Diary 2008. 12
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12月21日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第356弾! 2008.12.21(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第356弾! 2008.12.21(日)   たかやん


我が家の風邪もどうやら峠を越えたようだ。昨日も色々と疲れることがあり、今日もかなり遅く起きた。睡眠時間が取れて、少し楽になった。

予備校
僕は浪人で、美生や翔平達は高校3年生。初めての予備校の授業で僕は美生の隣に座るが、先生の言っている内容が理解できない。(まずいな・・・来年も浪人か?)周りは「超受験ムード」で置いてけぼりを食ったような気分になる。それでも美生が優しくアドヴァイスしてくれるので、何とかやっていけそうになる。

不安
予備校時代の、代々木ゼミナールに通っていた頃のそんな不安を今朝の夢で思い出した。笑えるのは、美生や翔平は今年成人式だった教え子達。そんな彼らと予備校に通っているのに、「夢」だと気づかなかった。夢の中でも、夢から覚めても、記憶にあるのは「不安」。将来に対する漠然とした不安を18歳の僕は感じていた。そんな頃の自分を思い出したのだった。

派遣法と郵政民営化
派遣からいきなりホームレスになる人が増えている。今のような派遣法に「改正」したのは小泉純一郎と自公政権。彼らに投票したのは「日本国民」。“郵政民営化”にすっかり騙されたのだ。郵貯を吸い上げたいアメリカの思惑と角福戦争の敵討ちがぴったり合っての郵政民営化。小泉はアメリカのいいなりになり、日本の金はアメリカに流れる仕組みができあがろうとしてる。ただでさえ、アメリカ国債を買い支えている日本。そろそろみんな目を覚まさないと・・・。

格差社会
アメリカ型の格差社会などが良い訳がないのだ。日本は一億総中流意識がいいのだ。みんな一緒に幸せになっていく・・・それでここまで来たんじゃないのか。昔の会社は、そんなに簡単に社員を切ることはなかった。会社のトップや株主の儲けの為に社員を切るようなことはしなかった。だからみんな「会社のために」頑張ったのだ。そしてそれが一流企業と呼ばれたのだ。「トヨタ」や「ソニー」がいつの間にか二流を通り越して「三流」になってしまった。政治のトップにも会社のトップにも「人を幸せにする」という理念がない世の中になってきた。設ける会社が一流なのではない。人を幸せにする会社が一流なのだ。

12月の一般質問から3
6.駐車料金
県の職員である教職員の駐車場料金は無料にすべきと考えますが、我々議員の駐車料金は市の職員と同じ料金を徴収すべきと考えます。
語る会の質問「地価の駐車場、議員特権のように我々は使っているわけですけれども、地下の駐車場はお年寄りだとか、しょう害のある方々に使っていただいて、私達はそれこそちゃんと駐車料金をちゃんと払って、もうちょっと遠いところに停めればいいのではないかと私は思います。」
市長の答弁「1ヶ月当たり10日以上勤務するものについては使用料を徴収すると。どこかで線引きしないといけないと思います。議員の皆様でございますが、地方自治法で3月、6月、9月、12月、年4回の議会開催が決められておりますね。それで平均をいたしますと、1ヶ月あたりの駐車は10日未満ということになりますので、無料ということにいたしているということでございます。」
語る会「1ヶ月当たり、年間に直すと10日いかないのは確かです。しかし3月。6月、9月、12月に関しては絶対10日以上来ているわけですよね。だったら4か月分はびしっと取るべきです。」
市長「近隣市の状況を見ましても、みなそういう風にしております。わが市もそういうことを勘案いたしまして、駐車料金はいただかないと、こういう方針で来ているわけでございます。」
*学校の先生から駐車料金取るなんて、とんでもない!ただでさえ大変な先生達からお金をとる根性が気に入らない。新座市は先生達の間でもっとも人気のない市の一つだ。その新座市に来ていただいている先生たちから駐車料金を取るなんて、どうかしている。取る相手を間違えていると僕は思う。新座の学校を本気でよくしていこうという気持ちが見えてこない。教育委員会も怒らねばいかんところだ。本当に情けない・・・


12月22日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第357弾! 2008.12.22(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第357弾! 2008.12.22(月)   たかやん

住基カード
市役所に言って、住基カードの手続きをした。それだけで1000円、そしてカードリーダーに3000円。合計4000円もかかってしまった。これで色々な申告がパソコンでできるはずなのだが・・・・

