Diary 2008. 10
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10月21日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第294弾! 2008.10.21(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第294弾! 2008.10.21(火)   たかやん

片山小学校
初めて片山小学校の3年生の女の子の送迎?ボランティアをやった。ほんの少しのボランティアなのに、お母さんはもの凄く喜んでくれて・・・とっても嬉しかった。ボランティアは心と心の繋がりがないとなかなか続かない。温かい“縁”を感じた朝のひと時だった。

3時間
火曜日はテニスのボランティアの日でもある。今日も10数名のおばさん?おじさんが集まって、みんなで練習をした。僕の練習はかなりハードなのだが、その練習に必死でついてくるおじさん、おばさんがいて面白い。「バックを見てください」「サービスを見て!」「ボレー教えて欲しいんですけど・・」みんなのリクエストにこたえて練習を組み立てていく。そして気がつくと3時間が過ぎていた。

こころとアッペ
隣のコートでは五中の教え子のアッペと六中の教え子のこころが二人で練習を始めた。二人が楽しそうに練習するのを眺めながら、不思議な気持ちになった。僕から軟式テニスを習った子と僕から硬式テニスを習った子が同じコートで練習をしている。昔の六中のテニスコートでは当たり前のことだったのだが、市営のコートでは珍しい。そして最近になってテニスを始めた女の子達(一般的にはおばさんといわれているけれど、僕から見ると30代の女性は女の子って感じ)が生き生きとボールを追いかけている姿もまたよし。テニスって本当に楽しいスポーツなのだ。

たかやん!
楓と二人,
真っ暗な黒目川を自転車で走っていると・・「たかやん!」と声がかかった。「あいよ!誰だい?」と聞くと、「六中です!」という答え。「おう、マラソン大会が近いのか」「そうです!」「頑張ってね!」「はーい!」時間は夜の9時半。中学生の女の子達にはちょっと心配な時間である。「気をつけてね!」「はーい」

五中物語7
3年1組の卒業式。体育館では全く泣けなかった。そのまま泣かずに終わるのかと思っていたが、最後の学活で一人一人に「父さんの詩集」を配っていたとき、突然本の裏表紙に書いた字が読めなくなった。(何でだ?)と思った瞬間、僕の目から涙がボロボロ流れていることに気づいた。突然、教室の中が「葬式」のようになった。みんなが啜り泣き始めたのだ。1組はそれから2時間学活を続けた。みんなが外で待っているのに・・・自分達の最後の時間を少しでも一緒に過ごしたい。みんながそう思ったのだ。僕がギターを弾いて、みんなが思い出の歌を歌って・・・泣いて、泣いて、また泣いて・・・そして僕らはやっと2年間の1組を解散したのだった。
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10月22日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第295弾! 2008.10.22(水)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第295弾! 2008.10.22(水)   たかやん

給油法案
何なんだろうねえ。アメリカのせいでどれだけ日本国民が損をしているか分からないのに、自民・公明はアメリカ軍に給油する法案を通すのに必死。もっと国民の側に立てないものかねえ。国際社会で認められるには、アメリカ軍に給油することは逆効果だ。これからはアメリカ第一主義から脱しないといけない。国際社会イコールアメリカではない。外人イコールアメリカ人ではないのだ。アメリカの経済は戦争経済。戦争をやってないと失業率が増え、経済状態が悪くなる国がアメリカだ。それを助けるということは「恒久の平和」を念願する国のやることではない。そして民主党は何を考えているのだ。大事なのは「政権交代」ではない。国民の生活が豊かになることである。その為の政権交代ではないのか。目的が政権交代になっては話にならない。「総選挙」を早めるためになら何でもありでは自民・公明の思う壺だ。自民・公明をなめてはいけない。何でもありは自民・公明の得意中の得意。好きなように利用されて、一番痛い時期に「解散!」とくるに決まっている。ここはじっと我慢のとき。違うかな?

