(火)

「たかやん議員日記」2006.第304弾!  10月31日(火)

四中
今年の学校公開週間は四中からスタートした。1時間目は五十嵐校長と一緒に全クラスの授業を見に行った。僕は音楽室で足が止まってしまった。1年3組の「合唱」の練習。若い女の先生が子供たちに語りかける表情と子ども達の歌う表情。指揮者の女の子とピアノの女の子の表情・・・全てに心が惹かれたのだ。そして、歌を聞いていたら涙が出そうになってしまった。素敵な先生がいて、素敵な子供たちがいて・・・ああ、これが学校なんだ・・・久し振りにそんなことを感じてしまう自分がいて、ちょっと驚いた。

3時間目、僕は理科の授業を受けていた。休んだ子どもの席に座ると、プリントが回ってきて・・・一緒に授業を受けさせてもらえた。隣りの女の子と一緒にプリントを使って考えるなんて・・・何年ぶり?

そして4時間目、今度は英会話の授業にも参加させてもらった。その授業は本当に面白くて、色んな子達と会話をすることができた。その時間だけで、僕は何人もの子供達の名前を覚えてしまった。そして僕の名前も覚えてもらったのだった。

英語のスピーチコンテストの班大会で優勝した子達の原稿を読ませてもらった。それを読んでまた泣けてきた。

四中の校長室にはこういう言葉が貼ってあった。「教育とは、手のかかる仕事である。手を抜いたらいい教育はできないし、いい生徒はできない。」
「子を生んで教えざるは、親の怠慢なり」「教え導いて、厳ならざるは、師の怠慢なり」
司馬温公
いい言葉だと思った。

休み時間、僕の頭を触ってきた子がいた。僕はこの半日で、四中生が大好きになった。


息子の母校
午後は息子の母校、僕が10年いた六中にお邪魔した。午後は1時間だけということで、ほんの少ししか見ることができなかったのだが・・・・授業にはがっかりした。1年から3年までの授業を見たのだが、寝ている生徒が余りにも多いのだ。学校は去年よりもはるかに綺麗になっていたのだが、授業は去年よりも落ちていたかも知れない。力のある先生のクラスでも寝ている生徒が多いことに驚いてしまった。
僕は六中が好きだ。好きだから、がっかりするのだ。六中生には凄い力があるはずだ。僕のいた頃の六中は本当に楽しい学校で、クラスも部活も楽しくて、楽しくてしょうがなかった。だから毎日学校へ行くのが、楽しくてしょうがなかったのだ。勿論、子供たちだって、僕と同じ顔をしていたはずだ。

そういう顔をした先生と生徒が余りにも少ないと僕は感じた。色んな事情があるのだろうが、力を合わせて、乗り越えていって欲しい。
多分、僕は世界中で一番六中を愛している人間だと思う。それだけに、今日の六中は余りにも悲しすぎた。もう直ぐ娘の娘が六中に入学する。そして9年後には空も六中に入学する。そうなって欲しいと思う。

六中生へ
「学校は行かなくてはいけないところではないのだよ。義務教育というのは君たちの義務ではなくて、親が君たちを学校へ通わせる義務なんだ。君たちには“権利”しかないんだよ。」僕は、最初の授業でそういう話をしました。君たちは今、勉強する“権利”を大事にしていません。“義務”などないのに、そこから逃げようとしています。一日は86400秒しかないのです。その時間を無駄にするということは、自分の人生を無駄にするということです。今日の授業を大人になって受けようと思っても、受けることはできません。塾へ行っても、お金を払っても、今日の授業は今日の六中でしか受けられないのです。時間を無駄にするということは、自分の命を縮めているということです。僕は今日の君たちに“若さ”を感じませんでした。エネルギーがないのです。13歳、14歳、15歳でジジババになってはいけません。制服で煙草を吸うことは実にみっともないことだということも知っておいてください。煙草を吸う大人はみなニコチン中毒です。我慢ができないから、人の迷惑も顧みずに、どこでも吸う。そういう大人を真似してどうするの?
僕はいつも六中生を見ています。僕の大事な後輩ですから・・・・。六中の悪口を聞くのは嫌なんです。君たちの活躍を心から祈っています。    たかやん

予算
今の僕は授業には口を出せないけど、学校の予算には口を出せる立場にいる。四中も六中も教室の環境が余りにも悪いのだ。ロッカーはスチール製でボロボロ。教室のドアもボロボロ。あの環境じゃあ、先生も子供たちが可哀そうである。東久留米志木線や保谷朝霞線、そして新座駅北口を整備することよりも、新座の学校を整備することにお金をかけるべきだ。「教育の再生」は「新座市の再生」に繋がる。
教育予算を削ることは、新座の命を削ることである。

                               たかやん


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