12月議会から4
久しぶりに語る会から「意見書」を提出した。「定額給付金を白紙撤回するように強く求める意見書」である。2兆円をばら撒く暇があったら、「雇用対策」に使うべきだ。毎日、派遣労働者が「ホームレス」になっていく報道がされている。解雇だけではなく、家も失っているということだ。本当ならボーナスやクリスマスで心も懐も暖かくなっている時期に、解雇されて、家を追い出されるのだから堪らない。2兆円バラ捲くのなら「医療対策」に使うべきだ。小児科医も産婦人科医も救急医療に携わる医師も不足している。2兆円はそういう意味のあることに使われなくてはいけないのだ。
この「意見書」に賛成したのは共産党と刷新の会。そしていつものように何も言わず(言えず)反対したのが、自民と公明。国会も、県会もそして新座市議会も数の論理だけで議会を支配して欲しくない。本物の議員なら議場で、自分の意見を論じることで勝負して欲しい。

ボンボンとハローワーク
最も似合わない場所にボンボン首相が行き、そしてやっぱりどうしようもないボンボン発言をした。あのボンボンには国民の痛みは一生分からないだろう。ボンボン小泉の後はボンボン3人が首相になった。要するにボンボン首相が4人続いたことになるのだ。期待の小沢一郎もボンボンか・・・ボンボンに任せておいたら日本は終わってしまうよ。

北大庭球部
6時半から神楽坂で北大庭球部の同窓会があった。先輩も後輩も沢山来て、実に楽しいひと時を過ごした。2年先輩の川西さんにしこたま飲まされて、僕は完全に酔っ払い状態。それでも同級生の雅章やまり子や金井達と語りに語って、1年ほど同じ下宿で暮らした高田さんと語って・・・あの頃を思い出した。18歳のあの頃、そして20歳のあの頃を・・・・

血糖値
ひさしぶりに血糖値が100に下がった。血糖値を下げるのは簡単だ。運動すればいい。食べる量を減らして、運動する。それだけで血糖値は下がるのだ。明日の朝の血糖値は怪しい・・・・今日はちょっと飲みすぎたから・・・・。


12月23日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第358弾! 2008.12.23(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第358弾! 2008.12.23(火)   たかやん

クリスマスイブ
いよいよ明日はクリスマス・イヴ。午前中に空のサンタクロースは内緒で自転車屋さんへ行き、青い自転車を車に積んできた。隠す場所は表の玄関。我が家は大抵庭から出入りするので、一晩くらいなら気がつかないだろう・・・という訳。念のために自転車のカヴァーも買ってきて、被せておいた。

仕込み
何でもそうだが、仕込が面白い。空が寝てから、ママがサンタの手紙を書き、空の枕元に自転車の鍵を持った、人形のサンタをセット。そして、玄関から自転車を持ってきて、テレビの前にセット。ちょっとした飾り付けをした。その自転車の写真も撮って・・・後は明日の朝の空の顔を見るだけ。楽しみ、楽しみ。

新座市議会会議録検索システムから・・・
ある人から「議員は議場で発言してナンボですよ。僕らの考えていることと違っていたっていいんです。自分の思ったことを議会で堂々と発言して欲しいですね。」そう言われた。そこで今年の3月議会から9月議会までの本会議での発言回数を調べてみた。1位は笠原さんの18回。僕は朝賀さんと同じ16回で2位。新人では共産党の小野議員と刷新の会の柴崎議員が7回と頑張った。( )は委員長の報告の回数。石島議員なら14回のヒットの内、6回は委員長報告という意味。定例会ごとに1回一般質問をしていると、それだけで3回。例えば僕の場合、16−3=13。これが一般質問以外の質疑や討論ということになる。嶋野議員は議長なので、質疑もできなければ討論もできないから1回の発言は議長就任時の発言ということになる。並木平八議員は体調を崩されて、発言できなかったということも付け加えておく。尚、政和会というのは自民党の最大会派であり、刷新の会は民主党の議員3人(中村、柴崎、佐原議員)と無所属の平松、島田議員で構成されている。新座市議会会議録検索システムでは残念ながら12月議会での発言はUPされてないから、9月議会までになったのだが、今年の議会全体の雰囲気は伝わると思う。表を見ても分かるとおり、発言回数は市長野党が圧倒的に多く、市長与党は黙っていることが多い。星川さんがいたら、多分20回は軽く越えていただろう。僕も質問や討論の少なさを反省しなくてはいけない。議会で黙っていてはいけないのである。今年の7月の市長選に市議会議員は3つに別れて戦った。今の議会では与党か野党の二つである。僕は民主党の田中幸弘を応援したが、刷新の会には入らなかった。なかなか複雑なのである。