定額減税
あの「地域振興券」を思いだす。今度は2兆円もばらまいてどうしようというのだろう。公明党は気楽なものだ。総選挙で「国民一人当たり6万5000円を給付すると主張したのは公明党です!」と言えるから。でもねえ、あの後期高齢者で老人いじめをやっているのも自民・公明なのですよ。道路ばかり作って、医療費を削るなんてことをやって、医者の数を減らしてきたのも自民・公明の政府与党なんですよ。6万5000円ぽっちで騙されないようにしないといけませんね。6万5000円は嬉しいけれど、じっと我慢。そして国民の方を向いた政権を待ちたいものです。

2007年
20代と30代の死亡理由の第一位が自殺。そんな社会を作り出したのも自民・公明の政治家達だ。今の雇用体系は余りにも酷すぎる。若者達がどんどん、どんどん搾取されるだけの側になっていく。そんな世の中に成り下がってしまったのは、アメリカの言いなりになっている今の政権のせいだ。郵政民営化だってアメリカの圧力があったから。日本の富がどんどんアメリカに吸収されていく仕組みを日本人が作るのだからどうかしている。小泉純一郎は極悪人かも知れない。新座市民の富も、どこへやらへ吸収されているのだろうなあ・・・・。

五中物語8
1年2組は元気な子ども達の集団だった。毎日ドラマが起きて、毎日泣いたり笑ったりしていた。卒業した3年1組の子たちと一緒にソフトボール大会をやったり、夏前には「暑いから」という理由で男子は担任の僕と一緒に「坊主」にしたり。本当に元気な子達だった。一方で男子テニス部はいつの間にか「硬式テニス部」になり、1年生の女の子8名がマネージャーとなって入部してきた。そして「日本一になろう!」と本気でテニスを始めたのもこの年だった。クラスでは「礼、ター坊、やすえ、」と呼んでいた僕が、コートでは「遠藤、小杉、浅井!」と怖い顔をして呼んでいた。そして毎日のトレーニングにランニング。厳しい練習にみんな耐えたのだから凄い。そしてこの8人の女の子達はたった1年の練習で全国大会に出場したのだった。僕の生活もクラスと部活が50−50になっていった1年間だった。
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10月23日 (木)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第296弾! 2008.10.23(木)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第296弾! 2008.10.23(木)   たかやん

パパを許さない!
朝の高邑家の会話。「考えてみると、庭で髪をとかせるのっていいわよね。」と庭に出て髪を梳かすママ。「髪を梳かせるだけでいいよ。もうしばらく髪を梳かしてない。」と僕。笑うママが「空、パパみたいに頭ツルツルになっちゃったらどうする?」「許さない・・・・パパを」と空。それを聞いて、大笑いするママ。ママのパパだって結構ツルツルなのに・・・それにしても朝から平和じゃのう・・・


東久留米の駐輪場で究とバッタリ。「おう、ひさしぶり!」「ひさしぶり!」究と会うのは本当に久しぶりだ。テニスコートに物置を作るときに大活躍した究。頭の良さは頭抜けていたっけ・・・。あの赤ジャージの子達も33歳。みんな立派な社会人である。

円安
昨日に比べて今日は対ドル3円安。それでもトラベラーズチェックを円に換金しに所沢まで行った。当分アメリカに行く予定はないし、このままいくと1ドル60円くらいまでいきそうな気がするから・・・200ドルを換金して2万円を割るとはねえ。それでもそのお金で「ウェルパークの特売日」へ。6,000円ほど買い物をしてハッピィーな気分になったのだった。

たかやん!
そのウェルパークで「たかやん!覚えてますか?」と声をかけられた。「あ・・Tさんでしょ?」「覚えていてくれたんだあ」「忘れませんよ」「嬉しいなあ・・・」六中最初の卒業生のTさんは同級生のK君と結婚していた。昨日は由美子〜メールが来た。このところ、六中最初の赤ジャージの子達とよく会う。あの頃の記憶が蘇ってくる・・・本当に毎日が楽しかったなあ・・・・

最近
「最近、朝みかけないですね」と近くのスーパーのお兄さんに言われた。市役所に行くときはいつも挨拶をしているお兄さんだ。「ええ、議会画あるのは6月・9月・12月・3月だけなんですよ。」「ああ、そうなんですか・・・」僕も議員になるまで知らなかった。議会があるのは3ヶ月に1度なんだと。だから議会の無い月は色々と勉強しなくてはいけないのだ。本を読み、資料を読み、そして報告を書く。それが僕達の仕事なのだ。

