Diary 2008. 10
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10月31日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第304弾! 2008.10.31(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第304弾! 2008.10.31(金)   たかやん

教育週間2
1時間目から4中にお邪魔した。今日は時間がないのでバイク。移動の時間が自転車では間に合わないと判断したのだ。

3年1組の英語の授業。H先生の英語は素晴らしかった。授業の雰囲気も、子ども達の音読の音量も申し分なかった。3年生が本気でやるとこんなに教室に声が響き渡るんだ・・・と感動した。H先生は殆ど英語だけで授業を進めていた。それに反応していく3年生。きっと1年生のときからの積み重ねなのだろう。H先生の授業を僕も受けたい!そう思った。

2年4組の理科の授業も楽しかった。メダカの血液の観察だったのだが・・・子ども達の楽しそうな顔といったらなかった。S先生と子ども達との関係がきっといいのだろう。理科室中に「いい気」が溢れていた。

1年2組の社会。I先生の話が面白い。東アジアの貿易の授業は明、朝鮮、琉球の話になり・・それが「冬のソナタ」の話になる。パソコンとプロジェクター?と黒板を組み合わせた授業も新鮮だったが、僕はI先生の話のリズムに惹かれたのだった。

四中だより
2年生の教室で見つけた「四中だより」。題名は「470の思いやり」である。

“俳優の森重久弥さんが、九州の公演で劇を演じたときの話が道徳の副読本に載っています。その内容は、以下のとおりです。
「屋根の上のバイオリン弾き」を演じているときに、一番前の真ん中の席にうら若い女性が下を向いて寝ていました。出演者もみな気づいて、「けしからん客だ。なるべく舞台の前の方に行って大きな声で台詞を言って起こしてやれ」と、代わる代わる彼女の近くで舞台を強く踏んだり、多いな声で台詞を言ったりしました。芝居がすんで客席にあいさつをしたとき、彼女は顔を上げました。なんと彼女の両眼は閉じたままで、全盲の人でした。彼女は白い手を叩いてけんめいに感謝の印を送りました。
 この後、森繁さんは、あまりの申し訳なさに涙ぐみ彼女の前に行ってしゃがみ込み、ありがとうございましたと、その手を握りしめたそうです。
 ここで道徳の副読本は終わっています。この何年後かの話を本で読みました。それは、森繁さんが、盲学校を慰問したときの話です。森繁さんは、歌を披露しました。童謡の「七つの子」を歌ったそうです。「からす なぜなくの からすはやまに」と一番を歌い終え、二番を歌い始めました。「やまの ふるすへ いってみてごらん まあるいめをした いいこだよ」。「まあるいめをした」の直前ではっとしました。目の不自由な子どもたちの前で、「まあるいめをした」とは、絶対に言えないと気づきました。そしてとっさに「まあるいかおしたいいこだよ」と歌詞を変えたそうです。きっと舞台の経験がそうさせたのでしょう。森繁さんにとっては、一生忘れることのできない出来事だったはずです。自身で相当悔いて、その後の人生に役立てているのでしょう。
 話は変わりますが、先日久しぶりに電車に乗りました。座席は全部埋まっており立っている人が少し、といった混み具合でした。部活動に行くのでしょうか、今時の男子高校生が座席に座っていました。ある駅で、初老の女性が乗ってくると、彼はやおらに立ち上がりました。それを見て、近くの女性が、空いた席に座ろうとしました。すると、彼は「あのおばさんに譲ろうとしたんですけど。」と言いました。座りかけた女性は「それは、気づかずにごめんなさい。」と言って、初老の女性を招きました。電車内のエアコン以上に車内が爽やかな雰囲気に包まれました。席を譲ろうとした高校生の思いやりはもちろんのこと、快く自分が座ろうとした席を初老の女性に譲った女性客。すべてが美しく感じられました。
 世界中の人が、一日に一つ、他人を傷つけることを控え、思いやりのある行動を取れたら、すばらしい世の中になるのに、とつくづく思いました。四中でも全校生徒470名が一日一つの思いやりを見せてくれたら、もっともっと素敵な学校になるはずです。
                      教頭 小松 敏彦

授業参観の途中でこの四中だよりを読んで、ちょっと涙ぐむのだから俺はどうかしている。道徳の教科書など開けたこともないが、最近の教科書はなかなかいいものが載っているようだ。そして、その教材にちょいと味付けをして素敵な文章を子ども達に贈るこの教頭先生。四中には素敵な先生が多くていいなあと思った。四中は数年前と比べて間違いなく、どんどん良い学校になってきている。廊下も教室も菊の花も綺麗。そして亀が可愛かった。
http://www.takayan-world.com/cheeringparty/     たかやん   


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