順位 名前 発言回数 会派名 与野党
1 笠原 進 18 共産 ●
2 高邑朋矢 16 語る会 ●
2 朝賀英義 16 共産 ●
4 工藤 薫 14 共産 ●
4 石島陽子 14(6) 共産 ●
6 小鹿伸衛 13 共産 ●
6 川上政則 13(7) 公明 ○
8 平松大佑 11(6) 刷新 ○
9 森田輝雄 10(7) 政和会 ○
10 細田 健 8 公明 ○
10 滝本恭雪 8 公明 ○
12 小野大輔 7 共産 ●
12 柴崎 清 7 刷新 ○
14 白井忠雄 6 公明 ○
14 北村由江 6 公明 ○
14 佐原範久 6 刷新 ○
17 並木 傑 5 政和会 ○
17 平野 茂 5 政和会 ○
17 榎本賢治 5 政和会 ○
17 小池秀夫 5 政和会 ○
21 島田久仁代 4 刷新 ○
22 中村容子 3 公明 ○
22 亀田博子 3 公明 ○
22 中村和平 3 刷新 ○
25 嶋野加代 1 政和会 ○
26 並木平八 0 政和会 ○

市長与党は○
市長野党は●



12月24日 (水)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第359弾! 2008.12.24(水)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第359弾! 2008.12.24(水)   たかやん

大騒ぎ
目が覚めた空、「あ、サンタさんから手紙が来てる!」「本当?やったね」「あ、シールがある」「よかったねえ。今年のプレゼントはシールだったんだ・・・」「あ、鍵だ!」「何の鍵?」「小さいから・・・家の鍵じゃないかなあ・・」「ふーん」「おばあちゃんに見せてくる!」とお祖母ちゃんの部屋へ行く空。そして「あー!!自転車がある!ママ!自転車がテレビの前に置いてあるよ!」「よかったねえ、空。いい子にしていたから、サンタさん来てくれたんだね」「うん、パパ20インチの大きい奴だよ!」「そっかあ・・どれどれ・・・・」空はパジャマのまま自転車に跨り・・・・もう大騒ぎ。

練習
ご飯を食べると、直ぐに家の前の駐車場で練習が始まった。ちょっと大き目の自転車だったので心配したのだが、スイスイとこぐ空。ピカピカの20インチに乗り、最高の笑顔の空。「サンタさんの手紙にね、車に気をつけるんじゃぞ!って書いてあったんだよ。」と空。ちょっと高い買い物だったけど、パパサンタも大満足だった。

12月議会から5
3.議案説明会
議会前に、市長与党だけが集まり議案説明会を行うのは、市長と議会の関係を歪めるものだと思います。議会には市長の独走を監視する役目があるのですから、市長が与党会派だけに議案を説明することはおかしなことです。全員協議会以外の議案説明会を市役所内で行うことは3月議会から中止することを望みます。
(資料要求 今年度の議案説明会の開催日、開催場所、出席者名)
市長答弁「議員の皆様の意見も聞いてみるチャンス、機会、こういったものもつくることは、当然だと思っておりますので、今後とも議員の皆様との懇談の場、特に私を支援していただいている皆様の意見は、十分おきかせをいただきながらやっておきたいというふうに考えておりますので、市役所の中で誰と私が会おうが、誰と話し合いをしようが、それは私の自由だというふうに思いますので、高邑議員、やめたらどうかというご指摘でございますが、議案を説明して、それで頼む賛成してくれと頼んでいるわけでもありません。意見は最終的には議会の場で議決権たる議員の皆様26人の議員の皆様のご判断をいただければいいわけですから、その前段階では私は大いに議論をし、意見の交換をするのは、これは許された範囲ではないかというふうに思っております。
* 議員説明会はこうして毎議会ごとに行われている。数年前まではまず「公明党」との説明会があり、次の日に「政和会」「刷新の会」合同の事前説明会があった。僕はそれに参加していたことになる。市長は頼んでいるわけではないといっているが、「今回はこういう議案を提出しようと思っています。何かありましたら質問してください。なければよろしく」となる訳で・・・最近の説明会は「公明党」「政和会」「刷新の会」とそれぞれの会派と3日間かけて別々にやっているようだ。こうして市長提出議案は市長与党の圧倒的多数で全て通っていく。それが新座市議会の伝統なのかも知れないが、この「財政難」や「700億以上の借金」を生み出したのもこの悪しき伝統にその源があると僕は思うのだ。与党会派と市長はじめとする執行部(部長)の方々は、今年ももう直ぐ仲良く「忘年会」。お酒を注いで注がれて仲良くなって・・・議場での厳しい質問はし辛くなっていく・・・・。議員としてのチェック機能がどんどん低下していく。どうしても僕はそう思ってしまうのだ。誰とでも仲良くすることはいいことなんだけどさ・・・そうなんだけどさ。それで本当にいいのかなあ・・・そう思ってしまうんだよねえ。市民のみなさん!僕の感覚おかしいですか?