麻生太郎
彼に「庶民の感覚とかけ離れている」と言ったって、そりゃあ無理な話だ。吉田茂の孫なんだから・・・確かに麻生太郎にしてみりゃあ、ホテルのバーなどは安いものだ。そんなことは小沢一郎だって同じはず。まさか麻生太郎に駅裏の居酒屋で飲めとは言えないだろうに・・・・。総理大臣なのだからホテルのバーくらいはいい。そんなことより日本の国全体のことを考えているかどうかが問題なのだ。「昭和の三傑」と言われた爺さんのように、国民のためにアメリカを騙すくらいのことをしてもらわないと・・・・。

給食費
どうやら1月から学校費が改定される案が出されるらしい。11月11日に全員協議会が予定されており、そこで改定案が提出されると連絡が入ったのだ。ついに学校給食費が値上がりする。市民の負担がまた増えていく・・・・。どれくらいの値上げ案なのだろうか。それが問題だ。

五中物語9
1年2組には「あゆみ」という女の子がいた。小学校で不登校になり1年遅れで卒業した子が2組の名簿には載っていたのだ。担任の僕はすっかり諦めていたのだが、2組の子ども達は違った。「たかやん、あゆみが来なけりゃ本当の2組じゃないよ!」そうオダパンが言ってくれたことがきっかけで、あゆみの登校大作戦が始まった。毎日、毎日「一生懸命」をあゆみの家に届ける子達が出てきたのである。そして数ヵ月後、あゆみは2組にやってきた。それは、まるでテレビのドラマを見るようだった。実際に1年2組はNHKの「おはよう広場」で取り上げられ、全国に放送されることになるのだが・・・僕達にとっては、毎日が本当にドラマのようで、毎日その主人公が変わっていく。そんな感じだった。当時は「熱中時代」の北野広大先生もテレビで話題になっており、テニス部のM君が生徒役で出演していたが、1年2組は毎日が「熱中時代」だったのだ。彼らももう40歳。みんな元気にしているのだろうか・・・今でも人生に熱中していてくれたら嬉しい。
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10月24日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第297弾! 2008.10.24(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第297弾! 2008.10.24(金)   たかやん

朝ご飯
空はいつも朝ご飯の最中に「お腹が痛い」とトイレに行く。そして「パパ!バナナウンチだったよ!」と笑顔で報告してくれるのだ。そして今日のようにトイレから「パパ!」と呼んで、お尻を拭かせる・・・「ふふふバナナうんちだね」「よかったね、空」それでも我が家の朝ご飯は美味しい。毎日食べても飽きない・・・・最後の晩餐に何が食べたいと聞かれたら、「我が家のいつもの朝ご飯」と僕はこたえる。

バイバイ
今日は雨だったので、ママが車で空を幼稚園へ。車の中から思い切りバイバイをする空。一緒に行きたかったが、10月号の最終校正をするので我慢。午前中いっぱい10月号に集中する。

税金の力
「一生懸命」第36弾!がほぼ完成した。日記を毎日書くことに比べれば、何ということはないのだが、日記とは重さが違うから慎重になる。気をつけているのは「私が○○をしました」「この道路は私が作りました」「この計画は私の力でやりました」と、言うような超誇大広告(殆ど嘘)は書かないということだ。議員一人の力でできるものなど何一つないのである。大体もし書くとしたら「市民のみなさんの税金で、○○を作らせていただきました」という書き方が正しいと思うのだ。学校を綺麗にするのも、道路を補修するのも、新しい集会所を作るのも、議員の力でもなんでもない。市民のみなさんの税金の力なのだ。議員が威張ることではない。

研修
今日は午後から和光で研修があった。大学の先生の話は期待していたテーマから遥か彼方の話に聞こえ・・・質問もできない研修にガッカリしたのだった。

五中物語10
6年目の担任は2年6組。このクラスの担任も実に楽しかった。2年6組では本気で勉強に燃えた。41人の子ども達のうち、21人が5教科で400点を越えたというのもこのクラスだった。何しろ1年生の時に5教科で100点台だった子が400点を越えるのだから面白い。子ども達の可能性のもの凄さを感じさせてくれたのがこの2年6組の子達だった。そしてテニス部の女の子達がテニスを始めて1年で「全国大会」へ行くという奇跡も見せてくれた。読売ランドのテニスコートで彼女達は全国レベルの凄さを肌で感じた。そしてその時に優勝した名古屋の「高蔵中」に練習試合を申し込み、試験前日に日帰りで遠征したのも彼女達だった。勿論、そのテストでもテニス部はほぼ全員が400点以上を取って帰ってきた。「厳しい部活に耐えた子達は勉強も出来る」そういう常識が当時の五中にはあったのかも知れない。
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10月25日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第298弾! 2008.10.25(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第298弾! 2008.10.25(土)   たかやん