党議拘束
「衆院は24日の本会議で、民主党提出の衆院解散要求決議案を与党の反対多数で否決した。自民党の渡辺喜美元行政改革担当相は、与党でただ1人賛成した。」というニュースが流れた。渡辺喜美さんは党議拘束に反したという理由で戒告処分となった。国会でもこの党議拘束が一人一人の議員の本当の考える力を奪っている。選挙で応援している人たちは、その人を応援していることが多い。その人の意見、その人の考え方、そしてその人の人間性に魅力を感じるから応援しているのだ。それが党議拘束で全て無くなる・・・新座市議会だって同じだ。26人全員が会派を組まずに、全員が「一人会派」で議論したら・・・議会は面白いだろうなあ・・・応援している市民はもっと楽しいだろうなあ・・・夢のまた夢だろうけどさ。



12月25日 (木)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第360弾! 2008.12.25(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第360弾! 2008.12.25(土)   たかやん

川越からのメール
たかやん様
たかやんの感じ方は市民感覚です。議員感覚ではありません。議員や、かつて議員だった人は「根回し」がないと何事も進まないということを、知っているというか、思っています。だんだんそれに慣れていって、それが普通だと思ってしまうのです。

そして、そのような議員のすることを、普通の市民も当然のように感じてしまい、「大会派にいないと、議員として仕事ができない。」とか市民感覚からズレた議員を、これが議員だと思ってしまうのです。

議員に「議会では」と言われると、「ふ〜ん。そうなんだ」と、普通の市民には分からないことだらけですから、納得せざるを得ないでしょうし。

「議会では・・・」「議会のルールでは・・・」とかじゃなくて、「市民のための議会」じゃなきゃいけない。私は、会派に1票入れたんじゃない!議員になってほしい「人」に
票を入れたんだと言いたいですよ。

私は、須田市長がきらいではありません。須田市長は、ほとんど自身が議会答弁をするので、その部分では気に入っています。川越とは大きく違いますから。

しかし、たかやんの話を聞けば、裏で与党議員と語る会の扱いが違うという点では、やはりそういうことなんだと、ちょっとがっかりするような。しかし、そのことを一般質問ではっきり言うかたやんに感心してます。これぞ「市民感覚」だから。たぶん、川越で同じことがあっても、誰もそのようなことを市民感覚を持って公式の場で言うことはしないでしょうね。市民感覚など誰も、持ってないということです。
                             塚本千恵子

政務調査費
「川越市民オンブズマン」の千恵子さんは川越市長よりも、どの川越市議会議員よりも有名だ。新聞に名前が載ることは数知れず。この間はテレビにまで出演していた。今月の19日には6紙が千恵子さんの活動を取り上げていた。見出しは「6会派で160万円、政務調査費返還」というものだった。政務調査費でゴルフの上達本を買ったり、源氏物語を買ったり・・・・確かに月に8万円の政務調査費を使い切るのは大変だろう。ならば使わなければいいのだ。市民の税金なんだから・・・。それが市民の感覚。何とか使わないと損をする・・・それが川越市議会の感覚。

友達
僕には千恵子さんのような友達もいる。新座市民じゃなから1票の力もないけれど、僕に「発言」する勇気を与えてくれる友達である。友達って本当にいいもんだと思う。新座市議会では「独りぼっち」だけれど、世界中に友達がいる限り、僕は孤独にはならないから・・・。

忘年会
明日は市役所も仕事納め。そして例の忘年会も明日。まいっか・・・僕には関係ない世界の話だから・・。

リサイクル
我が家にあった椅子をリサイクル店に持っていった。「捨てればゴミ」だと思ったから・・・リサイクル店は我が家の椅子を「ただ」で受け取り、安く売るという訳だ。

環境センター
どうにもこうにもならないものを今日富士見市の環境センターへ持ち込んだ。そこでは粗大ゴミをキロいくらで処分してくれるので、カルディナに一杯積んでいっても480円くらいで済んでしまった。今日の大掃除で我が家も何となくスッキリした。掃除をするとツキもやってくる。2009年は本当にいろんな意味で厳しい年になりそうだけど、何とか乗り切っていこう。そうそう、そろそろ塾の掃除もしなければ・・・・。

お腹が痛い・・
自転車に乗ってはしゃいでいた空が突然「お腹が痛い」と言い始めた。「パパ抱っこして!」と珍しく抱きついてくる。そしてママと交代で抱っこしていたら、お昼も食べずに眠ってしまった。どうやら風邪がお腹にきたらしい・・・病院を予約したのだが、診察は夜の6時過ぎになりそうだとわかり・・・本当に困っていたのだが、「もう痛くないよ」と空。夕飯のうどんも食べ、すっかり回復した空をみて、ちょっと安心したのだった。小さい頃、急性胃炎で苦しむ僕を父さんは負ぶって走ってくれた・・・父親の愛は、確実に受け継がれていくのだなあ・・・。「きっと、亮も空も優しい父親になるね。」そんなことを空の上の父さんに話したくなった。


12月26日 (金)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第361弾! 2008.12.26(金)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第361弾! 2008.12.26(金)   たかやん

366日?
今年の日記も361号になり、残すところあと5日となった。え?じゃあ2008年は366日あったことになるのか・・・・。うーん、どこかで間違えちゃったんだなあ。よくあることなのだが、今年も一日も休まずに書き続けていることは確か。あと5日、しっかりと自分の思いを書くことにしよう。

リストラ
ここにきて、正社員のリストラも急展開してきた。非正規雇用社員でなくても危ない時代を作ってきたのはやはり政治だ。そう「政治が悪い」のだ。だから選挙に参加しないのではなく、だから選挙に参加する。それが大事なのだ。政治が悪いのは、そういう政治家を選んできた国民が悪いのだし、選挙に行かずに、そういう政治家を選ばせてしまった国民が悪いのだ。自分でいうのもなんだけど、どうせリストラするのなら「政治家」をリストラしようではないか。国民や県民、そして市民のために働いていない政治家はリストラする。そう、総選挙で、次の県会議員選挙で、そして市会議員選挙で・・・みんなの力を合わせればできるはずだ。そうすれば、議員はみんなリストラされないように、必死になって働くんじゃないかな。

寒かったあ・・
昼前に三人で黒目川を走った。自転車で走った。風が強く、空はフラフラしながら必死にこいでいた。兎に角冷たい風で、1時間も外にいたら・・・もう体が冷え切るくらい寒かった。こんな寒いときに、突然ホームレスになる人たちのことを思った。自分にできることは何なのか・・・寒い風を受けながら考えた。

発言
やはり議場で発言していくこと。「一生懸命」で訴えていくことだと思った。僕には家を提供する力も、炊き出しをする力もない。この暮れやお正月には間に合わないけれど、せめて3月議会ではもっともっと「弱い立場の人たち」のことを考えて強く発言していこう。だって、今日本のどこかでこの寒い風に吹かれながら寒さを凌いでいる人たちがいるのだ。