雨上がりのテニスコート
自転車で六中の前を通る。雨上がりのテニスコートからソフトテニス部の元気のいい声が響いてきた。「お願いしまーす!」「はい、つないで!」「シュート!」「決めるよ!」どれも先生の声だ。子ども達の動きにも無駄がない。みんながいい目をしてボールを追いかけている。子ども達のフォームもどんどん良くなっている。不思議なもので「一目」でいい練習だと分かるのである。六中のソフトテニス部は強くなる。これは間違いない。僕が愛する硬式テニス部は今日も練習をしていなかった。やっぱり、ちょっと寂しいな・・・。
  
ランニング
新座中の前を通りかかる。若い野球部の先生が生徒と一緒に走っていた。その走り方を見て、(ああいい先生なんだなあ)と、思った。子どもと一緒に辛いことをやる。それが部活動の基本である。

編集後記
9月議会の議会便りの編集後記は「19年度、経常収支比率は93.5%という酷い数字。来年度の予算も27億不足。世界恐慌も、我が市の財政状態も恐い、恐い。」書いていて、本当に怖くなってきた。

子ども議会
初めて子ども議会を傍聴した。34名の小学生が普段僕らが座る席について、一生懸命話を聞いて、そして壇上で質問をしていた。驚いたのは傍聴席が満席だったということ。家族の方や、学校の先生で傍聴席は溢れていたのだ。

ジャイアンツ
日本シリーズがジャイアンツとライオンズになった。喜ばしいことだ。その先はどっちが勝ってもよい。きっと強いほうが勝つだろう。多分、ジャイアンツになるだろうが・・・ライオンズが勝ってもそれはそれでいい。とにかくペナントレースで3位のチームが日本シリーズにでることはいただけないのだ。クライマックスシリーズはセリーグの1位とパリーグの2位、パリーグの2位とセリーグの1位が戦って、勝ったほうが決勝に進むというパターンの方がいいかも知れない。

にいざ教育委員会
今日は10月の定例会。集まった7名のメンバーからいろんな意見が出されて、かなりみんな熱くなった。新座の学校をよくしたい!そういう思いだけで動いているのだが、視点が色々で面白かった。会議は深夜まで続いたのだった・・・・。

五中物語11
この学年の最後は3年8組。テニス部とサッカー部の多いクラスだった。9組は甲神嵒で県道部が多く、6組は鈴木満雄で野球部が多い。そんな3学年だった。この年も我が家には居候が多くいた。笑ったのは球技大会。隣の9組との1回戦。体育の授業では一度も負けたことがなかったのだが、本番は負け。全国トップクラスの県道部のあたりに、8組がふっとび・・・担任の僕も肋骨を骨折したのだ。しかも僕を吹っ飛ばしたのは我が家に居候していた県道部の猛。みんな球技大会や体育祭には妙に「本気」だった。この年、初めてテニス部は男女揃って全国大会に出場できたのだった。関東でも全国でも優勝はできなかったけど、全国に「新座五中」の存在を印象付けた才能ある子ども達だった。
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10月26日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第299弾! 2008.10.26(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第299弾! 2008.10.26(日)   たかやん

日曜参観
今日は幼稚園の日曜参観。小雨が降る中、自転車で幼稚園へ。空と手を繋いで園庭を歩く。2階に上がると顔見知りのお父さん達が沢山。笑顔で挨拶する。子ども達も「あ、空君のパパだ!」とタッチしに来てくれた。雪と亮のときは参加したことがなかった。休みは全て朝から練習をしていたからだ。「家庭よりも部活」が当たり前だった。今はボランティアで教えることもなく、休みの日は家族と一緒にいられる。幸せなことである。

森戸先生
五中時代にバスケットで大活躍したT君の子どもも、空と同じクラス。僕が五中を去る年に2年生だったT君は「森戸先生のお陰で高校大学とバスケットを続けられました」と懐かしい名前を言ってくれた。五中時代に県大会でベスト4に入り、高校では国体にまで出場したというのだ。僕はそれを聞いて嬉しくなった。森戸先生は熱のある大好きな後輩だったから・・・今も昔も、先生の熱が子ども達に伝わっていく。

子どもの成長
それにしても幼稚園児の成長は素晴らしい。ちょっと前までは出来なかったことが、どんどんできるようになっているのだ。他の子どもと比べると不安にもなるだろうが、自分の子どもの変化だけをじっくり見ていれば、楽しいことばかり・・・・子育ては「幸せ」そのものだと思う。

英語
夕方からは塾。H君が「英語のテストよかった!」と嬉しそうに報告してくれた。英語だけが極端に駄目だったH君。ずっと教科書の暗誦に燃え、英作文に燃え、そしてNHKの基礎英語を聴いて努力を続けてきた結果だった。英語はテニスやピアノと一緒。毎日楽しくやっていれば自然に上手になる。もっとも、いい先生がいることが上達の一番の秘訣だろうが・・・

慣れ
図形が苦手な高校生のTちゃん。円の性質で躓き、中学生達と一緒に図形問題と格闘した。最初は出来ないのだが、やっている内にできるようになり・・・笑顔。慣れればたいていのことはできるのである。

五中物語11
いつの間にか8年目の話になった。そして新人だった僕も、いつの間にか学年の中心的存在になっていき・・・担任したクラスは1年1組。学年主任は甲神嵒。僕は副主任になった。栗原小学校からきた連絡事項を見て笑った。篠田安孝、小杉友春、鈴木英二の三人に大きな×がついていたのである。そして連絡票には「この三人を絶対に一緒にしないように」というおまけまで付いてたのだ。どうして笑ったかというと、その3人の子達のお姉ちゃん、お兄ちゃんはみな僕のクラスの子達だったのだ。そしてその問題児達は家庭訪問のときに全員会っていた子達だったのだ。学年主任と僕はその×印の3人をまとめて1組に引き取ることに決めた。そしてもう一人、野寺小からきた石田秀行という×印の子も・・・・・そしてその×印の子達を全員テニス部に入れたのである。小学校の先生達が手を焼いた子達は、1組とテニス部で再生しようという計画だった。ヤンキー小学生は運動神経が抜群な子達だったのである。勿論、色々やらかしてはくれた。特に安孝は入学式の当日から貴光とトイレで喧嘩。僕とも1組の教室で決闘(勿論担任の圧勝!)とエネルギーが溢れていた。そのエネルギーをテニス部の練習で使い切るようになると、彼らは勉強にも目覚め始めたのである。
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10月27日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第300弾! 2008.10.27(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第300弾! 2008.10.27(月)   たかやん

着ぐるみ
空がスティッチの着ぐるみを着て起きてきた。それがまた可愛い。「尻尾もついているんだよ」と空。寝相が悪いのでママが昨夜から着せたのだが・・・「足が寒かった・・・」らしい。僕も欲しいなあ・・・着ぐるみ

布団干し
今日も天気がいいので布団を干した。これは習慣になるとやめられない。寝心地が全然違うのである。ゴミだしをして布団を干す。それが朝一番の僕の仕事である。

川越
先日友達のTさんがテレビ朝日に出演していた。「川越市議の政務調査費」を取り上げた番組だったのだが・・・余りの酷さに笑ってしまった。年収が998万円の川越市議に政務調査費が毎月8万円あるのだそうだ。そしてその政務調査費で「源氏物語」や「ゴルフ」の本を買う市議達。その言い訳を聞いていたら笑ってしまったのだった。それに比べて新座市のまともなこと。新座市は本の名前が分からない領収書は受理されないのだ。いやあ川越は酷いわ・・・・

円高、株安
持っていた200ドルは円に換金したし、株は持っていないから関係無いといえば関係ない。だけど日本の経済全体を考えると、これは大変なことだ。輸出企業はかなり酷い状態らしいが、そこで切られるのは弱い人たち。今まで大もうけしているのだから我慢すればいいのに・・・大企業も「利益」を少しでも出すために人件費を削っていく・・・切られた人たちはさらに貧困になっていく・・・ちっとも大企業じゃあないな。新座の企業も大変な状態になっている。法人税は勿論、個人市民税もまた減収となっていくだろう・・・・。馬鹿なアメリカ人の為に、日本がとばっちりを受ける。アメリカからの「年次要望書」なんか破いて捨ててしまえ!