ホームレス
阪神大震災のとき、僕らはホームレスだった。1月17日はマイナス5度。僕らはその気温の中、パジェロの中の寝袋に小学校6年生の亮と二人潜り込んでいた。エンジンを切ると窓が直ぐに凍り始める。あの日の朝は窓が真っ白だった。外のトイレは寒くって・・・水は冷たくって・・・それでも外に毛布で寝ている神戸の人たちと比べたら、僕らは大分幸せだった。僕らがホームレスだった時間は100日。その内の90日を車の中で過ごした。現役の中学校教師がホームレスになるのだから笑えたけれど、今の日本の状態は笑えない。あの時の僕らには100日経てばホームレスじゃなくなるという夢があった。住む家がなくなっても、友達はいた。住む家がなくなっても給料はもらえた。住む家がなくなっても仕事はあった。住む家がなくなっても僕は「先生」だった。住む家がなくなっても、亮は野寺小に歩いて通っていた。住む家がなくなっても、お風呂には入れたのだ。今の派遣労働者がホームレスになるのとは全然違うのだ。それでも、それでもやっぱりホームレスは寂しいし、悲しい。あの年の年賀状・・・家のない僕らには年賀状が来なかった。

パパ明日も遊ぼうね!
空が僕の耳元で言う。「パパ、明日も遊ぼうね!」「おう」「自転車で遊ぼうね!」「おう」そして母さんのところへ行って「おばあちゃん、明日も遊ぼうね!」「遊ぼうね」そして空は「お休みなさい」を言って布団に入る。僕は父さんとそんな約束をしたことは一度もなかった。それでも僕は父さんから一杯の愛情をもらった。僕が今、生きていられるのは、間違いなく父さんに愛されていたからだと思う。自分に自信がなくても、父さんから愛されている・・・という自信だけは確かにあった。それが僕の自信そのものだったのだ。僕は父さんとは違ったやり方で空を育てるだろう。でも、伝えていくことは全く同じこと。子どもが愛されていると信じられるように空を愛していこう。雪や亮を愛していこう。


12月27日 (土)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第362弾! 2008.12.27(土)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第362弾! 2008.12.27(土)   たかやん

看板
じゃんこと一緒にデザインした塾の看板が出来上がった。自分達が想像したよりも遥かにいい出来で・・・・僕は感動した。あれだけのことを午前中でササっとやってしまった看板屋さんにも感動した。これで塾の大掃除に取り掛かれる・・・いやあ今日の天気のように心も快晴である。

餅つき
幸弘に呼ばれて、Y先生のお宅にお邪魔した。丁度餅つきの最後の方で・・・杵を持って、餅をつかせてもらった。そのお餅の美味しかったこと。空もママも「美味しいね」といって沢山食べていた。僕達は色々な人たちと、顔見知りになり、友達になり・・・少しテニスもやって、本当に楽しいひと時だった。

掃除
練習駐車場で空と自転車の練習をした。庭に自転車を止めると、「空、自転車の掃除をする!」といい始めた。どうやらサンタさんとの約束らしいのだ。「パパのもやってあげるね」と、優しい空。自分のも、僕のもピカピカにして大満足の空であった。

あの頃
今日は高校時代(都立石神井)の友達との忘年会だった。いつものように江古田の「梅吉」というお店でみんなで集まった。もうみんないい年(54歳か55歳)なのだが、あっという間に17,8歳の少年少女に戻るから不思議だ。自分ひとりでは戻れないが、友達がいるとあの頃に戻れるのである。

100万ドル
2年生の時に一人の少女に恋をした。とっても素敵な笑顔だったので「100万ドルの微笑み」と僕らは呼んでいた。ただ憧れているだけで何も起こらなかったのだが・・・・その彼女と卒業以来はじめて会った。もう54歳になるのに、彼女の笑顔は変わっていなかった。流石「100万ドル」である。

出席簿
そのよし子さんが、「高邑君は先生の代わりに毎朝出席を取ってたよね!」という。ああ、そんなこともあったかもしれない・・・30年前の記憶が蘇る。当時は教師になろうなどとは思っていなかったのだが、どうやらそういうことをやっていたらしいのだ。担任の先生の代わりに出席を取る・・・ふーん。俺は高校時代そういう生徒だったのだ・・・。

スキー
「高邑君は卒業して電車の中でばったり会って・・・あたしの荷物運んでくれたよね!」とYさん。ああ、そんなことがあったかも知れない・・・忘れていた記憶がまた蘇る。

おじいちゃん
僕らが会話を楽しんでいた頃、ママのおじいちゃんが亡くなった。92歳の大往生なのだが・・・やっぱりショックである。僕のことも、空のことも本当に可愛がってくれたおじいちゃん。あの笑顔にもう会えなくなるかと思うと、悲しくてしょうがない。おじいちゃん!空の上から僕らのことを見守っていてくださいね。さようなら、おじいちゃん!