五中物語12
教師になっていつの間にやら9年目に突入した。僕は所沢から野寺4丁目の家に越した。所沢の家を出るのは早朝。そして帰宅は真夜中・・・久しぶりに亮に会ったら泣かれたのだ。それで五中の隣にある家を買ったのである。朝練へ行き、帰って来てから朝ご飯を食べ、走って10秒で五中へ行く。そういう生活が始まった。テニス部の子達はローラーをかけると僕を起こしに来る。鍵のかかっていないドアを開け、そして「先生!!起きてください!」と起こすのだ。僕は目をこすりながらテニスコートに向かい、そして試合をする。それから朝練が始まって・・・少し早めに家に戻り、雪や亮と朝ご飯を一緒に食べて・・・学校へ出勤した。先生達も我が家を利用した。「ちょっとシャワー借りるわ」という先生もいたし、「ちょっと休憩させて」と空き時間に横になる先生も・・・我が家には卒業生と在校生が入り乱れ、鍵がかかってなくても、誰も泥棒には入れない・・・そんな賑やかな家になっていった。理科室で授業をしていると、下から「とうやん!」と呼ぶ声がする。下を見ると、母親と喧嘩して泣いている亮がいた。そんな馬鹿な・・・と、今は思うが、当時はそれほど不思議なことではなかった。僕のクラスは2年1組。相変わらず僕はクラスに熱い担任だった。そんな中でテニス部男子は全国大会で準優勝。あのヤンキー小学生達が3年生に混じり、全員レギュラーになって燃えに燃えたのである。彼らの運動神経とエネルギーは本物だった。
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10月28日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第301弾! 2008.10.28(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第301弾! 2008.10.28(火)   たかやん

快晴
勿論、今日も布団を干した。こういう日には布団を干す。それも、なるべく沢山干すに限る。庭があって良かったなあと思う。マンションは1階が一番安いのだが、その方が沢山布団を干せるのだから面白い。今日も朝から心も快晴である。

星川さん
突然、星川さんから電話があった。「教育一本のたかむらさんに情報をあげる・・」と星川さん。僕はその情報を聞いて・・・議会報告の10月号を全面的に書き換えることになったのだった。

じゃんこ
僕の議会報告はイラストレーターで作っている。自分でできるのだが、難しいことになるとじゃんこに頼むことにしている。じゃんこは五中最後の卒業生。本名は順子というのだが、同じクラスに純子と純という二人がいたために、「じゃんこ」というあだ名がついた子だ。1年間担任しただけなのに、卒業して20年経った今も僕を助けてくれる。教え子というのは本当にありがたいものである。と、言うわけで・・・今日もじゃんこが夜遅くまで10月号を手伝ってくれたのだった。

サンタさんへ
「これと同じ自転車がほしいです。」と、ブリヂストンの自転車のカタログを見て、上手に絵を書いた空。その手紙を見て「上手だねえ。でも、何も見ないで描けるようになったらサンタさん買ってくれるかもよ。」と僕。それを聞いて「サンタさんって買い物するの?」と空。「あ、いや・・・きっと持ってきてくれるってことさ。」と、僕。「サンタさんはね、きっとこの絵を見て、部品から自分で作ると思うよ。」と、空。危うくサンタの正体がバレるところだった。それにしても、子どもの発想は面白い。サンタは自転車を自分で作って、プレゼントしてくれると思っているのだから・・・・。

五中物語13
僕の五中最後のクラスは3年1組。朝勉は当たり前のよく勉強するクラスだった。クラス全員が我が家で合宿をした。余りにも人数が多く、僕の車の中で寝る子まで現れて・・・・本当におかしかった。修学旅行にも体育祭にも燃えた。勿論合唱コンクールも・・・・五中最後にふさわしい自慢のクラスだった。テニス部男子は僕を倒す選手が3人も出て・・本当に強くなった。特に安孝は強くなり、3年間で165試合もやり僕は15敗もしたのだった。ところが全国大会は安孝が直前に骨折しベスト8で終わった。安孝は骨折した手で、泣きながら試合をした。僕がベンチで泣いたのはそのときだけ。二人で戦った165試合を思い出し、安孝が泣きながら打っているのを見て、僕は胸が苦しくなってしまったのだ。この学年は凄い学年だった。卒業して5年後の成人式の当日「今日は六中の体育館に集合するぞ」と声をかけると、100人以上の子達が集合してくれたのだ。本当に学年全部が仲がいい・・・そんな子ども達だった。勿論、今でも沢山の子達が遊びに来てくれている。
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10月29日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第302弾! 2008.10.29(水)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第302弾! 2008.10.29(水)   たかやん

教育週間?
明日から新座市の教育週間が始まるらしい。らしいというのは市教委のホームページにも掲載されていないのだ。市のホームページの「ニュース&トピックス」の一覧表示をクリックしないと出てこないのだから恐れ入る。沢山の市民の方に普段の学校の様子を見てもらおう・・・・そういう心が全く感じられない。そして期間は小中学校ともたったの3日。実質4日間しか学校は公開されないのである。どこが「教育週間」なのだ。そしてこの3日間には合唱祭が行われたりするのである。結局、普通の授業を見せるのは2日だけという学校もある。それでは仕事をしているお父さん、お母さんはなかなか見ることができない。僕のように全ての学校を見たいと思っても、今回は小中学校が同時に行われる訳で・・・二日間で二十三校を見て回るのは無理なのである。普段の授業を見せて欲しいと言えば、「教育週間がありますから」という答えが返ってくる。その教育週間がこれではお話にならない。いつから新座の学校はこんなに閉鎖的になったのだ。新座の学校の1週間は3日。世の中の1週間は7日。こんなことだから「サンデー毎日」で取り上げられて、世間から笑われるのである。

疑問
市のホームページにはこう書いてある。
「小・中学校教育への理解と関心を深めていただくため、今年も「新座市教育週間」として学校を公開します。
 授業、学校行事、給食、清掃、部活動など、日常の教育活動の様子を公開します。市立小・中学校のどの学校でも自由に参観できます。ぜひ多くの学校をご覧ください。」
 理解と関心を高めて欲しい。本気でそう思っているのなら、教育委員会のホームページや各学校のホームページで大々的に宣伝すべきだろう。各学校の時間割なども全く一般市民には分からないのだ。「是非多くの学校をご覧ください」が本気なら、2.3日で終わらせるはずがない。3日でどうやって多くの学校を見ろというのだ。この日程では中学校6校をちゃんと見ることも難しい。これでは関心はあっても、理解はできない。新座の教育はここまで落ちてしまったのだ。県でトップクラスだった新座市はどこへ行ってしまったのだろう。教育委員会のトップの責任は大きい。

五中物語14
結局僕は五中に10年いた。僕や嵒が五中を去る日。神さんは体育館の階段に座り泣いていた。「あんたたちがいなくなったら、あたしゃどうしたらいいんだい!」神さんはそう言って泣いた。みんな本当に家族のように仲がよかったのだ。
僕は五中で素敵な先輩達に会った。まず第一に中村敞一郎。僕を面接で採用してくれた次長は、教育長になっても、ずっと僕を温かく見守ってくれていた。そして山口常義。彼は僕が一番愛する校長だ。もし僕が将来校長になるのなら、あの人のようになりたい・・・そう思った人だ。そして大矢桂三。山口常義とのコンビは最高だった。あんなに運動ができる教頭は見たことがない。そして僕が一番愛した神宮司久子。「教育は愛」だということを僕は神さんから学んだ。甲神嵒、川島勝治、木下保則。埼玉大学出身の3人を、僕らは兄貴のように慕い、そして憧れた。将来この3人の誰かが教育長になると僕らは思っていた。そうなっていたら、今の新座の教育は全然違ったものになっていただろう。それ程彼らは高い能力を持っていたし、周りから尊敬もされていたのだ。もう一人僕には姉のような存在の人がいた。宮下博子である。僕は彼らから本当に愛されて育った。僕も子ども達を愛したけれど、僕自身も先輩達からの愛を全身で受けてとめて育てられたのである。だから僕は自分の大事な娘を五中へ行かせたのだ。自分が愛する学校に自分の娘を行かせる。それは親としても教師としても幸せなことだった。
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10月30日 (木)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第303弾! 2008.10.30(木)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第303弾! 2008.10.30(木)   たかやん