12月28日 (日)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第362弾! 2008.12.28(日)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第362弾! 2008.12.28(日)   たかやん

いくちゃん
高校時代の親友、てっちゃんには妹がいた。大学時代、僕がてっちゃんの家に行くと、お母さんといくちゃんが「高邑君、お風呂に入って!」「いいから入りなさい!」と長旅で疲れた僕を湯船につっこんでくれた。お風呂から出ると夕御飯。てっちゃんはバイトで遅くなるからと、僕はまるでてっちゃんの家族のようになって・・4人で沢山喋りながらご飯を食べた。いくちゃんは僕らの3つ下。とっても可愛くて、優しい妹だった。「高邑君、もうてっちゃんの部屋で寝なさい。疲れているんだから・・」とてっちゃんの部屋に布団を敷いてくれた。僕らはまるで本当の兄妹のようにてっちゃんの部屋で話をした。そして、てっちゃんが真夜中に帰ってきて・・・僕らは語りながら一杯飲む・・・そんな家族に僕はあの頃お世話になっていたのだ。そんなに素敵な家族だったのに、いくちゃんは41歳で亡くなり、そしてお父さんもその翌年亡くなった。僕は二人にお線香も上げていない。あの家に帰ったら、今でもあのままの笑顔で僕を迎えてくれそうな気がしているのだ。いくちゃんに会うのが怖いのだ。それで、なかなか行けないでいる。昨夜てっちゃんから「高邑、線香あげに来てくれよ。お袋に会ってくれよ」と言われ、僕は行くことにした。大好きなお母さんが元気なうちに、会っておこう。そしていくちゃんやお父さんに沢山の「ありがとう!」と「ごめんなさい」を言いに行こう。

餅つき
空と自転車の練習をしていると、直ぐそこの家で餅つきをしていた。いいもんだなあ・・・と眺めていると、向こうから若い女性が歩いてくる・・・「はい、先生。つきたてのお餅」その餅つきはさっちゃんの家の餅つきだったのだ。「毎年親戚が集まってやるんです!」とさっちゃん。駐車場から「ご馳走様でーす!」というと、家の中からお母さんが笑顔で手を振ってくれた。こういうご近所づきあいも楽しいなあ。

ルーキーズ
テレビでルーキーズを見てしまった。そう見て、しまった、のだ。見る気はなかったのに・・・見てしまった。子ども達が魅力のある先生に出会って変わっていくストーリーは面白い。中には「先生になるのが夢」という子どもも現れる。それがたまらない。
今の世の中で僕達大人ができること。そしてしなきゃいけないことは、この「大恐慌」の中で「笑顔」で一生懸命頑張ることなのかも知れない。辛いときに、辛い顔は誰にでもできる。辛いときに「笑顔」で大人が頑張る・・・そういう大人の姿を見た子ども達は(大人になるのも悪くはないな)と思うだろう。学校の先生も警察官も消防士もデザイナーも医者も看護婦も自分の仕事を心から楽しんでいれば、きっと笑顔になれるはずだ。仕事はきつくても、笑顔で生きていく、楽しみながら生きていく。仕事をしている大人のそういう笑顔を見た子ども達は、仕事をすることが楽しみになるだろう。大人は子ども達の前ではやせ我慢をする。そして笑顔でピンチを脱出するところを見せるのだ。ルーキーズの川藤先生を見て、僕はそんなことを考えていた。

12月号
今月30日発行の「一生懸命」が完成した。バタバタと作ったのだが、どうやら年明けの駅立ちには間に合いそうである。印刷屋さんが引き受けてくれればの話だが・・・・

1月号
書きたいことがたくさんあるので、1月号にも着手してみた。一人会派は「発言」と「発信」で勝負するしかない。独りぼっちで「いじめ」られても、明るく元気に生きていこう。そして僕を見た子ども達が「将来、新座市議会議員になろうかなあ・・・」そんなことを思ってくれたら嬉しい。


12月29日 (月)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第363弾! 2008.12.29(月)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第363弾! 2008.12.29(月)   たかやん

1時
珍しくこんな時間に帰ってきた。こういう感覚は五中や六中にいた頃の感覚だ。中学生って本当に色々なことをやってくれる。そして親もまた色々だ。先生の代わりに大分勉強になった一日だった。

小学生か?
電話があった。「看板見たんだけど・・・何教えてんの?」「はい?ああ塾ですね。小学生ですか?中学生ですか?」「小学生!算盤とかもやってんの?」「いいえ。算盤は教えてません。」「いつからやってんの?」「いつから・・・そうですね。10年くらい前からやってますね。」これが小学生の母親との会話である。こんな馬鹿親と付き合わなくてはいけない学校の先生は大変である。学校は親を選べないけれど、塾には親を選ぶ権利がある訳で・・・「何教えてんの?」「大人の正しい日本語のつかい方なども教えています」ってね。30過ぎで小学生レベルの日本語も話せない親に育てられる子どもは可愛そうだ。

小児科医
空が朝から「気持ち悪い」というので朝から抱っこが多かった。午後になって滝山先生に見てもらった。いつ会っても本当に優しい先生で、親は大安心である。世の中は小児科医が不足しているようだが、我が家には滝山先生がいるからラッキー!笑顔で子ども達の病気を治す。素敵な仕事である。

仕事納め
今日で今年の塾は終わり。一応仕事納めである。それにしても子ども達の伸びる力は凄い。大人もあれだけ伸びたら面白いのになあ・・・・

後二日
2008年もあと二日である。何とか当選し、4回の議会を一人会派「語る会」で乗り切った一年でもあった。そして市長選に178票差で負けた年でもあった。反省すべきところは山ほどある。だけど12ヶ月、毎日日記は書き続けたし、議会報告も毎月発行してきたことはよしとしよう。「継続は力なり」だ。一人でもやれることはある。

お通夜
明日はお通夜。ひとみが大好きだったおじいちゃんのお通夜だ。空が治らないといけないけれど・・・お世話になったおじいちゃんに、しっかりと手を合わせてこよう。寂しいけれど、しょうがない。どんなに好きな人でも最後は別れが待っているのだから・・・


12月30日 (火)  『一生懸命』幻のたかやん日記 第364弾! 2008.12.30(火)   たかやん

『一生懸命』幻のたかやん日記 第364弾! 2008.12.30(火)   たかやん

日記
ホームページに日記を公開して、もう直ぐ5年になる。「一生懸命」という学級通信は21年間毎日発行したが、それは子ども相手のこと。こういう形で自分の考えや生活ぶりを公開することになるとは思ってもいなかった。小学校の頃、僕が一番苦手だったのがこの「日記」というヤツ。どうしても続かなかった。そんな僕が20年間も学級通信を書き続け、そしてこの日記を書き続けるのだから、人生っていうのは不思議だ。

記録
昔の「一生懸命」を探し出すのはなかなか大変だ。ダンボールを開け、数時間かけて探さないとお目当ての記録は出てこない。だけど、それでも記録が残っていることはいいことだ。当時の自分の感性が蘇ってくるから・・・その時の、子ども達の思いが伝わってくるから・・・この日記のいいところは、2年前の今日や3年前の今日、自分が何を考え、何を思っていたかが直ぐに分かるところだ。

やがて・・
僕の愛する娘や息子達が、僕の日記を読む日がくるだろう。自分が54歳になったときに、54歳の自分の父がどういう行き方をして、どういう心を持っていたかを知ることができる。これはきっと娘達にとって、いいプレゼントになるはずだ。苦しいことがあったときに、僕の声が彼らに聞こえるように書かれているから・・・・。もしも、今54歳の父さんの日記があったら・・・見たいなあ。

生きている
日記の中に僕は生きている。そして日記の中に母さんも生きている。僕の友達も、学校も議会も塾もこの日記の中に生きている。生きているってそういうことだと思う。父さんが僕の心の中で決して死ぬことがないように、僕はこの日記の中に生き続け、そして子ども達の心の中で行き続けたいと思う。

いい夢
「ママ、空ね、いい夢見たよ!」「どんな夢?」「あのね、紗希とね、光太とね、空がね、自転車に乗っている夢」「ふーん」「紗希の自転車は20インチでね、空の自転車も20インチでね、光太のは18インチ」それを聞いていた僕は大笑いしたのだった。ちょっと前まで空の自転車は12インチで、みんなから笑われていたからだ。「でも光太のタイヤは大きかったよ!」と空。親友の光太とはいつまでも仲良く育っていって欲しい。



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