教育週間1
いよいよ3日間の教育週間が始まった。我が新座市では議員といえども年に3日しか普通の授業をを見ることができないので、朝からいそいそと出かけた。自転車に乗って六中を通り、二中へ。校庭では体育の授業をしていた・・・・。

授業参観カード
二中では授業参観カード(保護者用)があったので、僕はそのカードにメモをしながら参観をした。保護者の姿は殆どなく、参観しているのは僕一人という状態が続いた。アンケートにご協力くださいと書いてあったが、保護者ではないので授業参観カードはそのまま持ち帰ってきた。その中からいくつか紹介しよう。

2時間目 1学年 数学 1年1組 落ち着いて授業を受けていました。
2時間目 1学年 国語 先生の授業の進め方が楽しかったです。教室のドアが開いていたので入りやすかったです。
2時間目 1学年 英語 子ども達が英語を楽しんでいました。
2時間目 3学年 数学 5分しか見ることができなかったのですが、先生のエネルギーが伝わってきました。ピサの斜塔のお話。楽しかったです。子ども達も惹きつけられていました。
3時間目 3学年 国語 明るくていいクラスだと思いました。
3時間目 1学年 国語 古典が楽しいと思いました。「いとわろかもしかども・・・」先生が子ども達をどんどん引っ張っていました。僕も一緒に音読したくなりました。
3時間目 2学年 社会 授業が始まって5分。それでも着替え等で授業に入れない子ども達が何人もいました。他のクラスでもちょっと大変みたいでした。
3時間目 3学年 英語 リスニングの問題に9割近くの子達が手を挙げたのにビックリしました。F先生の授業の進め方が凄い。僕も一緒に授業を受けたいと思いました。感動です。
学年によっては大変のようですが、二中は前よりも確実に伸びていると思います。若くてエネルギーのある先生が多く、魅力的な授業が多かったです。沢山の子ども達が見知らぬ僕に挨拶をしてくれました。
は笑顔で新座中に向かった。

新座中
1階の2年生の廊下を歩いていると、懐かしい心地よい声が聞こえてきた。その声がする5組に入る。綺麗な板書。子ども達の笑顔。そこには僕の妹のような存在のM先生がいた。新座中の子ども達は僕を見て、元気のいい挨拶をしてくれる子達が多かった。「誰のお父さん?」と聞いてくる子どもたち。本当に可愛い。2年3組の子ども達とは仲良しになった。僕はたったの1時間で新座中の子ども達が大好きになったのだった。

三中
入ろうと思ったら正門が閉まっていて困った。今日くらい開けておけばいいのに・・・。まいっか・・・。最初に入ったクラスは2年生。午後だということもあって、そのクラスでは12人ほど爆睡していて笑った。階段が汚いのは3年前と同じ・・・二中、新座中が綺麗だったからどうしても目立つ。でも子ども達は明るかった。挨拶をしてくれる子も沢山いたなあ。そんな三中で僕が受けたいと思ったのは「英会話」の授業。二人とも実に魅力のある先生だった。「今の英会話はやめたほうがいい!」そう主張している僕が言うのだから間違いない。三中は短縮授業。あっという間に6時間目が終わってしまった。

1週間
先生達の中には「1週間やっても今日みたいに全然来ないので、もっと短くてもいいと思うんですよ」そういう人もいた。だが、それは先生達の努力が足りないのである。授業を見て欲しいという意識を高めない限り、学校に訪れる人は増えないだろう。教育委員会は勿論、各学校も、もっと「教育週間」をアッピールしなくてはいけない。お隣の朝霞市は7日間開放する学校もあるのである。保護者も地域の人間も忙しいのだ。やる気なく「教育週間」をやったって誰も来ないに決まっている。それこそ民間の会社ならとっくに倒産している。先生達は人を集める勉強をすることだ。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/     たかやん


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